りとるぱいんわーるど

ミュージカル人形劇団“リトルパイン”の脚本の数々です。

“ピンクのももちゃん―ももちゃんとお友達―” ―全〇場―

2011年10月21日 16時12分20秒 | 新作(人形劇用)


  ここに紹介するのは、現在発表予定のない、私が以前から
  書いてみたいと思っていた作品です♥
  先のページでも説明をしましたが、初めて・・・まさに今、書い
  て行こうとする作品の為・・・いつものように、上手くまとめて
  紹介していけるのかどうか・・・^^;とっても心配なところでは
  ございますが、また、このような新鮮な作品の数々も、フツー
  なら、公演が終わってからのお披露目となる為、鮮度的に言
  うならば、断然“採りたて感満載でありますこのページの作品
  達、お楽しみ頂ければ幸いでございます(^_^;)

  ・・・こんな上の文章のような言い回し・・・実は好きなんです
  よね~・・・^^;何が言いたいのか分からないでしょ^^;

  いつもは、前にもお話ししましたでしょうか・・・下書き用の
  ノートに、思い思いの場面を書き連ね・・・後で一本にまとめ
  あげる形で仕上げていくので、今回のように、ここで考えなが
  ら書いていく・・・と言った手法が、上手くいくのかいかないの
  か・・・(-_-;)ま、失敗もお楽しみ・・・と言うことで・・・^^;

  さて、そんな書き方をする作品第1号は・・・
  以前お話ししてました、ももちゃんシリーズの第3段、“ぴんく
  のももちゃん―ももちゃんとお友達―”を書いていきたいと思
  います♥第1作は、タイトルロールのももちゃんメインのお話し
  ・・・第2作はサメのおじさんメインのおはなし・・・で、この第
  3段は、サブタイトルにもあります通り、ももちゃんと、同年代
  のお友達のお魚2匹の・・・どんなお話しにしましょうかね~・
  ・・(^.^)ももちゃんの成長振りも、合わせてお楽しみ下さい♪

  途中、立ち止まることもあるかと思いますが、それもまた、
  タイムリー故・・・と言うことで、お許し下さい<(_ _)>

  


                                どら。



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     〈主な登場人物〉

    ももちゃん  ・・・  ピンク色の小魚。お魚学校の生徒。

    サメ吉先生  ・・・  ももちゃんが慕う、お魚学校の先生。

    タコ先生  ・・・  お魚学校の先生。

    先生  ・・・  ももちゃんのクラスの先生。

    小魚達  ・・・  ももちゃんのクラスメイト。

    ココ  ・・・  小魚。新しいお友達。







    注)ここに書いている登場人物達ですが、今現在私が思い
     描いている作品に登場する者達なので、最後まで書き終
     わった時に、出てなかったやん・・・と言うことが・・・あるか
     も知れません^^;飽くまで、“登場予定人物”であることを
     ご承知下さい<(_ _)>


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     ――――― 第 1 場 ―――――

         静かな音楽流れ、幕が開く。と、海の中の様子。

     コーラス“海の中は危険が一杯
           何があるか分からない・・・”

         そこへ、一匹の小魚(ココ)上手よりゆっくり登場。
         淋しそうに歌う。

     ココ“僕は一人・・・
        パパもママもいない・・・
        大きな魚にやられたんだ・・・
        仲間も家族も・・・
        だから一人・・・
        ずっと ずっとこれからは
        僕一人きり・・・”

  ココ「・・・僕は絶対にあいつらを許さない・・・!!僕から皆を
     奪った、あの尖った角の生えたあいつらを!!次は珊瑚礁
     の森へ行くと言っていた・・・あの角の生えた2匹の魚・・・。
     珊瑚の森には、美味いエサ場があるからって・・・だから・・・
     だから僕は、珊瑚礁の森へ行く・・・!!あいつらを必ず見
     つけ出すんだ!!」」

        ココ、下手へ去る。
        曲調変わり、一転、明るく賑やかな海の中。
        上手後方より、ピンク色の小魚(もも)登場、歌う。

        “素敵な海の中
        毎日が楽しいの
        明るい日差しが差し込んで
        キラキラ輝く宝石箱のよう
        こんな綺麗なところが
        私のお家
        こんな素敵なところに
        住むわ私
        沢山の仲間に囲まれて
        だから皆で遊びに来てね”

  もも「(上手方を見て。)皆ー!!早く来てー!!もう遅いなぁ・・・
     休み時間終わっちゃうじゃない。(下手方を見て。)わあーっ
     ・・・海の上から、キラキラした日の光が差し込んで、とっても
     綺麗・・・(ハッとして。)あ、いけない!この岩場から外に出
     たら駄目だって、サメのおじさんが言ってたのよね!(サメ
     吉の真似をして。)“おいチビすけ!!おまえみたいな小さな
     魚が外の海に出たら、大きい魚に見つかって、一飲みにさ
     れちまうんだぞ!!(笑う。)どうなっても知らないからな!!
     ”って。(笑う。下手方を見て、何かに気付いたように。)あら
     ・・・誰かいるわ・・・ねぇ!!そこのあなた!!あなたよー!
     !」

         その時、下手よりココ登場。

  ココ「誰?僕のことを呼んだ?」
  もも「こんにちは!」
  ココ「君は誰・・・?」
  もも「私はもも!お魚学校の生徒よ!あなたは・・・?見たこと
     ないけど、どこから来たの?この辺りのお魚じゃあないわ
     ね?だって、そんなに綺麗な水玉模様のお魚、見たこと
     ないもの!」
  ココ「うん・・・。僕は向こうの・・・ずっとずっと遠い海からやって
     来たんだ。」
  もも「ずっと遠くから・・・?」
  ココ「うん。」
  もも「何しに来たの?そんな遠くから。外の海は危険が一杯
     なのよ!私達みたいな小さな魚は、外の海に出たらどう
     なるか分からないって・・・。」
  ココ「外の海って何だよ・・・。海に外も中もあるもんか。どこに
     いたって・・・(独り言のように。)小さい魚は、大きい魚の
     食事にされてしまうんだ・・・」
  もも「え?何?」
  ココ「ねぇ、君、珊瑚礁の森って知ってるかい?」
  もも「ええ!珊瑚礁の森なら、お魚学校の遠足でよく行くもの
     !」
  ココ「本当に?」
  もも「ええ。」
  ココ「僕を珊瑚礁の森まで、案内してくれない?」
  もも「駄目よ!珊瑚礁の森へ行くには、外の海をずっと南へ
     下らなきゃならないんですもの!一杯危ないことが待っ
     てるのよ!」
  ココ「大丈夫さ!僕だって、ずっと遠くの海からここまで、一人
     でやって来れたんだから。ねぇ!一緒に珊瑚礁の森へ
     行ってくれよ!」
  もも「・・・珊瑚礁の森に、何しに行くの?」
  ココ「え?」
  もも「あそこはとても綺麗な場所だけど、近くには危険な魚も
     沢山いるのよ。ものすごく大きな体を持つ魚だとか、陰に
     隠れて私達を狙ってくる、怪しい魚だとか、角が生えてる
     魚だとか・・・」
  ココ「・・・角・・・?」
  もも「ええ!(笑う。)でも皆が皆、悪いお魚ではないけれど。」
  ココ「ねぇ、お願いだよ!!僕をそこへ案内しておくれよ!!
     僕、どうしてもそこに行かなけりゃならないんだ。」
  もも「でも・・・」
  ココ「大切な用があるんだ!!お願いだ!!」
  もも「・・・仕方ないわね・・・。じゃあ先生に言って・・・」
  ココ「時間がないんだ!今ならまだ、日の光も差し込んで、安全
     な内に戻って来れるだろう!?」
  もも「・・・わかったわ!!じゃあ、ちょっと行って、直ぐに帰って
     来るのよ!」
  ココ「うん!ありがとう!!僕はココ!」
  もも「ココ・・・行きましょう!!」

         音楽流れ、もも、ココ歌う。

         “行こう 行こう 珊瑚の森へ
         危ないことない2人で行くんだ
         行こう 行こう よく知った場所
         だから大丈夫 仲間と一緒
         君と僕 僕と君
         知り合ったばかりでも
         同じ海に住む者同士
         ヒレをつなげば もう仲間さ!”

  もも「さぁ、付いて来て!案内するわ!こっちよ!」
  ココ「うん・・・・」

         もも、ココ、下手へ去る。
    
     ――――― 第 2 場 ―――――
    
         入れ代るように、上手よりサメ吉登場。

  サメ吉「チビすけー!!どこだ、チビすけ!そろそろ給食の時間
       だぞー!!(回りを捜すように。)」
 
         そこへ上手より、先生登場。

  先生「サメ吉先生、どうしたんですの?」
  サメ吉「あ、先生。向こうでチビすけ見なかったか?」
  先生「ももちゃん?」
  サメ吉「ああ。」
  先生「さあ・・・見なかったですわ。ももちゃん、いないんですか
      ?」
  サメ吉「そうなんだ。さっきまで、チョロチョロ俺の横で、お腹が
       減っただの、何だのと騒いでいたんだが・・・。・・・まさ
       か・・・外の海へ出て行ったんじゃ・・・」
  先生「まさか・・・。あの子最近は、サメ吉先生の言い付けを、
      ホントによく聞いて、危ないと言われたことは、絶対にしな
      いって約束を、ちゃんと守ってましたわ。サメに襲われそう
      になった時のこと、しっかり覚えてるようですし・・・。」
  サメ吉「そうだな・・・。じゃあチビすけは一体・・・」
  先生「ももちゃんのことだから、どこかの岩陰でお昼寝でもして
      るんじゃないかしら。」
  サメ吉「・・・だったらいいんだが・・・」

         その時、サメ吉を呼ぶ声が聞こえる。

  声「サメ吉先生ー!!」

         上手より、タコ先生慌てて登場。続いて小魚
         登場。

  タコ先生「大変よー!!」
  先生「タコ先生?」
  タコ先生「(息を切らせて。)この子がさっき、ももちゃんが外の
        海へ出て行くのを見たって・・・。」
  サメ吉先生「え!?本当か!?」
  小魚「うん・・・。水玉模様のお魚に付いて、向こうの方へ行っちゃ
      った・・・。」
  サメ吉「チビすけの奴!!」
  先生「ももちゃんが!?」
  タコ先生「どうするんだよ!今、外の海は漁が真っ盛りで、海の
        上は漁船だらけなんだよ!!」
  サメ吉「畜生・・・。皆は絶対にこの岩場の外には出るんじゃない
       ぞ!!」
  先生「サメ吉先生!!」
  タコ先生「どうする気さ!!」
  サメ吉「俺はチビすけを追い掛けてみる!!どこへ向かったか
       分からないが・・・」
  先生「危ないですわ!!」
  タコ先生「そうだよ!!サメのあんたがウロウロ出て行ったんじゃ
        忽ち見つかって、銛で突かれて一貫の終わりだよ!!」
  サメ吉「それでも!!俺はあいつを見放したりしない・・・。タコ先
       生!!後のことは頼んだ!!」

         サメ吉、下手方へ慌てて去る。

  タコ先生「サメ吉先生ー!!」

         全員下がる。
    
     ――――― 第 3 場 ―――――

         上手より、もも、ココ楽しそうに鼻歌を歌いながら、
         登場。(少し薄暗い感じ。)

     もも、ココ“行こう 行こう 珊瑚の森へ”

  もも「あら・・・?もう夜なのかしら・・・?」
  ココ「そんな筈は・・・。どうしてこんなに薄暗いんだろう・・・。」
  もも「さっきまで、日の光が一杯辺り一面に注いで、キラキラ光っ
     てたのに・・・」

         その時、何か唸り声のような轟音が、地響きの
         ように聞こえる。

  ココ「な・・・何だろう!!」
  もも「どうしたの!?海が揺れてるわ!!」
  








         海の様子が変だと感じた、ももとココですが、
         その変化は一体何なのでしょうか・・・?
         それでは“ピンクのももちゃん―ももちゃんと
         お友達―”2へつづきます・・・。











 ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪


     (どら余談^^;)

     ここで仕上げながら書いていこうと思っているのですが・・・
     いたのですが・・・つい時間があると、ノートを広げて書いて
     しまって・・・^^;面白くなりそう・・・そう感じると、途中で止
     めることも出来なくなるので、今も序盤の盛り上がりまで書
     き上げてしまいました~(^_^;)
     極力、タイムリーに仕上げていきたいな~・・・とは思ってい
     るんですけどね・・・^^;
     時々、今もそうですけど、書き終わった台詞に追加された
     言葉なども出てくるので、お見逃しなく・・・(^.^)


   
     (おまけフォト♥) 
     
     
     これは、来年春公演作品の・・・先だって作って
     いたカエルくんのマスコット人形です(^^♪
     春公演の時に、販売用にも同じものを作る予定
     ですが、先ずは来週録音時に、この役の声を演
     じる団員のプレゼント用に、作ってみました(^^)v


     
     (おまけフォト2^^;)
     

     

     “未来への贈り物”の男1(・・・は、以前ご紹介しま
     した(^^)v)と2です(^^)30日の区役所での公演
     は、この作品で行くので、捜しまくったお人形の中に、
     1の相棒である2がありました~♥
     本番間近で、お人形が沢山その辺にほったらかし
     状態なので、ちょっと写真撮影してみました^^;
















        http://www.geocities.jp/littlepine2005/ 

      http://blogs.yahoo.co.jp/dorapontaaponta
 
         http://blog.goo.ne.jp/axizgoo7227