篤姫の好物・枇杷（びわ）

　ビワは，春の訪れを感じさせる果物のひとつです。天輝院篤姫も好物だったと伝えられ，東京上野・寛永寺にある十三代将軍家定と並ぶ篤姫の墓の周辺にはビワの木が植えられています。

　２００７年のビワの結果樹面積は全国で１７４０ヘクタール。うち鹿児島県は２４５ヘクタールで全国の約１４％を占め，長崎県に次ぐ全国第２位の産地です。同年の東京都中央卸売市場への入荷量は６０７トン。第一位は長崎県の２５３トン。（市場占有率４２％）で，次いで千葉県，愛嬢県と続きます。鹿児島県産は入荷量３３トン（市場占有率同５％）の第５位。

　ビワはベータクリプトキサンチンを多く含み，これが体内でビタミンAとして働き，皮膚や粘膜，消化器官を正常に保つとされています。またポリフェノールの一種，クロロゲン酸も含むなど美容と健康に良い果物ということです。

　　　　　　　　　　（参考　南日本新聞　０８．０３．３０　９面）


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