素晴らしい事にセドルさんが勝利しました。(AlphaGo投了)
78手目の「割り込み」が神の一手であった模様です。
AlphaGoは87手目に至って、ようやく自分の不利を理解したとのこと。
それまでは自分の勝率を70%と認識していた模様です。
さて、不利を理解したあとのAlphaGoの打ち方はかなり無謀なものであり、自分から自爆していく様なものでした。
AlphaGoの評価関数は勝率を計算するものであるらしく、次の一手は「最善手」ではなく「一番勝率が高くなると今までの学習で学んだ手」であります。
従って、十分な学習がなされておれば「次の一手」は統計的に見て「有効な一手」でありましょうが、不十分な学習ではそうはまいりません。
AlphaGo、どうやら「認識ミスをしたあとの対応の仕方」は十分に学習出来ていなかった様で、そのありさまは「初めてミスをして、どうしてよいかわからず、うろたえている」というものでありました。
こうしてAlphaGoが「自分はミスをすることがある」という事を理解しその対応方法を学習することが、次の目標になったことは明白であります。
さて、AlphaGoの評価関数は通常の場合は素晴らしいものであります。
その正確さははるかに人を超えています。
しかしながら、その評価関数は鋭いものではありましたが、非常にもろいもの、薄いものでありました。
そうしてセドルさんのとった戦略、分かりにくい碁、難しい碁の状況には耐えられず、刃こぼれが生じてしまいました。
まあそういうことになるかと思われます。
しかしながら、ここはセドルさんが褒められるべきでありましょう。
常人ではそのような「刃こぼれを引き起こすこと」は多分出来ないでありましょうから・・・。
PS
【AlphaGo】イ・セドルvsAlphaGo Googleディープマインドチャレンジマッチ第4局速報(※18:05更新終了)<--リンク
PS
セドル 記者会見 コメント
ひと勝負に勝っただけでこのように祝いを受けるとは思わなかった 。
今回の対局をする前に私が4-1あるいは5-0で勝利をする事と話した。
事実私が3-0で先んじてひと勝負を敗れたと仮定するならば、とても痛かっただろう。
かえって3連敗にあって勝利したのでこのようにうれしい事はない。
この喜びは今までに何とも、そして今後も何とも代えがたいものだろう。
本当にうれしい。
皆さんの応援のおかげで今日ひと勝負でも勝った事ではないかと考える。
感謝申し上げる。
ひとまずAlphaGoが露出させた弱点は二つある。
基本的に白番よりは黒番を大変とするのではないかと思う。
今日予想できない手が出てきた時一種のバグ形態で数手進行された。
考えることが出来なかった手に対する対応力が落ちる。
白よりは黒を難しがるという点もAlphaGoの弱点だ。
三連敗は国内対局のプレッシャーが大きな問題ではない。
基本的に私の実力が不足が原因。
衝撃が最初からなかったとは申し上げることができないが、対局を中断する状態ではなかった(笑)。
もちろん結果が良くなかったためにそのような話が出てくるようだ。
そこまで大きいダメージを受けた事ではなかったと申し上げる。
最後の5局では黒番で勝ってみたい。
白番で勝つことよりは黒番で勝つ方がさらに値打ちがあるので 、最後の5局は黒番で打ちたい。
グーグルに提案する。 (グーグルは受けた模様)
白78のワリコミは私は実際簡単な手だと考えた(笑)。
だが思ったより難しくて今回また負けるのではないかと思った。
その手を打った理由はそこしか打つところがなかったためだ。
その手以外はない手であった。そのように称賛を受けてかえって戸惑う。
PS
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78手目の「割り込み」が神の一手であった模様です。
AlphaGoは87手目に至って、ようやく自分の不利を理解したとのこと。
それまでは自分の勝率を70%と認識していた模様です。
さて、不利を理解したあとのAlphaGoの打ち方はかなり無謀なものであり、自分から自爆していく様なものでした。
AlphaGoの評価関数は勝率を計算するものであるらしく、次の一手は「最善手」ではなく「一番勝率が高くなると今までの学習で学んだ手」であります。
従って、十分な学習がなされておれば「次の一手」は統計的に見て「有効な一手」でありましょうが、不十分な学習ではそうはまいりません。
AlphaGo、どうやら「認識ミスをしたあとの対応の仕方」は十分に学習出来ていなかった様で、そのありさまは「初めてミスをして、どうしてよいかわからず、うろたえている」というものでありました。
こうしてAlphaGoが「自分はミスをすることがある」という事を理解しその対応方法を学習することが、次の目標になったことは明白であります。
さて、AlphaGoの評価関数は通常の場合は素晴らしいものであります。
その正確さははるかに人を超えています。
しかしながら、その評価関数は鋭いものではありましたが、非常にもろいもの、薄いものでありました。
そうしてセドルさんのとった戦略、分かりにくい碁、難しい碁の状況には耐えられず、刃こぼれが生じてしまいました。
まあそういうことになるかと思われます。
しかしながら、ここはセドルさんが褒められるべきでありましょう。
常人ではそのような「刃こぼれを引き起こすこと」は多分出来ないでありましょうから・・・。
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セドル 記者会見 コメント
ひと勝負に勝っただけでこのように祝いを受けるとは思わなかった 。
今回の対局をする前に私が4-1あるいは5-0で勝利をする事と話した。
事実私が3-0で先んじてひと勝負を敗れたと仮定するならば、とても痛かっただろう。
かえって3連敗にあって勝利したのでこのようにうれしい事はない。
この喜びは今までに何とも、そして今後も何とも代えがたいものだろう。
本当にうれしい。
皆さんの応援のおかげで今日ひと勝負でも勝った事ではないかと考える。
感謝申し上げる。
ひとまずAlphaGoが露出させた弱点は二つある。
基本的に白番よりは黒番を大変とするのではないかと思う。
今日予想できない手が出てきた時一種のバグ形態で数手進行された。
考えることが出来なかった手に対する対応力が落ちる。
白よりは黒を難しがるという点もAlphaGoの弱点だ。
三連敗は国内対局のプレッシャーが大きな問題ではない。
基本的に私の実力が不足が原因。
衝撃が最初からなかったとは申し上げることができないが、対局を中断する状態ではなかった(笑)。
もちろん結果が良くなかったためにそのような話が出てくるようだ。
そこまで大きいダメージを受けた事ではなかったと申し上げる。
最後の5局では黒番で勝ってみたい。
白番で勝つことよりは黒番で勝つ方がさらに値打ちがあるので 、最後の5局は黒番で打ちたい。
グーグルに提案する。 (グーグルは受けた模様)
白78のワリコミは私は実際簡単な手だと考えた(笑)。
だが思ったより難しくて今回また負けるのではないかと思った。
その手を打った理由はそこしか打つところがなかったためだ。
その手以外はない手であった。そのように称賛を受けてかえって戸惑う。
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