今 仕事の関係で 北海道にいて…
昨今の新型コロナウイルスの状況から
不用不急の外出は避けておりましたが
薬がなくなり、町立診療所を通じて旭川および帯広の病院に薬の処方を相談しましたが
ガン治療関連であれば、出来るだけ現在治療を受けている医療機関へ行くのが望ましく
必用な医療機関への通院は認められている とのお話があり
4月10日に、東京の病院に行くこととしました。
ちょうど代々木駅が乗換駅にあたることと
4/1~15まで 毛替え 3,000円オフのキャンペーンをしているので
開いている時間に、弓の毛替えを、アトリエハーモニーの河辺さんにお願いすることとしました。
対象は 「みどりくん」です
みどりくん
購入の決め手は、その素晴らしい音色で
当時、私の楽器(ガンさん)も 当時のM先生のオールドフレンチも
みどりくん で弾くと ものすごくよい音がしました。
まるで違う楽器を弾いているように…
先生が弾いても、私が弾いても…
しかし、その弓の毛替えをしたとたん
音色が消えてしまいました
当時、杉藤楽弓社の杉藤社長さんやOさんにも協力いただいて
毛の量や長さを変えたりいろいろしたのですが
音色は戻りませんでした
杉藤社長さんからは「本当にその音色があったのか?」と疑われることも
ありましたが…「私だけでなく、M先生もその場で音色を聞いており
その音色が、再現できていないことは間違いない」とのご説明をし
あとは、自分(きうち)で再現するよう努める
ということになりました
そのまま 時間は経ち現在に至ります
先日「アイレットの調整」というヒントをいただき
むくむく と トライしてみたい気持ちになってまいりました
河辺さんのところは Vnだと 税別9,000円と12,000円の2種類の選択肢があったので
12,000の毛替えをお願いしました。
すぐ、弾いてみたのですが…音色は、普通の弓でした…
ただ、毛替えの直後で、毛がまだ落ち着いていません。
私だけの感覚だと思うのですが
どんな時でも毛替え直後は微妙に毛の長さにばらつきがあるのか
ボーイングをすると、モコモコした感じが伝わります
10日から2週間ほどして毛が伸びてきたころから、毛で作る面に平滑さが出てきて
ようやく使える感じになります
今住んでいる北海道の地域は、比較的気温が低い地域で
冬の外気温はマイナス20度以下は当たり前で、マイナス30度以下も珍しくないところです。
降雪による停電も、一冬に5~10回ある地域で
停電になると、暖房が一時的に止まり、2~3日留守の場合 部屋の温度が一気にマイナス10度台まで
下がってしまう危険性があり、バイオリンを保管する環境としては不安なので、この地には持ってきておりません
でも、バイオリンの無い生活は、非常に寂しく
1年間我慢した結果 我慢の限界を感じたので、
最近 中古で YAMAHA SV-150 というサイレントバイオリンを入手しました
というわけで、北海道に
みどりくん と 12月に手に入れた ペドレッティさんの弓を
持込み、しばらく SV-150で 遊ぶこととしております
その間に みどりくんの毛も伸びてくれるでしょうし
5月に帰省した時に、アコースティックバイオリンで弾いてみて
アイレットも少し動かしてみようと思います。
なお、ペドレッティさんの弓は、国立のグリーンストリングスさんで
弦楽器製作者の 石井さんの奥様に 張っていただきました。
私のペドレッティさんの、印象は
弓を動かし始めると すぐに音がでる。
ピークに至るのが早い
これまで 見てきたペドレッティさんの弓の中では
弓の腰が強く 扱いやすい という印象を持っています
SV-150 は…
扱いに慣れるまで時間がかかりそうです
こういう意図で 運弓しているのだけど…反応してくれない
という 場面が多々あります
アコースティック と サイレントは 全く別物
と言われていますが 今回 実際に購入して
その意味がよくわかりました
さて、
今日もだらだら 日記を書いてしまいました
また、何か進展があれば報告いたします
ではでは