帝国データバンク長崎支店と東京商工リサーチ長崎支店の調査発表によると,今年5月に破産申請準備に入っていたまき網漁業のまる川漁業(資本金1000万円,長崎市魚の町3-21 登記面=南松浦郡新上五島町奈良尾郷470-6 従業員40名)と丸福産業(資本金9381万3500円,長崎市筑後町7-11,従業員35名),悠久漁業生産組合(出資金70万 円、佐賀県唐津市鎮西町名護屋2-54,従業員57名)の3社は,長崎地裁と佐賀地裁に10月24日付で破産を申請し,破産開始決定を受けた。
3社はそれぞれ独立した企業ながら,一時は協業体制で再建を図ってきた。しかしながら,多額の債務から再建は困難と判断,破産申請していた。
今後3社の事業は,今年2月に設立した開成水産(株)(佐賀県唐津市海岸通7182-214,設立2014年2月,資本金4000万円,入江和好社長)が船舶を買い取り,従業員の大半を雇用し操業を継承する。
◆負債総額
東京商工リサーチ調べ (http://www.tsr-net.co.jp/news/tsr/20141104_01.html)による3社の負債は,まる川漁業が44億1342万円、丸福漁業が22億3672万円,悠久漁業生産組合が13億3091で3社合計の負債総額は79億8105万円。
帝国データバンク調べ (http://www.tdb.co.jp/tosan/syosai/3977.html) による3社の負債は,まる川漁業(株)が債権者約132名に対し約44億9600万円,丸福漁業(株)が債権者約136名に対し約34億5800万円,悠久漁業生産組合が債権者約90名に対し約13億7800万円,3社合計で約93億3200万円。
◆企業概要
1)まる川漁業(株)
※ 長崎県南松浦郡新上五島町奈良尾郷 googlemap
まる川漁業(株)は,1934年(昭和9年)創業、48年(昭和23年)7月に法人改組。五島や 壱岐沖を漁場とし、アジ・サバなどの青物を中心とするまき網漁業を手がける。ピーク時の1985年6月期には3船団で営業し年間売上高27億9146万円 をあげていた。その後水揚げの減少が続き,2000年6月期には年売上高約19億円と落ち込んでいた。近年は1船団に減船し操業していたが,年間売上高は約4億5000 万円と業績・漁獲不振に加え,燃料費の高騰などで苦境にあった。
2)丸福漁業(株)
※ googlemap
丸福漁業(株)は,1954年(昭和29年)9月に設立。五島西沖や東シナ海,黄海などを漁場 に、サワラ・アジなどのまき網漁業を手がけ,2000年5月期には年売上高約10億5000万円を計上。近年,売上高は10億円を下回り赤字が累積,2船団から1船団に減船し金融機関や取引先の支援を受け再建を進めていた。
3)悠久漁業生産組合
悠久漁業生産組合は,1907年(明治40年)創業、53年(昭和28年)4月に組合改組。佐 賀,長崎から沖縄,島根方面でイワシ,アジ,サバを漁獲し,ピーク時の年間売上高は約10億円。近年は予定通りの水揚げがあげられず2013 年11月期には約7億6000万円にとどまり、船舶の償却負担などもあり赤字が累積、債務超過に陥っていた。最近は経費削減のため減船し1船団で操業していたが,厳しい資金運営が続いていた。
▼出典
※ 帝国データバンク
http://www.tdb.co.jp/tosan/syosai/3921.html
※ 東京商工リサーチ
http://www.tsr-net.co.jp/news/tsr/20140527_02.html
http://www.tsr-net.co.jp/news/tsr/20141104_01.html
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┗■ これからのエリアマーケティング -読売IS 「Perigee」掲載
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http://www.yomiuri-is.co.jp/perigee/feature16.html
こ れまでのエリア・マーケティングの成功事例が成り立たなくなっている。エリアという概念が希薄なネット通販の普及や人口減少による市場の縮小が、必要と される店舗の条件を変えてしまったことが原因だ。産業能率大学マネジメントスクールで長年エリア・マーケティングセミナーを担当する小林隆一氏に、これか らの小売業に求められるエリア・マーケティングの視点を聞いた。
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産能マネジメントスクール
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開講日程 | 第60回 2014年12月09日~10日 |
ねらい |
1.支店・営業所のエリア単位での市場分析と、それに基づく具体的な営業計画の立て方を学ぶ |
概 要 |
地 域別に販売組織を組んでいる企業の方々が参加対象です。自社の特定エリアの活性化策を実際に策定する演習を通して、「地域対応のマーケティング」の実践的 進め方を学んでいただきます。お客様の現状、ニーズ、具体的に欲している事柄をひとつひとつ明確にしていくことによってマーケットセグメンテーションを見 直し、営業活動や販売促進のあり方を再構築します。 |
特 徴 | ・ SWOT、PPMなど基本的なマーケティング戦略手法を織り交ぜながら、ワークシートに戦略を整理していきます ・ 他社事例や作られたケースではなく、自社・自身の担当エリアを題材にしてワークを進めます ・ 生産財と消費財、メーカーと小売業でワークシートを分け、それぞれの業種業態の特徴に合った形で戦略策定の検討ができます ・ アメリカや東南アジアなど一部の海外市場についても、地域データなどを提供し対応していきます |
プログラム | 1.地域(エリア)対応の営業戦略とは何か 2.地域対応の営業活動成功のための条件 3.営業活動の現状を把握する 4.エリア(地域)分析 5.業績向上に向けての課題抽出 6.営業活動の方向性を決める 7.エリア(地域)対応の営業計画立案 8.実績・目標管理 |
参加費:75,600円 講師:小林 隆一 お問い合わせ先:産能マネジメントスクールへ 0120-113644 会場(東京・代官山) |
産能マネジメントスクール
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開講日程 | 第69回 2015年02月05日~06日 |
ねらい |
1.対象業務の分析から作成といったマニュアル作成の一連の手順を学習する |
概要 |
各 業務には必ず何らかの関連があり、担当者の間で共有化されなくてはならない部分が存在しています。また、担当者がいつ変わっても、その業務が滞りなく遂行 されるよう常にマニュアルの整理が必要です。このセミナーでは、各業務の内容や流れなどを分析、整理して文書化し、職場全体の仕事を見える状態にする方法 を学びます。 |
プログラム | 1.時代が求めるマニュアルの役割 2.業務マニュアルのつくり方 3.業務分析で仕事を洗い出す ・業務分析で仕事を細分化し、階層構造で示す ・業務分析2つの視点(大から小へ,小から大で) ・業務体系図で仕事の全体像を体系的に把握 ・機能情報関連図で仕事同士の関連性を把握 4.わかりやすく読みやすいマニュアルの作り方 |
特徴 | ■ 「マニュアルの企画 - 対象業務の分析 - 作成」の一連の手順を習得し、「業務マニュアル」を作成しお持ち帰りいただけるよう講義4割、演習6割の実務重視のプログラム編成で実施しています ■ 国際化時代に対応し、国際的な分析手法WBSを取り入れての業務分析の実務を解説します ■ WBS(Work Breakdown Structure)とは、プロジェクトで実施する作業を細分化し階層構造で示した表のことです |
参加費:75,600円 講師:小林 隆一 お問い合わせ先:産能マネジメントスクールへ 0120-113644 会場(東京・代官山) |
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セミナー Q and A (セミナーで何を知り,実務にどのように役立つか) |
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