写真家の"田村かおる”さんは、この度”ソロ-ニュ-の森”と云う
写真集を出版された。この方は勇気ある行動家。フランスに行って
自分の人生を切り開いて行く、本当に凄い人だと思う。
お城を精神病院にした場所に興味を持ち訪れた。
それから6年始めは緊張の日々、なかなか入り込めない。
心の感情が行きつ戻りつ。たった一人九十歳の院長先生が理解者であった。
でもある日、ぎりぎりの感情に個人脱走。友人の家で自分を見つめる。
やはり、私はあの人達と共にありたいと。そして、積極的に上映会に
自分の作品を出したり、ワ-クショップに参加したりして自分の位置を見つけた。
この精神病院は全員が私服。”患者”か”スタッフ”か判らない。
”患者”といわず”滞在者”という。遠足もあり。
しかし、二十四時間「貴方をみているのですよ」との心のケア-は凄いもの。
この様な病院が日本にもあったら素晴らしいのにな~。
田村さんはこの病院の滞在者に、御礼の意味を込めて写真集を出版したと。
”心の糸”が繋がりました。