1時間ほど車で走ったところに
富良野という町があり
そこに あった「そば春」というお店が大好きでした。
普通のおそば、注文して、出てきたら、なんのストレスもなく食べることだけに集中できるおそば
口に含むと、上品な食感と美味しい出汁の風味が口に中に広がって…
何か美味しいモノを とおもい悩むときは、必ず行っていました
特に、そばがき が絶品でした。 香りはもちろんのこと
口当たりが最高!!!!!!
でも、今年の7月に、ご家庭の事情で、実家 稚内のおそば屋さんに戻ることとなってしまいました。
「実家の味を作らないといけないので、そば春の味はもう出せ無くなるのは残念だけど仕方ないですね」
と店主はおっしゃっていました
そこで、今、近所で新しい店を探しています
A店:脱サラして金融機関勤めだった店主が開店。独学とのこと、もり蕎麦は、出汁が固め、かけそばは…出汁が好みじゃない。
2年間の間に10回行ったけど、かけそばの出汁、おそらく火にかけすぎているのか、酸味がきつい…
私の好みではない
もりつけも下手、蕎麦をたぐれない。
B店:奥さまが蕎麦職人だとか…スキー場の駐車場に回転した専門店
太さがまちまち、長さが5センチ以下…口に含むと粉っぽい蕎麦もあれば、ぶよぶよの蕎麦もある
「なぜ短いの?」と訊いたら「蕎麦のつゆがはねるので、短くしました」とのこと
いやいや 、だったら、きちんと一様に5センチのはず、1センチから5センチまでいろいろな長さがある
食感悪く、つゆも生臭さもあり
もりつけは、蕎麦そのものが短いので、気にならない
C店:伊達の翁というお店で修行した方が開いたお店だとのこと
「修行しました」というのをウリにしているらしい。
お値段が、2~3割高め。天ざるで1,400円 で 直径5センチ厚み3センチのかき揚げがつく。
蕎麦は、太さがバラバラで、ゆであがると 固く粉っぽい蕎麦、丁度良い蕎麦、ぶよぶよでぐにゃっとした蕎麦が
口の中で混ざり、美味しくない。
出汁も、鮭でしょうか、ちょっと生臭さがある
もり蕎麦のもりかたも、家庭で出すおそばのように、全くたぐれない。
おそばをきちんと切るのは、難しい
もっと大切なのは、おそばを食べやすく 盛る こと… これもできていないなんて…
そばがきも ダマがあったり、ぐちゃぐちゃだったり、均一に作ることができない腕前…
これでいいのだろうか???
D店:ミシュランの星1 ととったというお店
メニューになくても、花巻そばを出してくれるのは
蕎麦好きにとっては、とても嬉しい。
ただ、人気店なので、忙しいのか
2回に1回は「いかだ(麺がつながって いかだ の様になっている)」に遭遇する。
かけそばのつゆは、ちょっとものたりない。
そば春さんには、蕎麦の完成度としては及ばない。
雰囲気と接客がすてきなお店
※
花巻そばは、昭和のころは、どこでも普通にメニューにあった かけそばにもみ海苔を散らしたおそば。
今はメニューから消えた店も多いです。
出汁が難しいかけそばに良い海苔という組み合わせ、そば屋の腕が試されるメニューです
東京で昭和40年代ぐらいからやってるおそば屋さんなら
メニューから消えていても、言えば作ってくれるおそばです
東京国分寺の老舗店店は、メニューになく、注文すると
店主が納得できる海苔があるときだけ注文を受け付けてくれます
ないときは「ごめん、今日は海苔がないからできません」と言ってくれます
こだわっているよ~~~ というそば屋さんに行くのですが
なかなか、自分好みのおそばに出会えないのが残念です
好みのおそばやさんは
・ 江戸前風のおそば 二八が好きです。
・ もりそば は 丁寧に蕎麦を盛ってくれ、たぐりやすく蕎麦が変に絡まないのが好み。
・ おそばの太さは 均一に切れているのが好み。
・ 天ぷら別添えで そばつゆとは 別に天つゆが出るなら、お箸を2膳出してくれる店。
・ 薬味のネギは芯は取り除いている
・ 花巻そばは蓋をして、わさびを添えて提供してくれる。
・ そばがきが美味しい。
・ かけそばのつゆが美味しい(最後まで飲み干したくなる味)
というお店を探すのが 今の煩悩です。
ああああ~~~ 食べたいよ~~~~~