お気楽・極楽 おじさん生活  (旧ブログ名 お気楽 単身赴任生活日記)

「食べること」と「ばよりん」が大好きなおじさんのお気楽・極楽な生活を日記にしてみようかと…

弦楽器フェア2024に行ってみて

2024-11-12 20:50:46 | ばよりん

5年ぶりに開催された、弦楽器フェア。

昔 野口英世記念館で開催されていた時の雰囲気だった。

こちらの方が、私はほっとする。

弦楽器フェアーが科学技術館に移ってから

楽器を買う人が主役だった 展示会が

弦楽器製作者と業者が集い 懇親を深める展示会に なってきていた感が私はありました

こういう、地味な展示会は、個人的には大好きです。

 

いつもお世話になっている、ガンさんは、今回たくさんの楽器を持ちこんでいた。

Vn2つ、Va、Vc の4本を持ってきた。

Vnは、ストラドモデルと、見た目がデル・ジェスモデルみたいなモデル。(河辺さんは、ガダニーニモデルと言っていた)

デルジェスモデルは、前日のコンクールで最高音響賞「川畠賞」を受賞していました。

 

音が、いとも簡単に すっと出る。

更にG線は底を知らない強い音を出すことができる。

他の製作者の楽器、ガンさんのもう一本の楽器と比較するが

楽器の音が違う。

見た目も、なんだか10年20年前のガンさんの雰囲気ではない。

力が良い感じで抜けている雰囲気でした。

 

あとは、ミュージックプラザの庄司さんの楽器が

弾かなかったけれど、見た雰囲気はとても気になった楽器でした。

 

 

河辺さんの弓は

サルトリーっぽいと思っていましたら、

メールで

あの弓は何かのスタイルに寄せて作った訳ではなく

弾いた感触の中に、サルトリーが新作の弓だった頃には、

このような低重心でダウンフォース感のある安定感がする

弓ではなかったのではなかろうか! 

と言う私の想像領域での弾き感を込めてみたつもりの一本なのだそうです。

と教えてくれました。

 

最期に「その様な感触が木内さんにも伝わりましたら嬉しいです!」とありました。

開錠で確認できたのは

弓中から弓先にかけての安定感、乗っかり感がとても良かったことです。

 

来月 受け取ってから じっくり 試してみようと思います

 

 

 

 

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買ってしまった…大変お待たせしました。河辺さん

2024-11-10 20:29:39 | ばよりん

昨日 今日

京橋駅近くの明治屋さんのビルで

2024年弦楽器フェアーが開催されていた。

気になる製作者の方もいて

日曜日の午後行ってきた。

 

入ってすぐガンさんの楽器があり

左手前に 代々木の河辺さんがいた。

河辺さんと

お互い年取ったねーと

話しながら 弓を見る

 

うん ヘッドが小さく かわいらしい

サルトリーをキュートにしたようなスタイル

 

操作性もよく 私が重視する

弓からのインフォメーションが判りやすい

ちょっと重たいかなぁ 跳ね弓が 弓元だと

安定しない

でもそんなことは 他の弓でも普通にあること

 

河辺さんの 弓で 

良いな~

と感じたのは これでおそらく3回目だろう

 

私「これいいね、売り物?」

河辺さん「木内さん 買わない?」

私「今vn弓の在庫は?」

河辺さん「もう1本代々木にある。こっちの方が木内さん向きだと思う。」

私「全体に素敵。細かく言えば、反りの位置とかもう少し中央がいい」

河辺さん「そうすると、ベタッとした弓になりやすい。難しいかな。

こういう反りは近代に多い。ギョームはもっと先に来ているのがある。」

私「知っています。ミルクール系はこんな感じ、パリ系の近代弓はもう少し中央なんだよね。」

河辺さん「今、ビョームスタイルの弓や 、トルテ時代と同じ削り出しの反りの弓も今手がけているんだ。」

私「ビョームデザインはSNSで拝見しましたよ。トルテ時代の作り方の弓は、今の曲げ弓に比べて音が良い印象があります、ただ操作性がオールド弓と同じになるので、一般の人には、受け入れがたいかもね。私も何本か削り出しの弓持っているので、わかります。」

ーー そのあと トマショーさん、ギョームさん、杉藤さんの弓の話をしばらくしてましたーー

私「この弓買いますね。おいくら?。」

河辺さん「これは**万円。買うの?」

私「買わない方がいい?」

河辺さん「いやいや、買うと思っていなかったから」

私「買いたいと思ったら買う。買いたくなければ買わない。河辺さんの弓はいつかは買いたいと思っていたので、買いましょう。お金は今度でいい?手付金いる?」

河辺さん「今日持って帰る?」

私「代金払ってからにする。それじゃ詳しくはメールでやり取りしましょう」

というやりとりがあり 買いました。

 

ためした時間は、30分ぐらい。

でも 良いな 後悔はしないだろうな

ということを確認するには十分でした。

 

材の密度感もあり

ここしばらく 展示会で見た河辺さんの弓の中では

納得できる弓でした。

 

河辺さんは 弓のデザインや作り方に

特徴はあまりなく、常にスタイルにとらわれず

自由に作る人です

ただ基本的な 削る 孔開ける はとても丁寧です。

最近はネームスタンプはフロッグのスライド下に入れてます

見るたび 印象の違う弓を作っておられ

とても面白い 製作者だと思います

 

落ち着いたら また東京に行ったときに

受け取ってこようと思います

 

新たに 弓が増えたことの ご報告でした

 

 

(追伸)

スクリューに彫金をリクエストしたら

「無理 出来ない。僕には無理よ 技術ないし大変だよ」

と丁寧に断られました。

 

 

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弦楽器フェア 5年ぶりに開催!

2024-09-22 13:40:12 | ばよりん

11月9日(土) 10日(日)

5年ぶりに弦楽器フェアが開催されます。

場所は、これまでの科学技術館ではなく、東京・京橋の 明治屋京橋ホール。

東京駅八重洲口からほど近いところです。 

2018弦楽器フェア/日本弦楽器製作者協会 (jsima.jp)

案0828 (jsima.jp)

 

今回は、製作者の方が中心で、昔 信濃町にあった野口英世記念館(いまは福島県に移った)で

こじんまりと 開催されていたころの 雰囲気になるかもしれませんね。

 

丁度 11月9日(土)は、高校時代の友人の7回忌が、築地にあるお寺さんで営まれ

家内とともに出席する予定にしていますので、その帰りに

時間があれば覗いてみようかなぁ と考えています。

 

ガンさんも 作品を出品するようですし…

河辺さんも 名前が挙がっているので、興味深々です

 

最初は、製作者の発表会的な会だったのですが

規模が大きくなり、

だんだん 楽器商が中心の展示会になっていました

それはそれで、欧州の弦楽器製作者、弦楽器関係者の方が

来日され、素敵な会でしたが

 

原点に戻るという 意味でもよろしいのかなぁ 

と考えております

 

残念なのは、 杉藤さんの弓が見られない事ですが…

 

仕方がないですね。 

 

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バイオリン収集~今の現状

2024-09-18 21:55:03 | ばよりん

「良い楽器・良い弓を所有したい」という思い 

抱いたことはありますか?

 

私は、生来、性分として「妬み(ねたみ)嫉み(そねみ)僻み(ひがみ)」が強くて

少しでも、良い楽器・良い弓を所有したい という気持ちがあります。

バヨリンなんてまともに弾けもしないのに… 物欲は強いのです

 

常識的な方は、身の丈、腕前にあった 楽器・弓を選び所有するのでしょう。

 

私は、何でも 形から入る方なので、

結果として 背伸びして 分不相応と言われようとも

一切気にせず、煩悩のままに突き進みます。

 

マイルールとしては

1 自身の経済力の許される範囲とする。

2 楽器・弓を投機の対象としない。将来転売することを目的に購入しない。

3 「性能=ブランド(製作者)」ではないことを肝に銘じる。

 

があります。

 

色々な経過を経て

今 所有している楽器と弓は次のとおりです

 

バヨリン

アントニオ カペラ(白川総業さんが発注した楽器)

アントニオ カペラ(英国人のバイオリニストが発注した楽器)

ガン ショウガン(私が発注した楽器、ストラド ドルフィンモデル)

ジュゼッペ ステファニーニ(ガンさんから購入した楽器、その後ブロットさんの鑑定書も取り付けた)

ヤマハ V-30(2007年に生産終了。V30かV60の新品がどうしても欲しかった。ニュージーランドの楽器店にあった在庫)

ヤマハ SV150(おもちゃが欲しくて、ヤフオクで入手)

 

エリック グランシャン 銀黒檀(サルトリーモデル、初めて購入した高額な弓)

エリック グランシャン 銀黒檀(グランシャンズ スワンヘッドの弓、友人のAさんの所持品だった弓)

杉藤浩司 (弦楽器フェア 出展用 オープンフロッグの センシティブシリーズの弓)

杉藤浩司 銀黒檀(バイオリニストの佐藤俊介さんが杉藤さんにストラド用の弓を発注した時に作成した弓のひとつで、佐藤さん選外だった弓だそうです。福島県勤務だった時この弓に出合い、当時の先生から「こんないい音色の弓は出会えない、買いなさい」と言われて購入しました。)

アルシェ PE SOLO 金黒檀(大瀬さん制作の弓、石井さんが大瀬さんがペカットを前に、この弓を作っていたのを見ていたそうです。とある演奏家の発注した弓)

ジャンカルロ ペドレッティ 銀黒檀(ようやく出会えた納得の弓。彼の弓で日本に入ってくるのは、比較的ソフトな弓が多く腰の強い弓は、これまで一度お茶の水のクロサワさんで出会っただけ、弾いた瞬間に 絶対に手に入れる と決めた)

ピェール ギョーム 銀黒檀 グラン・アダムモデル(日本弦楽器の佐藤さんが発注した弓、刻印はまったくなし、佐藤さん所有のアダムの弓をモデルに製作された。判る人が見てもギョームの作だとはわからない。持っただけでただものではないオーラを感じた弓 「さすが特注は違う」と実感した弓です。)

ヤマハ CBB101 カーボン弓(ヤマハのサイレント用に調達した弓)

 

 

 

 

これまで所有した楽器の中で

ガンさんに楽器を注文した後

楽器が出来上がるまでの ツナギ として

日本弦楽器さんから購入した、マリオガッダは

妻との約束(ガンさんの楽器が出来上がったら、売却処分するという約束。子育てもあり経済的に余裕がなかった。)が無ければ、手放したくなかった魅力的な楽器のひとつでした。

 

弾き込めば、楽器は育ってくる ということを教えてくれたのも

この楽器です

今は、友達のTさんが所有しています。

 

 

心底いい楽器だと思ったのは

これまで教わっていた先生が所有していた

ストラド(貸与品)、デルジェス、ランドルフィ、ゴフリラ

日本弦楽器さんで弾いた ピエトロ ガルネリです

モダンやコンテンポラリーにはないオールド楽器の魅力を 体感し、 

値段を考えると これは 自分の財力では無理だなぁ と感じました。

 

 

この1本 にするための費用は、私にとっては

とてつもなく高額になり、無理だと感じました

 

 

弓も

 

先生のペカットやグランアダムは ただ弾くだけで

ふくよかな音色が出ました。

 

数百万円の弓では、これらの音色は出会えていません。

 

 

今年で 還暦

 

バヨリンライフを どうするか 今 楽しみながら 悩み中です。

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今年 やらないといけないこと いっぱいあります

2024-07-07 10:51:28 | ばよりん

物欲をみたすことで 不安を打ち消していた時間が終わり

膀胱がんは、一応の方針が出ました。

 

思っていた以上に 悪性度が高く

 

今、左肺下葉の肺動脈をつぶすように神経内分泌腫瘍があり、手術が難しく経過観察をしています。

この腫瘍は、経過観察の結果NET(ネット、Neuroendocrine Tumor)であろうとのことで

腫瘍が動き出すまでは、様子見をすることとしています。

急に動きだすことはないそうですが、動き出して肺動脈を破れば 一瞬で命が終わると

お医者様から注意するよう言われています。

 

膀胱がんも 3カ月に一度はきちんと検査をしないと

再発して放置したら 手遅れになると言われました

 

 

今年、60歳の誕生日を迎えますので

60歳以降 穏やかな生活ができるよう

 

フル回転で 仕事を片付けようと 心に誓いました。

 

今勤務している会社も、なんだか社内が変な方向に動き出しています

 

人事部門が

デジタル化だ 業務効率化だ と言いながら

十分にシステムや行政手続きを理解していないのに

リーダーシップをとろうとする 人たちが 会社を変えようとしています

買えようとしている人たちの多くは、中途採用の方で

経験豊富なはずなのですが

経験だけ豊富で、知識はなく、業務の内容を理解しないまま

勝手に システム会社の営業マンの言いなりになっているのであろうなぁ

と感じます。

唱和サラリーマン時代の者からみれば 信じられないほど 幅広い知識を持ち合わしていません

 

 

こういった人たちに ミスリードされる会社に残ることは

メリットさえも感じなくなっています。

 

会社経営の中軸にいるべき人材がいない

そういう会社になってしまったなぁ

 

と本当に 思います。

 

 

社会に特を与えたい人が 企業の経営者に向いており

個人で徳を得たい人は、 企業の中軸にいるべきではないと 切に思います。

 

あ゛~ 愚痴になっちゃった。

 

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おフランスざんす。新しいオーナーのもとへ…

2024-02-16 19:14:40 | ばよりん

一昨年、宮地楽器さんに委託販売をお願いした、おフランスざんす こと 「Paul Bailly」

先月 新しいオーナーが決まったと連絡があり

手元の鑑定書(ランパルさん)を宮地楽器さんに送りました。

 

そのあと、宮地楽器の山本店長さんから

「なぜ、クリスタルの弦を選んだのか?」「E線は何をつけている?」

と次々と質問が来ました。

 

私は、楽器の特徴を知るには クリスタルが一番だと思っています。

素直な音色に感じます。

ドミナントは、パワフルすぎます。特に張りたての音色は厚化粧です。

 

Eは、おそらく バランスが悪いと感じで スペシャルプログラムを張ってました

本当は クリスタルでそろえたかったっです。

 

やっと 1本減った… 

 

次の売却楽器を今は選べない…迷いが多すぎて…

 

体調が戻り、会社を辞めたら、毎日お稽古三昧したい

そういう気分なので、手元に置いておきたい欲が とても強い 今日この頃です

 

 

 

 

 

 

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ようやく 気持ちが バイオリンに…

2023-06-09 07:15:57 | ばよりん

5月22日に入院 翌23日に手術 30日に退院

5月31日~6月2日に自宅療養を経て  6月3日に職場に戻りました。

 

術後しばらくは、紙おむつ(パンツタイプ)は必須の生活状態であること

排尿時の痛みがこれまで以上に辛いこと(BCGの治療の影響もあるそうです)

頻尿の度合いが、以前以上に強いこと

のなか、仕事をするのに精いっぱいで

 

気持ちが まったく バイオリンに向かず

すっかり 楽器を放置していました

 

昨日、ちょっとは弾いてみようかな という気持ちになり

まずは、北海道に持ってきている YAMAHAのバイオリンの弦を交換

気分で ラーセンのツィガーヌにしました。

比較的 音の輪郭というか、立ち上がりの音の出始めが

しっかりしている感じの音で

艶もあり、エバピラのように 派手さはないものの

いい感じの音になるイメージがあり、

かつ なんとなくですが、ピラストロ製品より 品質が安定している(勝手な)印象があり

これにしました。

 

弦の交換をしながら、ペグコンポジションを塗ったり、指板を掃除したり

ナット 駒に 色鉛筆(ファーバーカステルの銀色油性色鉛筆を使っています)で潤滑のために

ちょこちょこっと塗ったり…黒色鉛筆より滑りがいいように思っています~VIOLIN WEB

 という茶木さん主宰のWEBSITEの掲示板で昔紹介され、それ以降愛用しています

 

ゆっくり 楽しみながら 楽器に触れました

 

1日寝かして、今夜 すこし音を出してみるつもりです

 

6月12日には、採取したがん細胞の結果をもとに 次の治療方針が示される予定で

ドキドキしながら 診察を待っている状態です

ラーセン ツィガーヌ

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欲しかった弓をもう一度試奏してみる

2023-05-04 16:38:29 | ばよりん

かねてから 気になっていた弓

それは、サルトリー 彼が54~55歳の頃の弓で

とても素晴らしいコンディションで、使用頻度が高いと角が取れて丸くなってしまう 持ち手の部分も、新品の用に見える。

ヘッドの形も、線がピシッとしており、経年を感じさせない弓でした。

 

実は、5月の手術に向けて、4月28日29日と5月1日に検査をすることとなり 東京に行くことになったので

急遽、弓の試奏を1時間予定に組み込みました。

 

都内の一等地にある とある弦楽器店

私は、自分の弓6本(杉藤さん、大瀬さん、ギョームさん、ペドレッティさん、グランシャンさん×2)、と楽器2挺(カペラさんとガンさん)を携えて訪問

そこで…あれ???? と思った。

試奏は部屋の中央ではなくなぜか入口から入ったことろにテーブルがある。

右手奥には 広い空間がある。なにもない。

とりあえず自分の楽器を自分の弓で弾く

ガンさんの工房や自宅の部屋のような

弓毎の差が、明確には出てこない。

自然な感じで良く響く。楽器の差は判るが、弓の差が判りにくい部屋だとすぐ判った。

 

壁に反響する音を聞き取ろうとするが

音が色々はね返るのか、妙な感じに襲われる。

 

不安なまま、例の弓を弾く。

 

数年前に 北海道のホテルの展示会で試奏したときのような

自分の弓との明確な差を感じられない。(そのときは、おフランスざんすを持参)

確かに、良い音色だが、数百万円(四捨五入したら1,000万円)の価格を出して

もよいとは思えなかった。

 

お店の方は、「私の所有している弓に比べ、基音が明瞭に出ている」とおっしゃるが

私には、感じ取れない。

 

予定の40分を過ぎ

出した結論は、「購入の見送り。今度欲しくなったときは、55万円値上がりしてしまうことは承知」

でした。

 

帰りに、ちょっと遠回りして、山野楽器さんに行き、在庫の新作弓を見せていただく。

 

グランシャンさんの金黒檀は、音色は悪くないが 私にはちょっと扱いにくいバランス。

グランシャンさんの銀黒檀は、まずまず良いと思った。

トマショーさんの娘さんの銀黒檀も、グランシャンさんの銀黒檀には音色で差を感じるがなかなかの良い弓

ベジャンさんの金黒檀は、他の製作者の銀黒檀の値段より少しお安く、音色も悪くない。62gというのが購入をおもいとどめさせた。これで60gなら、きっと即買いしていたであろう。

 

その後、シャコンヌさんの銀座店にも行ってみた

マ ロンディ さんの弓を弾かずに、持たせて貰う。

以前の印象では、バランスが好みではなかったが、この弓は違っていた。

シャコンヌさんには、社長さんがおられ

訊いたところ、数年前に マ ロンディ さんは演奏家にヒヤリングを行い

バランスの重要性に気がつき、以降同じバランスの弓を作り続けているのだとのこと

素晴らしいと思った。

弓は音色の前に、バランス=操作性 が重要だから…

 

この日は時間が無かったけど、改めて マ ロンディさんの弓は触って見ようと思う。

 

あっという間に 自由時間は過ぎ、病院へ戻り 検査を続けました。

 

 

弓を試奏した最初のお店は

きっと、楽器・弓を売るために 部屋の音響性能を高めているのだと思います。

その結果、差がわかりにくかった…

なんとも皮肉な感じです。

 

 

 

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週末にガンさんの工房へ…

2023-04-27 22:05:46 | ばよりん

気落ちしないよう努めていたつもりだけれど

北海道で行きつけのカフェの店主から

「きうちさんが 検査のために東京に行く前日、初めて弱気な発言をするきうちさんを見た」

と言われた。

 

そうなのかもしれない。

病気の治療において

手術や投薬で、目に見える効果が得られていない今回の膀胱がんは

これからどうなるのだろうか… と思う不安な気持ちは正直なところある。

 

北海道にいるので、バイオリンを触る機会も少ない。

楽器のコンディションが心配で、大事な楽器は全て東京に置いている。

5月に向けての手術で

明日の金曜日の午後

明後日の土曜日の午後

週明け月曜日の終日

手術をする大学病院や提携している病院で検査を受けるため

明日の朝、東京に行きます。

土曜日の午前中と日曜日終日時間が空いているので

ガンさんにたのみこんで

土曜日の午前中にガンさんのバイオリンの調整をお願いすることとした。

日曜日は 飽きるまでバイオリンを触ろうと思っています。

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弦楽器店 表の顔 裏の顔

2023-04-25 19:05:56 | ばよりん

久々に都内に行った際に

3~4時間の自由時間が取れそうだったので

かねてから 気になっていた弓を見に行くこととした。

何年も前に 拝見した弓で、お金があれば 手に入れたいと思ったフランスのモダン時代の弓でした。

お値段も昨年までは、ずっと同じ値段で…

販売しているお店の広告では、

「適正価格をモットー」「紹介者への謝礼(リベート)の価格上乗せなし」

「現在弦楽器相場は高騰しているが、高騰前に仕入れた楽器・弓は高騰前の価格で販売」

という買い手にとても優しいお店に見えたのですが

 

今回の弓は

数年前からの在庫であり、広告どおりであれば

値段は変わらないと思われましたが

お店の方の説明では

弦楽器相場は高騰しており、この弓も

今は以前の価格より55万円高い値段を設定しており

きうちさんが4月までに購入を決めなければ

5月以降は55万円アップになります

それで了解してくれるなら、試奏できます

 

という条件がつきました

 

丁度 本日(4月25日)行く予定でしたが

 

勤務先で、作業中に怪我人が出まして

急遽、本日の朝一の飛行機で北海道に帰ることとなり

弓の試奏は見送りになりました

もう四月中に行く予定はないので

これで購入するチャンスはなくなりました。

 

心の中では、「値上げするなんて 広告と違うじゃん」という思いもあったけれど

世の中、本音と建前があることは、よくあることで

 

会社の経営方針に口を出す気もなく

今の予算に更に+55万円用立てる余裕はないので

購入は見送りということになります

 

会社の事故 うらめし でも しかたなし

 

そして久々に 楽器店の表と裏をみた経験でした。

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