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南九州の3行の明暗 明「宮崎銀行・南日本銀行」・暗「熊本銀行」

2014-05-17 14:52:22 | 「身の丈」経営

 南九州3銀行の今年3月期の決算は,宮崎銀行と南日本銀行が増収増益,熊本銀行は減収減益と明暗を分けた。

○ 宮崎銀行  最終利益68億円余 -地銀-

 宮崎銀行 http://www.miyagin.co.jp/  の2014年3月期の決算は、消費税率引き上げ前の駆け込み需要で住宅ローンの貸し出しが増えたことや、企業の倒産が少なく不良債権処理の費用が少なかったことなどから、最終的な利益である,「純利益」は過去2番目に高い68億3100万円となった。

 これは,①消費税率引き上げ前の住宅ローンの駆け込み需要や、②太陽光発電の設置などが盛んだったことから、貸し出しが伸びたことに加え,③企業の倒産が少なく不良債権処理にかかる費用が26億円減少したこと,が主な要因である。

 来年3月期については,中小企業金融円滑化法の終了から時間がたち、不良債権になる企業が増えると見込まれることから、最終的な利益は今回の決算より18億円少ない50億円と見込んだ。



 南日本銀行 2期ぶり増収増益 -第2地銀-

 鹿児島市に本店がある南日本銀行  http://nangin.jp/ のことし3月期の決算は,株価の上昇で株式の売却益が増えたことなどから2期ぶりの増収増益となった。

 南日本銀行発表の2014年3月期の決算によると,一般企業の売り上げにあたる「経常収益」は、去年3月期より10.7%増えて、193億700万円であった。これは、株価の上昇で株式の売却益が前の年に比べ10億円あまり増えたためで、経常収益が前の期を上回る「増収」になるのは2期ぶりである。
 経費や税金を差し引いたあとの最終的なもうけを示す「純利益」は、25億9400万円と8億円あまり増え、2期ぶりの「増益」となった。

 来年3月期については,預金や貸出金などで安定した状況が続くとしているが,今回の決算時のような株式の売却益の増加が見込めず、純利益をことし3月期より50%近く少ない13億円と見込んだ。
 鹿児島県内の経済情勢について南日本銀行は、公共投資が堅調に推移するとともに、観光や個人消費で回復の兆しが見えるなど、全体としては緩やかな持ち直しの動きになっていると予測している。

 

 熊本銀行 減収減益    -第2地銀-   

  熊本銀行(熊本市)の2014年3月期の決算は、一般企業の売り上げにあたる「経常収益」は、,去年3月期と比べて4.5%減の,249億8800万円,経費や税金を差し引いたあとの最終的なもうけを示す「純利益」は,24.2%減の50億2000万円となった。

 

◆単体。単位は100万円。( )内は前期比増減率%。▲は赤字またはマイナス

・売上高(銀行は経常収益): 24、988(▲4・5)

・経常利益: 1、241(▲59・6)

・純利益:  5、020(▲24・2)

 

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 南九州
 九州を南北に分割する区分はしばしば用いられ、二分する場合は北九州(北部九州、九州北部)と南九州(南部九州、九州南部)、三分する場合はこれに中九州(中部九州、九州中部)が加わる。地域区分の境界が明確ではないことも多く、南九州という言葉の用法も行政組織や民間企業などの業務エリアによってさまざまである。
 具体的な範囲は使用する側により解釈に違いがあるが、最も一般的な範囲は宮崎県と鹿児島県を合わせた地域とされる。

 地方制度調査会による「道州制のあり方に関する答申」の13道州案[3]や国土交通省による日本の14地域区分[4]では、熊本県を含めて南九州としている。また、観光雑誌などにおいては熊本県を含め「南九州3県」または単に「南九州」と呼ばれることがある。

 

 


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