俳優であり,作家,ジャーナリストとしても活躍の岸惠子さん。8月に東京と横浜で開催のトークショー「いまを生きる」のチケットが予約できるといいのだが・・・。8月11日に90歳を迎える岸さんは,「今回が最後の舞台になると思うんですね。」とも語っておられる。
岸惠子さん曰く。今年,90歳に。唯一無二の波乱の人生は,大河ドラマを見るかのようです。そのエッセンスを,8月開催のスペシャルトークショー「いまを生きる」で語ります。「最晩年を生きる私が感じる『人生』は,つらいことと,うれしいことが具合よく重なり合って,尊い一生だったと心から思います。これらの体験を伝えたいと思います」と。(出所:赤旗日曜版 2022-06-05)
▼ロシアによるウクライナ侵攻を憂慮!
岸さんは映画「スパイ・ゾルゲ 真珠湾前夜」(1961年)への出演を機に,元夫のイブ・シャンピ監督(フランス人)とともに,旧ソ連を訪問している。当時を振り返り「ロシア人の良いところもいっぱい知っている」とウクライナへの軍事侵攻を悲しむ。
また,20代で渡仏した岸さんは「一生の半分以上をヨーロッパに住んだ私は,国境は動くものだと思うようになった。海に囲まれ,安全地帯という特殊な日本。知識もあるし,分析力もあるのに,あまりにのんきに思える。鎖国してるの?ってくらい。感覚で分かっていても,行動に出ない。その辺りのことをお話したい」と,意欲を見せている。また,今回のギャラはウクライナの難民の方に寄付したいと思っています」とも語っている。(出所:中日スポーツ,東京中日スポーツ,夕刊フジ)
▼今後の執筆の予定は?
「2冊書きたい。生きていられたらのことですが,小津安二郎さんの面白エピソードや石原慎太郎さんにまつわるエピソードなど,そういう方のことを6,7人くらい書きたい。こういう人たちが歴史を作ってきたということを書きたい。もう一つは小説を書きたいですね。この2冊を書いたらさっさと死にたいと思っています」とのこと。
▼2017年「スペシャルトークショー 夢のあとさき」の記者会見
五年前(2017年)に,東京・なかのZERO大ホールで半生を振り返る「スペシャルトークショー 夢のあとさき」開演前の会見では,85歳になることを問われて,「そ~なのよ、85歳」と臆せず,「同じ薬を間違って2回続けて飲んでしまったり,頭もボケているが,見栄とはったりで生きてますよ。でも苦労が絶えないから,老けたり腰の曲がったおばあさんにはなれないのね」と,老いを感じさせないさすがの対応。
◆岸 惠子-------------------略歴
身長161cm。舞プロモーション所属。映画の代表作は『君の名は』『雪国』『おとうと』『約束』『悪魔の手毬唄』『細雪』など。
・生年月日: 1932年8月11日 (年齢 89歳)
・出生地: 神奈川県 横浜市
・配偶者: イヴ・シャンピ (1957年 - 1975年)
・孫: ロスコー・エリス、 ジャクソン・エリス
1932年生まれの著名人 -------------
・桂由美 1932-4-24
・五木寛之 1932-9-30
・平岩弓枝 1932-3-15
・野末陳平 1932-1-2
・寿美花代 1932-2-6
・神津善行 1932-1-2
・市田ひろみ 1932-7-10
・木元教子 1932-11-26
・渡辺美佐子 1932-10-23
・仲代達矢 1932-12-13
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