鹿児島商工会議所と鹿大，国際大が協定
photo:https://www.kagoshima-u.ac.jp/topics/2016/04/post-1007.html
鹿児島県では，近年，県内では人口の減少と人材の流出が課題となっています。そこで，4月7日，産学連携による地域を活性化に向けて，鹿児島商工会議所と鹿児島大学 https://www.kagoshima-u.ac.jp/ と鹿児島国際大学 http://www.iuk.ac.jp/ が包括連携協定を締結しました。
包括連携協定を結んだのは，鹿児島商工会議所と鹿児島大学，そして鹿児島国際大学です。調印式には，鹿児島商工会議所の岩崎芳太郎会頭と鹿児島大学の前田芳實学長，鹿児島国際大学の津曲貞利学長が出席し，協定書に署名しました。協定内容の「地域産業界が求める人材の育成」，「学卒者の地元就職率向上と持続的定着」などに関して，地元経済界と大学が協力することを掲げています。
鹿児島商工会議所の岩崎会頭から，人口減少，人材流出，中央との格差などの問題を抱える地方が存続していくためには，産学の協働は地方の継続性を維持するためにも必要であり，そのなかで，鹿児島大学，鹿児島国際大学等の教育機関が主体性を持って地元経済界と協働していくことに大きな期待を寄せていることが述べられました。
>>>鹿児島大学
・学部： 法文学部，教育学部，理学部，医学部，歯学部，工学部，農学部，共同獣医学部，水産学部
数多くの附属施設を有する総合大学です。現在，約9,000名の学部生，約2,000名の大学院生（内約300名が留学生）及び約2,500名の教職員が在籍します（2013年5月現在）。
鹿児島大学では一昨年度に就職した卒業生 1166人のうち，県内の企業に就職したのは約４割にとどまっていることから，４年後には県内就職率を５割に引き上げたいとしています。鹿児島商工会議所と両大学は，今回の協定をきっかけに魅力ある雇用を作り出し，地域が求める人材の育成することで，若者の県外流出に歯止めをかけたいとしています。
>>>鹿児島国際大学
キャンパスの風景
本学との協定には，①地域の経済・観光の発展及び教育・文化の振興②地域福祉の充実③フィールドワーク及び国内・海外インターンシップの推進④「寄附講座」への協力など１３項目が盛り込まれ，今後両者が話し合いを持って対策を具体化させていきます。
学部： 経済学部，福祉社会学部，国際文化学部
大学の略称はIUK，鹿国大。1932年に設置された鹿児島高等商業学校を母体とし，1960年に鹿児島経済大学として設置されました。在学生数は， 2700人。
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