ひょんな事から朗読会に参加致しました。
教材は森鴎外の「高瀬舟」----速読、素読みと回を重ねると
内容の深さに圧倒されます。作品のテ-マは「足るを知る」です。
今はこの言葉も「死語」の様です。
人は身に病が有ると、この病が無かったらと思う。
その日その日の食が無いと、食べられたらと思う。
万一の時に備えがないと、少しでも蓄えが有ったらと思う。
蓄えが有っても、その蓄えがもっと多かったらと思う。
人間はなんと欲の塊なのでしょう。
改めて「足るを知る」の言葉を深く考えるべきと思います。