窓際日記・福島原発

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AIロボットが描いた「AIの父」の肖像画、約2億円で落札

2024-11-12 12:20:41 | Weblog

AIロボットが描いた「AIの父」の肖像画、約2億円で落札: https://archive.md/D6JMq : https://archive.md/a2HgD :

『第2次世界大戦中の暗号解読者として知られるアラン・チューリング氏(1912~1954年)を、人工知能(AI)のロボットが描いた肖像画が7 日、アメリカのオークションで130万ドル(約1億9800万円)で落札された。

数学者だったチューリング氏は、コンピューター科学の先駆者で、「AIの父」としても知られている。

オークションを開催した米サザビーズによると、「A.I. God(AIの神)」と名付けられたデジタルアート作品には27件の入札があった。落札価格は当初、12万~18万ドルと予想されていた。

サザビーズは、この歴史的な売却は「世界的なアート市場における新たなフロンティアを開拓し、オークションにおける人型ロボットによる作品の基準を確立するものだ」と述べた。

また、この作品を描いた「エイダ(Ai-Da)・ロボット」は、「オークションで作品が売却された、初の人型ロボットアーティスト」だと付け加えた。

落札された作品は、英ケンブリッジ大学のキングス・コレッジで学んだチューリング氏の、大型のオリジナル肖像画だ。

チューリング氏は第2次世界大戦中、イギリスの情報機関が置かれていたブレッチリー・パークで、悪名高いエニグマ暗号の解読に協力し、ナチス・ドイツとの戦いにおける連合国の勝利に重要な役割を果たした。

戦後には、現代的な意味でのデジタルコンピューターの詳細な設計図を制作した。

7日に終了したオンラインオークションについてサザビーズは、「予想価格をはるかに上回る価格」で非公開のバイヤーが同作品を落札したと説明した。

また人型ロボットのアーティストによる初作品の落札価格は、「現代美術の歴史にひとつの瞬間を刻み、AI技術と世界的なアート市場の交わりが深まっていることを反映している」と述べた。

エイダ・ロボットは高度なAI言語モデルを使用し、「私の作品の重要な価値は、新興技術に関する対話のきっかけになれるという点だ」と述べた。

また、「AIとコンピューティングの神のような性質について、これらの進歩の倫理的・社会的影響を考慮しながら、観客に考えさせる作品だ」とも語った。

「アラン・チューリングはこの可能性を認識しており、こうした未来に向かって突き進む私たちを見つめている」

エイダ・ロボット・スタジオのディレクター、エイダン・メラー氏は、「このオークションは視覚芸術にとって重要な瞬間だ。エイダの作品は、AIの興隆期において、芸術界と社会の変化に焦点を当てた」と話した。

「この作品は、AIがより大きな力を得るなかで、その主体性についての問題を浮き彫りにしている」』

 

 

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