南九州 地銀3行の中間決算－宮崎銀行，宮崎太陽銀行，南日本銀行

　宮崎県　宮崎銀行と宮崎太陽銀行は，ともに４期ぶりの減収減益

　宮崎市に本店を置く宮崎銀行と宮崎太陽銀行のことし４月から９月までの中間決算は，ともに４期ぶりの減収減益となったが，両行とも高い利益水準を維持している。

・宮崎銀行：売り上げに当たる経常収益はグループ企業を含めた連結ベースで261億9200万円と前年比で5％減。貸出金平均残高は増えたが利回りが低下。有価証券利息や株式売却益も減少し，中間期として４年ぶりの減収減益となった。売上高から経費などを差し引いた経常利益は前年比で19.7％減少。今年度の経常利益の見通しについては，連結ベースでマイナス金利の影響が予想より小さいことから，当初の計画より12億円多い114億円に上方修正した。

　▼９月中間連結ベース。（　）内は前年同期比増減率％。▲は赤字またはマイナス。単位は１００万円。

　・売上高（銀行は経常収益）：　２６，１９２（▲５・０）

　・経常利益：　６，８９８（▲１９・７）

　・純利益：　４，５９１（▲１３・４）

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・宮崎太陽銀行：売り上げにあたる経常収益は，国債などの有価証券の利息収入が減少したことなどから，連結ベースで79億5000万円と前年比で０．１％の減少。
経常利益は前年比で11.9％少ない16億3700万円であった。貸出金利息の減少で中間期として２年ぶり減収。個人向けローン強化で保証料が増加し，経常利益，純利益とも4年ぶりの減益となった。なお，今年度の経常利益の見通しについては当初の予想と同じ17億円に据え置いた。

　▼９月中間連結ベース。（　）内は前年同期比増減率％。▲は赤字またはマイナス。単位は１００万円。

　・売上高（銀行は経常収益）：７，９０５（▲０・１）

　・経常利益：　１，６３７（▲１１・９）

　・純利益：１，５５３（▲８・１）

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　鹿児島県　南日本銀行，上期経常は35％減益
　　　　　　　　　　
　南日本銀行の4-9月の連結経常利益は，前年同期比35.0％減の18.9億円に落ち込んだ。だが，通期計画の26億円に対する進捗率は73.0％に達し，5年平均の65.7％も上回った。

　　▼９月連結中間　（　）内は前年同期比増減率％。▲は赤字またはマイナス。単位は１００万円。

　・経常利益：　１，８９０（▲３５．０）

　・純利益：　９００　（▲３１．０）