新燃岳が噴火 鹿児島市から撮影 2011年1月26日
霧島山の新燃岳で26日朝から噴火が続き、鹿児島地方気象台は午後6時、噴火警戒レベルを登山禁止や入山規制が必要とされる「3」に引き上げた。
鹿児島地方気象台によると,いまのところ火砕流や溶岩の流出などはみられないという。また、大規模なマグマの上昇は見られないことから、現段階ではすぐに大規模な噴火につながる可能性は低い。
気象台では午後6時、新燃岳の噴火警戒レベルを登山禁止や入山規制が必要とされる「レベル3」に引き上げた。今のところ被害はないが,高千穂河原から都城市方面で火山れきや降灰が激しく,県道が通行止めになるなどの影響が出ている。
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霧島山は、宮崎・鹿児島県境に位置し、加久藤(かくとう)カルデラの南縁部に生じた20 を超える安山岩(SiO250~ 67% )の小型の成層火山・砕屑丘からなる火山群である。成層火山は高千穂峰、中岳、大幡山などで、砕屑丘は韓国岳、大浪池、御鉢(高千穂峰の西)、新燃(しんもえ)岳などで、山体の大きさに比べて大きな火口を持つ。また、大浪池、大幡池、御池、六観音池など多くの火口湖がある。えびの高原と南西側山腹に温泉・地熱地帯があり、特にえびの高原の硫黄山では活発な噴気活動がみられる。
有史後は、主に御鉢と新燃岳(底部に火口湖)で噴火を繰り返してきた御鉢は1923(大正12)年の噴火以来穏やかであるが、過去の活動記録によれば霧島火山群中もっとも活動的な火口である。
新燃岳では2008年8月22日に小規模な噴火が発生した。
・2009(平成21)年
新燃岳の火口湖が4~7月に変色。
・2010(平成22)年
新燃岳で3月30日にごく小規模噴。
新燃岳で4月17日にごく小規模噴火
新燃岳で5月6日に火山性地震多発
新燃岳で5月27日に小規模噴火 高千穂河原で降灰を確認。
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