鹿児島国際大学での集中講義 ーマーケティング論・17 総括②「どげんかせんといかん!」
「どげんかせんといかん。」
この言葉は,前宮崎県知事の東国原英夫氏が初めて県議会に臨んだ際に行った所信表明演説で述べられたフレーズの一部。「どげんか」は「どうにか」という意味の方言です。この「どげんかせんといかん。」は,てっきり宮崎の方言と思っていましたが,鹿児島の方言との事。宮崎の方言は「どげん」ではなく「どんげ」とのことです。
私の授業のねらいは2つでした。一つはマーケティングの知識の習得です。もう一つは,天文館や鹿児島朝市のタウンウォッチング,A-Zストアのケーススタディを通じて,「どげんかせんといかん」との現状への危機感と,これからの鹿児島をしょって立つという気概を次代を担う若者に持ってもらいたかったのです。
こうした,私の思いは確実に学生に伝わったりました。
◆3年生O君の感想文より
今まで近くに住んでいながら鹿児島の出来事,動きに他人のように接してきた。これからを考えると,これからを背負っていく私たちが考えなければ,天文館はもっとひどくなると思った。これからは考えて以降と思う。
◆3年生P君の感想文より
今回のマーケティングの授業で,少しマーケティングとは何なのかを学ぶことができました。今までマーケティングという言葉は聞いたことがあったけれど,どういう内容なのか知りませんでした。普段,道を歩くときに何も考えていなかったのですが,意識して周りをみることで,マーケティングにつながることがあることに気がつきました。授業をうけたことで,企業や店,地域を見る視点が少し変わりました。
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