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新燃岳で噴煙警戒レベル2に引き上げ

2010-04-10 12:24:06 | 霧島連山

新燃岳で噴煙警戒レベル2に引き上げ
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 鹿児島地方気象台は3月30日,宮崎,鹿児島両県境の霧島山の新燃岳(1421メー
トル)で小規模な噴火が発生したと発表した。新燃岳の噴火は2008年8月22日以
来,1年7カ月ぶり。
 山頂を超えて上がる噴煙の量が増加していることから,噴火警戒レベルを平常の「1」
から,火口周辺の立ち入りを規制する「2」に引き上げており,今後も噴火の可能性があ
るとして,警戒を呼び掛けた。

 噴火警戒レベルが引き上げられたことを受け,霧島市は,新燃岳の火口から半径1キロ
以内への立ち入りを規制し,新燃岳につながる高千穂河原の登山口や中岳の山頂など鹿児
島県側の14カ所に立ち入り規制を知らせる看板を設置した。これによって,新燃岳への
登山や規制の範囲にコースが含まれる霧島連山の縦走が出来なくなった。なお,高千穂峰
や大浪池などの登山は可能だということです。


 霧島山は,宮崎・鹿児島県境に位置し,加久藤(かくとう)カルデラの南縁部に生じた20
を超える安山岩の小型の成層火山・砕屑丘からできたなる火山群である。成層火山は高
千穂峰,中岳,大幡山などで,砕屑丘は韓国岳,大浪池,御鉢(高千穂峰の西),新燃(し
んもえ)岳などで,山体の大きさに比べて大きな火口を持つ。また,大浪池,大幡池,
御池,六観音池など多くの火口湖がある。えびの高原と南西側山腹に温泉・地熱地帯が
あり,特にえびの高原の硫黄山では活発な噴気活動がみられる。


 有史後は,主に御鉢と新燃岳(底部に火口湖)で噴火を繰り返してきた御鉢は1923(大正
12)年の噴火以来穏やかであるが,過去の活動記録によれば霧島火山群中もっとも活動的
な火口である。

 新燃岳では2008年8月22日に小規模な噴火が発生した。



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