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鹿児島出身 日本ハム 木佐貫引退 「「悔いはあるが納得している」…引退会見

2015-09-30 23:30:43 | 鹿児島ゆかりの人

  今季限りで引退の日本ハムの木佐貫洋投手(35)は,30日のロッテ戦(札幌D)で現役最後の登板を果たした。4点を追う5回から2番手で登板。先頭のデスパイネ、続く井口をいずれもフォークで空振り三振に仕留めると、最後はクルーズを二ゴロに抑えた。登板後は球場中から大きな拍手が送られる中ベンチへと戻り,13年間のプロ野球生活に別れを告げた。

 巨人,リック ス,日本ハムと3球団を渡り歩いた62勝右腕だが,13年目の今季はここまで1軍昇格できず,2軍でも16試合で0勝6敗,防御率7.67。木佐貫は昨季1勝に終わり,今季を背水の陣として臨んでいたが結果を残せなかった。


 鹿児島・川内で甲子園出場はならなかったが,150キロを超える直球と落差の大きなフォークを武器に亜大4年には東都大学リーグで春秋連続でMVPに輝き,世界大学野球選手権にも出場。巨人では新人だった2003年に10勝を挙げ新人王を受賞。

  オリックスに移籍した2010年も10勝を挙げ,日本ハム1年目の2013年も9勝をマーク。オールスターには3度出場した。2013年には史上12人目 となる12球団勝利を達成。プライベートでは鉄道マニアとして有名で,球場まで電車通勤し、ファンとの交流を大切にするなど,人柄も誠実で人気も高い。

 日本ハムの木佐貫洋投手が30日、札幌市内の球団事務所で現役引退会見を行った。

 木佐貫は02年ドラフト自由獲得枠で巨人入り。1年目の03年に先発の一角として10勝7敗で新人王。交換トレードで09年オフにオリックス、13年1月に日本ハムに移籍し、先発として活躍した。球宴には3度出場。今季は1軍登板のチャンスはなかったものの、巨人、オリックス、日本ハムの3球団で通算62勝を挙げた。

●30日の現役引退会見で--まだ35歳。選手としてやり残したことは?

 「悔いはあります。もっと成績を上げておけば良かったなと。いろいろありますけど、この決断を自分で下したので。悔いはなくはないですけど、納得はしています

 

>>>実直・研究熱心 木佐貫洋

 1980年(昭55)5月,薩摩川内市生まれの35歳。川内高校から亜大に進み4年時に東都リーグ春秋連覇。同年の大学選手権、明治神宮大会も制 し4冠を達成した。2002年ドラフト 自由獲得枠で巨人入団。1年目の2003年に10勝7敗で新人王。150キロを超える直球に、落差鋭いフォークボールが武器。3年目以降は故障に苦しん だ。2007年,12勝がピークで2009年は1軍登板1試合のみ。同年,トレードで関西のオリックスへと移籍し,さらに2012年,開幕前の電撃トレー ドで糸井嘉男(オリックス)らとのトレードで北海道日本ハムへと移籍。

 木佐貫の性格はいたって 真面目であり,研究熱心という。登板時に気づいたことがあればベンチに戻ってすぐにメモを取る。また,ファンサービスも怠りなく,カバンの中には自らがサインしたカードを忍ばせ,ファンに求められればすぐに渡せるようにしていた。彼は野球のほかに『鉄道マニア』の一面を持つ。



*全球団勝利を達成
 2013年5月20日の巨人戦では7回を1失点で勝利投手となり、史上12人目の全球団勝利(近鉄を除く12球団)を達成した。なお,この試合では,同い年で同じ鹿児島県内の高校出身の巨人先発の杉内俊哉投手に投げ勝っている。

 


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