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敬意を表して💐

2023-01-16 07:33:09 | 日記

去年の暮れに、横須賀の母方の伯母が天寿を全うした。

享年106歳。 もしかして、地方紙の社会欄にも載ったかも…。

大正・昭和・平成・令和…と、激動の106年間。

従妹に寄れば、穏やかな死であったそうな。

 

この伯母は、埼玉の羽生の出の人だが、若い頃、東京の三井様に行儀見習いに出た…と言うのが、ご自慢の人だった。

言葉使いから始まり、一流の作法を身につけられた伯母だった。

私の母は、実家で半年ほどその兄嫁と一緒の生活を送った。

家の中でもすれ違う時、

  「恐れ入ります…」

と挨拶されるなど、かなり、窮屈な思いもしたそうだ。( ^)o(^ )"

 

私たち姉妹は、夏休みになると、横須賀と東京を行ったり来たり。

母方の従兄弟たちとは年齢も近く、よく遊んだものだ。

今でも、鮮明に覚えてるのだが…。

伯母は、私たち子どもを、お弁当持参で、近くの猿島に遊びに連れて行ってくれた。

母が子供のころは、猿島まで、遠泳と評したものがあったそうだ。

が、子供の私たちは船で渡るのだ。

海水浴と言うと、江ノ島のあるにぎやかな海岸しか知らなかったので、猿島の海は、ちょっと寂しく感じた。

お昼になると、伯母は、子供たちを海から上がらせ、食事になる。

塗りのおひつに、豪華な混ぜご飯。

同じく塗りのお皿に、取り分けて、三段重ねのお重には、煮ものやら卵焼きやら、エビフライやら…。

子供の好きそうな、豪華なおかずがいっぱいだ。

子供心にも、なんだか、雅な雰囲気に圧倒されていた。

多分、実家なら、おにぎりやサンドイッチを頬張るお弁当だから…。

後年、あれが、三井様の流儀だったのか…と、納得したものだ。

 

聡明な伯母の目には、今の日本はどう映っていただろう…。

 

安らかにお眠りください。    合掌

 

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (まるこ)
2023-01-16 08:28:19
謹んでお悔やみ申し上げます。

大往生とは言え、寂しくなりますね。
三井様で色々お作法を習ったなんて素敵。
きっとどんな場所で怯む事などなかったでしょうね。私は幼稚園から白百合だった後輩がいますが、彼女の振舞いや言葉使いを見習いが洗練されていて憧れました。真似しましたが、根がこんなやんちゃですから😅

大変な時代を生き抜いた叔母さま。
ご冥福をお祈りします。
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Unknown (風月)
2023-01-16 08:48:04
おはようござい馬す🐴アミ姉様✨

知も錬も識も立派な方だったんですね✨
そりゃそうか🙄全うとはこの事という御享年ですものね😊
嘆くだけに視えなかったかも知れませんよ❓
もしかすると、違う世界線が見えていらっしゃったかも🙄なんて。
そう思いたいだけだけど😊

私は違う世界を見てきましたよ😓
果てと言うかその先と言うか😭😭
復活です🐴
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お里が知れる… (アミ)
2023-01-16 12:18:57
まるちゃん!

優雅なたたずまいには憧れますよね~。
「お里が知れる…」なんて、言われたら、一生懸命に育ててくれた両親に申し訳がありません。
気持ちだけでも、優雅に、素敵に行動しましょう。
(⌒▽⌒)アハハ!🌸🌸
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長寿 (アミ)
2023-01-16 12:23:55
お🐴さん!

今、ギネスは何歳だったのでしょう…。😊( ^)o(^ )
あの伯母には、もう少し、頑張ってほしかった…。

あちらから生還~?
どんなでした~?
あちらには、両親をはじめ、友人も、かなり、行ってますが…。
誰も、あちらの住み心地のこと、教えてくれません。
可愛い孫のため、私も、もう少し、こちらに居させて貰います。 (´∀`*)ウフフ🌸
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Unknown (mmalice)
2023-01-16 21:43:15
すごいですねえ!本当の令嬢だったわけですね。
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江戸のお話しみたいね! (アミ)
2023-01-17 05:56:03
ありすさん!

大正の初めに生まれた伯母。
まだ、江戸のお話のようなこと、あったのね!
地方の豪農の方は、真からのお嬢さんだったわけで…。
もっと、お屋敷での生活、訊いておけばよかった…と後悔してます。(´;ω;`)😭
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