「身の丈」経営,「身の程」人生

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岸惠子さんの小説『わりなき恋』-モデルは元デンソー副社長I氏

2019-01-25 18:08:41 | 岸惠子

 

わりなき恋 (幻冬舎文庫)

 

 国際的なドキュメンタリー作家・伊奈 笙子、六十九歳。大企業のトップマネ ジメント・九鬼兼太、五十八歳。偶  然、隣り合わせたパリ行きのファース トクラスで、二人がふと交わした「プ ラハの春」の思い出話。それが身も心 も焼き尽くす恋の始まりだった……。成 熟した男女の愛と性を鮮烈に描き、大 反響を巻き起こした衝撃の恋愛小説。 待望の文庫化!

 

幻冬舎刊 岸惠子著 650円 


  岸惠子さんの小説『わりなき恋』は,七十代女性の恋愛模様が描かれ,話題となりました。岸惠子さんは,“わりなき恋”とは,「理屈や分別を超えて,どうしようもない恋。苦しくも耐えがたい焔のような恋のことだと思う。」と語っています。
 この小説を読んで、わくわく感じられる人は,百歳人生を生き抜く元気があるということでしょう。ちなみに日本最古の和歌集『万葉集』にも,老人の恋心の歌がいくつも見られます。いつの時代でも,恋をする心と老いは関係ないのです。

『わりなき恋』 p334~p335  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「リタイヤなんかしない。これから自分の人生を生きる。笙子といっしょにね」
 笙子はちょっと首を竦め、ちょっとはにかみながら、小声で言った。
「お気づきじやないかもしれないけど、私、この夏の終わりに、栄誉ある後期高齢者という身分になっちゃったのよ。七十五歳という女盛りよ」
「お気づきだったさ。ぼくのいないパリでとった年なんて知らん!」
 九鬼の口調には冗談とはとれない、厳しいさびしさがあった。
「笙子はいくつになっても、ステキな女盛りだよ」
 まことに若々しい七十五歳と六十三歳になろうとする男女は、同時に、いとも優雅に立ち上がった。

◆岸 恵子さん -「パリ在住四十年」

女優・作家。横浜市出身。『我が家は楽し』で映画デビュー。『君の名は』『雪国』『おとうと』『細雪』と名作に出演。いまも映画、テレビ界の第一線で活躍している。40年あまりのパリ暮らしの後,現在はベースを日本に移しながらフランスと日本を往復する。海外での豊富な経験を生かし,作家,ジャーナリストと多方面で活躍。2002年にフランス政府芸術文化勲章オフィシエを受勲。『ベラルーシの林檎』(日本エッセイスト・クラブ賞受賞),『風が見ていた』『私のパリ私のフランス』ほか著書多数。

 

 

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      佐田啓二 (出演),‎ 岸惠子 (出演),‎ 大庭秀雄 (監督) 形式: DVD

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すれ違いの悲恋を綴った大庭監督の本格派メロドラマ 昭和20年5月24日、東京大空襲の夜に数寄屋橋の上で互いの命を助け合った若い男と女。ふたりは名も明かさず、「もしも生き延びていたのなら、半年後の11月24日の夜、この橋の上で再会を…」と、約束を交わし別れる。

時がたち約束の夜、男は待ち合わせ場所へ。しかし、女は無理解な縁談を強いられ、遠く佐渡ヶ島にいたのだった。幾多の障害にあいながらも、互いに想いを絶ちきれず、それから1年後の11月24日、ふたりは再会し名乗り会うことに。

男は春樹、そして女は眞知子。だが眞知子は、明日は人の妻になる身であった。真実を打ち明けられた春樹は・・・。

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女学生の肉体の悩みを描き、大胆に捉えた思春期の性典!
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◆主人公 笙子と恋仲になるビジネスマンのモデルは,元トヨタ取締役・元デンソー副社長のI氏とのこと。

 主人公 笙子と恋仲になるビジネスマンのモデルは,元トヨタ取締役・元デンソー副社長の岩月伸郎氏だという。
1945年生まれ。魔應義塾大学経済学部卒。69年,トヨタ自動車工業(現・トヨタ自動車)に入社。トヨタ生産方式の生みの親である大野耐一氏から直接指導を受け,社内やグループ会社への導入に携わる。99年,同社取締役ヨーロッパ・アフリカ本部長。2001年にはD社の常務取締役に。その後,専務,副社長などの要職を歴任。

 岩月氏は,幻冬舎から『生きる哲学トヨタ生産方式』『トヨタ生産方式でドラッカーの「マネジメント」を読み解く』といったトヨタ生産方式に関する著作を上梓している。

岩月伸郎氏
1945年愛知県岡崎市生まれ。魔應義塾大学経済学部卒。69年,トヨタ自動車工業(現・トヨタ自動車)に入社し,元町工場工務部に配属。70年,張富士夫氏らが指導に訪れた際,トヨタ生産方式と出会う。以降,生産方式の生みの親である大野耐一氏から直接指導を受け,社内やグループ会社への導入に携わる。99年,同社取締役ヨーロッパ・アフリカ本部長。2001年にはデンソーの常務取締役に。その後,専務,副社長などの要職を歴任。現・顧問。12年岩月事務所(OFFICE IWATSUKI)を設立,代表に就任。

生きる哲学 トヨタ生産方式―大野耐一さんに学んだこと (幻冬舎新書)

 

世界中のメーカーが生産現場に導入し、究極のモノ造りと称されたトヨタ生産方式。
その100%良品を絶対とする徹底したムダ排除の理念は「人間の能力への限りない
信頼」「人間の尊厳への敬意」という哲学から導き出された人生論でもある。生産
方式の生みの親・大野耐一氏に仕え、展開に貢献した著者が、リコール問題でトヨ
タが揺れる今、好不況に左右されない普遍的経営論、画期的人材育成論を交え、
その真髄を語る。

 

 幻冬舎刊 ・ ¥842 

 生きる哲学 トヨタ生産方式―大野耐一さんに学んだこと』p36  岩月伸郎著




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