「身の丈」経営,「身の程」人生

身の丈,身の程を知って生きる・・・・・

鹿児島国際大学での集中講義を終えて-マーケティング論 22 終わり

2011-10-04 11:47:02 | 大学教員として
 今回のマーケティングの集中講義で,学生に伝えたかったことは,①答えは一つではない。また,いまの正解(常識)が,未来永劫続くものでもない。“思い込み”を捨て,柔軟発想を心がける。②鹿児島の持続的発展を考えるに当たっては,鹿児島中心で戦略を練るのではなく,時代の流れ顧客の変化)とライバルの動きを念頭において戦略を練る  の2点です。このことを学生に訴える問題提起として,1)い . . . 本文を読む
コメント (1)

オムニバス授業「地域創生」  マルヤガーデンズ/森博幸鹿児島市長/他

2011-10-01 12:54:49 | 大学教員として
 鹿児島国際大学経済学部地域創生学科では, 県内の実業家,地域活性化に取り組む地域リーダー,市長などを招いて,オムニバス授業「地域創生」 を行っています。 大学広報誌「南風」掲載記事から,その講義内容を紹介します。 . . . 本文を読む
コメント

鹿児島国際大学での集中講義 ーマーケティング論 20 参考

2011-09-29 07:19:45 | 大学教員として
900兆円に上る政府の債務残高,そして国債依存の現状から,日本が「財政破綻が深刻化するギリシャ」の二の舞になるのではとも,先行きが懸念されています。いまこそ,明治維新に大きく貢献し,日本近代化の礎ともなった「薩摩」の気概を思い起こし,鹿児島発の自立的な商店街活性化モデル樹立を目指しての取り組みを期待し,切望します。 なお,とかくの毀誉褒貶はありますが,“補助金に頼ると集落の力はそがれるとし,自治会の独自活動で自主財源を確保し,地域再生に取り組む”,鹿屋市串良地区「やねだん」(柳谷)という,手本もあるではありませんか。  . . . 本文を読む
コメント

鹿児島国際大学での集中講義 ーマーケティング論・19 総括④ 「60歳代の大学生」

2011-09-28 13:24:53 | 大学教員として
  今回,60年配のPさんが孫世代の若者と机を並べられていました。「1つの仕事(行政)の中だけで30数年間過ごしてきた。視野をひろげたい」とし,勤めを早期退職し,大学に入学されたということです。 Pさんの真摯な受講姿勢には頭の下がる思いでした。「この歳で若い人達と一緒に学ぶことは楽しい」と語っておられましたが,学生達にとっては,いわば祖父と机を並べて学んでいるようなもので,きっと,よい刺激となっていることでしょう。 . . . 本文を読む
コメント

鹿児島国際大学での集中講義 ーマーケティング論・18 総括②「どげんかせんといかん!」

2011-09-27 07:43:30 | 大学教員として
 私の授業のねらいは2つでした。一つはマーケティングの知識の習得です。もう一つは,天文館や鹿児島朝市のタウンウォッチング,A-Zストアのケーススタディを通じて,「どげんかせんといかん」との現状への危機感と,これからの鹿児島をしょって立つという気概を次代を担う若者に持ってもらいたかったのです。 こうした,私の思いは確実に学生に伝わったりました。 . . . 本文を読む
コメント

鹿児島国際大学での集中講義 ーマーケティング論・17 総括①

2011-09-26 08:22:18 | 大学教員として
 朝9時から,昼休みの40分をはさんでのぶっ通しの授業は,さすが疲れましたが,の充実感を持って授業を終えました。出席率は,1日目の初回の授業から欠席した学生5名をのぞき,残り29名の出席率は,90%強でした。 授業初回時のアンケートと学生からの聞き取りによる学生各自の具体的な受講目的,受講動機は,次の通りです。 . . . 本文を読む
コメント

鹿児島国際大学での集中講義を終えて ーマーケティング論・16 「A-Zスーパーセンター」⑤

2011-09-22 07:18:47 | 大学教員として
 高齢化の進行,そして過疎化著しい人口2万6千人のまちあって,千客万来の「A-Zスーパーセンターあくね」を,授業で取り上げたのは,同社を通じて商売繁盛の秘訣を知ることではありません。 私のねらいは,「A-Zスーパーセンターあくね」の千客万来の裏側にあり、地域の経済の疲弊の実態を学生に知ってもらうことにありました。学生の多くは,卒業後は県外にでることなく,鹿児島県内での就職を望んでいます。そこで次代の鹿児島を担う学生達に「このままでは鹿児島の持続的発展は望めない。こうしちゃ,おられん」との危機感と気概を学生に持ってもらういたかったのです。 . . . 本文を読む
コメント

鹿児島国際大学での集中講義を終えて ーマーケティング論・15 「A-Zスーパーセンター」④

2011-09-20 11:46:11 | 大学教員として
 この千客万来の「A-Z」に対し,「このままの経営では,A-Zは10年と持たないであろう。」「夜半の幼い子ども連れの買い物は一考を要するのでは」といった私の見解とその理由・根拠を講義し,NHKのドキュメント番組「千客万来 町の不夜城」と,牧尾英二社長が出演のテレビ東京の「カンブリア宮殿」を視聴しました。 . . . 本文を読む
コメント

鹿児島国際大学での集中講義 ーマーケティング論・14 「A-Zスーパーセンター」③

2011-09-16 07:32:41 | 大学教員として
 1997年3月,鹿児島では初の24時間営業の大型小売店「A-Zスーパーセンター」(牧尾英二社長)を阿久根市に出店。周囲では「うまくいくはずがない」「いまに閑古鳥が鳴く」などと囁かれていました。店は閑古鳥が鳴くどころか,常識外れの施策を次々に展開し,昼夜を問わずお客様で賑わったのです。 いま,「A-Zあくね」の年間来客数は650万人,1日平均1万7800人が訪れています。1995年11月には2号店(A-Zかわなべ)を出店,2009年3月には3号店(A-Zはやと)を出店しています。 . . . 本文を読む
コメント

鹿児島国際大学での集中講義 ーマーケティング論・13 「A-Zスーパーセンター」②

2011-09-14 11:28:32 | 大学教員として
コンサルタントの目で見ると,同社の経営,さらには行政にはいくつかの疑問を持ちます。こうした観点から,ビデオ視聴にあたり,以下の3点を私の見解として示し,学生の意見を求めました。問題提起1:大型店を出店し,広域からお客を引きつけるという商法は,高齢化時代にあっては時代遅れの発想・経営である。このままの大型店指向の経営であるなら,同社は10年と持たないであろう。問題提起2:深夜,小さな子供を連れた家族連れの買い物客も多いようだ。これは,幼児虐待ともなりかねない。店,さらに行政はこの状況を「良し」とに考えているのであろうか。 「このままの経営では,同社は10年と持たないであろう」。との私の見解に対しては,「エエ・・・。この先生何を言ってるのか」と,学生は不信の態度がありありでした。 . . . 本文を読む
コメント