お気楽・極楽 おじさん生活  (旧ブログ名 お気楽 単身赴任生活日記)

「食べること」と「ばよりん」が大好きなおじさんのお気楽・極楽な生活を日記にしてみようかと…

はやく 東京に行きたい…ガンさんのところで調整したい

2022-02-13 14:22:59 | ばよりん

おフランスざんす と読んでいる

1880年代に作られたフレンチバイオリンは、

夏を過ごした際に、ネックが下がり

乾燥した冬を過ごした様子を見て、対処を考えようと

ガンさんと打合せをしてました。

 

普通は、すぐ修正をしますが

私の場合、代わりのバイオリンもあるので

慌てず、じっくりその楽器のクセを見極めようという作戦です。

 

乾燥対策には、

ダンピットをいつも使っておりますが

 

湿気対策は、部屋を除湿するぐらいで…

それがいけなかったのかもしれません

 

乾燥時期にはいり、北海道の部屋は常に暖房もしているため

30%を切る乾燥状態になってます

普通はバイオリンにはバイオリン用のダンピットを使うのですが

今回、乾燥の強い北海道対策として

おフランスざんす には、ビオラ用を差し込んでいます。

(ビオラ用は、径は同じで、長さがバイオリン用より長いんです)

 

 

ダンピットは、左側のF 右側のF どちらから挿れるかで

いろいろ論議されることがあります

 

ガンさんは

「どっちでもいいんじゃないの」

と気にしないタイプで

 

白川総業の みしまさんは、

「絶対に左の方、右だとサウンドポストに当たってしまうリスクがある、あ~右からは心配ぃ~」

とおっしゃっており

 

私は、

右派で

左だとエチケットが汚れるのと、

右側のFは、調整などでだいたい傷ついており、気を遣わないこと

さらに時間が経った楽器は魂柱の力でFの隙間が大きくなっている場合もあるので、挿しやすいからです

もちろん魂柱に触れないように楽器を逆さまにして、慎重に挿しこんでいきます。

 

そんなダンピットで対処しながら

様子を見ましたが

 

ネックの上がる兆候は見られず

 

これは早くガンさんのところに持って行きたい

 

という気分になっています。

 

 

仕事も忙しく、東京に戻るタイミングもなかなかむつかしく…

困っています

 

 

宅配便で送るという手もあるけれど、不安でしょうがなく

それなら、座席一つ確保して、楽器を飛行機で持ち帰った方がいいなと

思うのです。

 

さあさあ どうしよう…

しばらくは、悩みながらのことになりそうです

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食器の話(ガラス器 その1)

2022-02-06 00:49:11 | お酒

亡くなった母は、食器が好きで

和食器、洋食器を、お金を貯めては、少しづつ集めていました。

 

珍しい食器を買い求めるときは、百貨店から紹介された

オークションハウス(サザビースとクリスティーズ)を通じて、入手をしていました。

1970~90年頃の話ですから、まだインターネットは普及してなく

電話とFAXでやりとりをしてまして、オークションハウスと英語で連絡をとるのは

中学生~高校生だった私の役目でした。

 

 

当時の母は、日本なら、

カガミ(各務)さん

欧州は

サンルイ、ドーム、ラリック、バカラ、ローゼンタール、バルサンベール

北欧は

オルムガード(今は、ホルムガード というそうです)

を集めていました。

 

普段使いは

各務、バカラ、オルムガード、ローゼンタール

特別な食器は

サンルイ、ドーム、ラリック、バルサンベール、のガラス器、中でも古い時代の食器は

我が家の中でも、食器というより、飾り物で、使った記憶がありません。

 

当時は、バブル前の時代で、食器に注目する人は少なく

私も良く、その価値をわかっていませんでした

 

 

バカラは、高くもなく安くもなく、ブランドとしては手頃感もありましたが

当時の百貨店の方の説明では

一旦倒産して、会社がなくなり、その後サンルイとバルサンベールの技術を得て

クリスタルガラスを作り始めた、かなり後発の会社で

コレクション対象とするよりは、普段使いの良い食器

というポジションだったと記憶しています

 

でも、今や バカラと言えば、 高級なガラス器の代名詞で…

 

レミーマルタンのルイ13世という 高いブランデーの瓶は

サンルイ製とバカラ製があり、昔はサンルイ製が珍重されましたが

今は、バカラが大人気ですね。

 

 

時代とともに、人気が変わり、評価が変わるのは良いことだと思います。

無印良品やユニクロも 最初は 「安いわりには質が良い」というのが前面にでてたのに

今では、憧れる人が出てくるブランドに変わりました

 

 

そんな風に時代が変わってきたので

 

食器のことを知る人が少なくなり

 

サンルイやドームの食器が手に入りやすくなり

少しだけ、嬉しいなぁと 思っています

 

幼い頃、憧れだった ガラス器を

自宅で普段使いするのは

「ようやくここまで来たぁ」と

自己満足に浸れるきもちになれます。

 

最近は、仕事が忙しく、ささやかな幸せを

素敵な食器を使うことで 感じている今日この頃です

 

バカラのグラスも北海道に持ってきましたが

幼い頃憧れだった、ドームやサンルイに比べると

私の中では、憧れ感がない、大衆向け高級食器の印象なので

 

いま、バカラのグラスは、申し訳ないぐらい雑な扱いになっていて

松徳さんのうすはりグラスの方が大切に扱っているかもしれません…

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