東京に緊急事態宣言が出ていたGW
北海道から東京へは帰省せずに、事態が収拾するのを祈っていました
でも、今月12日から月末まで期間は延長となり…
手元の薬が今月末にはなくなってしまうので
通院するために東京に戻りました
病院に行く途中に ガンさんの工房があるので
ガンさんの工房に立ち寄って おフランスざんす を引き取りに行きました。
5月21日(金)
ガンさんの工房に行き、まず
駒新調、指板削り、テールガット交換、全体の調整の代金45,650円(消費税等含)を支払い
ガンさんとちょっとお話ししました(3m以上離れて)
(ガンさん)
フランスの楽器は、音が大きいだけで、音色に深み厚みがないものが多い。それがイタリアとの大きな違い。
この楽器は、持ち込まれたときは、固く単調だった。
仕上げてみたら、音量はそれほどでもないけれど
音色はかなり良い。とても豊かな音色。いい楽器を手に入れたと思う。
きうちさん、弾いてみます?
(私~弾いてみて)
反応は、いいね。弓を動かし始めたらスッとでる。
今持っている、ガンさんの楽器やカペラと比べると、少し 反応はもたつく感じを受けるけど
反応は良いほうだと思う。
ただ、音は控えめだね。小さいね。
ガンさんの言う通り、音が大きくない。
しばらく弾かれていなかった楽器なので、しばらく弾いてみます。
そのうえで、改めて相談に来ます。
で…
音色だけど…
古い音を期待したけれど、ふつうの良い楽器だね。(→ コメント受けて ガンさん~笑う)
古めの新作からモダンにかけての音だね
ほんの少しだけ、D線が古い音に変わりつつある感じだけど
ガンさんが私のために作ってくれたドルフィンモデルの方が、
古い楽器の音に近いと思う。
1~2か月 鳴らしてみますね。
と話をしたあと、帰宅しました。
帰宅して…
おフランスざんす と カペラ(1977と1989)、ガンさんの楽器(2006)とを弾き比べ
音色は、固さ、角のある感じはない。
でも反応はやや遅く、音が小さい。
表板、裏板の反応(振動)が少なく、鳴っていない印象です。
この感じの楽器は、店頭で弾く楽器の多くに感じる印象で
おそらく、一般には「良い楽器」の範疇に入るのだと思いますが
もっと、スッと音が出て、簡単に小さい音、大きい音が出せる楽器の方が
私は好きです
友達から譲ってもらった、カペラ1989は、本当に弓を軽く弾くだけで
芳醇で上品な音色がスッとでる。
強く弾くなよ~上品に弾けよ~
と楽器が命令してくるような錯覚を受けるのですが
おフランスざんすからは、まだ感じるものがありません。
北海道は 春の季節に入り、湿度が高くなり始めたので
おフランスざんす を北海道にもっていき
しばらく弾いてみようと思います
古い楽器 憧れだな~
タツノヤさんで弾かせていただいた ウンガリーニ を思い出し
古い楽器の 音色と
そういう楽器には1,000万円以上は必要だと思うと
夢は夢で終わらせるべきかな…と 今思っています。