窓際日記・福島原発

窓際という仕事の雑感

・トップ 10  ランキング、13の県が警報、32の県が注意報レベル到達。    

2011-01-30 00:52:29 | Weblog
・インフルエンザ患者発生の状況です。

・感染状況の経緯と予報                    
 ・第36週(9月 6日~12日) ・2010年のインフルエンザ シーズンの開始    
        ・・・・・       
 ・第43週(10月25日~31日)・北海道が流行入り(確定)
        ・・・・・       
 ・第50週(12月13日~19日)・全国平均が1.0人を超えて流行入り 
 ・第52週(12月27日~ 2日)     
 ・第 1週( 1月 3日~ 9日)・全国47都道府県が流行いり。     
 ・第 2週( 1月10日~16日)・26県が注意報発令レベル超え。     
 ・第 3週( 1月17日~23日)・13の県が警報、32の県が注意報レベル到達。    
 ・第 4週( 1月24日~30日)     ・・・・今週・・・・
         ・・・・・       
  ・・・ピーク予報(ピーク到達タイミングは厚生省予測による)・・・
 ・第 4週~5週          ・全国平均が定点40人程度。

 ・ウイルス サーベイランス状況
  ・占有率(2週移動平均)%
               50週   51週   52週   1週    2週   3週
   A(H1)pdm     58    66    73    82    87    83
   A(H3)         40    32    24    17    12    16
   B              2     2     3     1     1     1

 第3週は新型が減少に転じました。

 新型が83%に減少、A香港型は16%に増加です。

 B型は今回も1%でねばっています。

 前シーズンのような「新型が季節性を駆逐する」パターンの再来かと思われましたが、
 なかなかA香港型もがんばっている状況になってきました。


 北海道は相変わらずA香港型がほぼ独占状況ですが、新型もぼちぼち出現です。

 東北はどうやら新型が優勢になってきたようです。

 関東でも新型が優勢になってきましたが、東京、埼玉、群馬ではA香港型が
 拮抗しています。

 甲信、東海、北陸も新型が優勢ですが、山梨のみA香港型優勢です。

 近畿、中国、四国も新型優勢です。

 九州は拮抗状態で、福岡は新型、佐賀、鹿児島はA香港型が優勢で、
 熊本は新型とA香港型が拮抗しています。

 沖縄は新型優勢です。

 北海道が新型があまり伸びないのが特徴的ですね。


 ・定点状況推移(人)
               50週   51週   52週   1週    2週   3週
  2010年定点データ  1.41  2.06  2.30  5.06 12.09 26.41

 ・定点確定値です。                  
                        定点あたり   定点合計    全国推計
 ・第48週(11月23日~29日)   39.63人    190801人    189万人
 (第48週がピーク)
    2009年 ・・・・ 2010年
 ・第30週( 7月26日~ 1日)     0.02人      112人   (0.12万人)
 (定点患者数がボトム)
        ・・・・・       
 ・第 1週( 1月 3日~ 9日)     5.06人    24841人     37万人
 ・第 2週( 1月10日~16日)    12.09人    59832人     78万人
 ・第 3週( 1月17日~23日)    26.41人   130515人    149万人

 ・患者報告数の予報です。
  ・29日                      5.36人              29.4万人
  ・30日                      5.51人              30.2万人
  ・第 4週( 1月24日~30日)    39.86人   191462人  218.6万人

 ・定点あたり報告数の順位(トップ10)

            1月 9日      1月16日      1月23日

     1      沖縄          沖縄           宮崎
     2      福岡          佐賀          沖縄
     3      佐賀          福岡          福岡
     4      長崎          宮崎          佐賀
     5      宮城          長崎          長崎
     6      鹿児島         大分          大分
     7      宮崎          宮城          鹿児島
     8      千葉          千葉          熊本 
     9      埼玉          鹿児島         群馬
    10      福島          群馬           千葉
            
・コメント
                      参考・先シーズンのピーク値
 1位  宮崎   64.49人         69.08人
 2位  沖縄   63.17人         54.88人
 3位  福岡   48.97人         63.35人
 4位  佐賀   48.44人         50.87人
 5位  長崎   47.29人         59.14人
  ・・・
 10位 千葉   36.38人          37.01人

 宮崎が4位から1位に上昇です。

 沖縄は2位に後退です。

 3位の福岡は2週連続です。

 1位から13位までが定点30人超えで、警報発令レベルです。

 14位から45位までが定点10人超えで、注意報発令レベルです。


 トップ10県の内7つの県が九州、沖縄地方で占められていますね。

 宮崎、沖縄、佐賀、福岡、長崎、鹿児島、千葉がご常連です。

 ほぼこのままの上位陣でピークまで走るものと思われます。

 参考までに、先シーズンのピーク値トップ5

 1位  福井  95.44人
 2位  大分  77.21人
 3位  宮崎  69.08人
 4位  石川  65.02人
 5位  山口  64.31人

 先行している県はぼちぼちピークにさしかかっているのでしょうね、きっと。

 それとも第3週がすでにピークなのか?

 次回第4週の報告は、要注目です。

・高位エリア

恒常的に高位にいる県の推移状況
             (恒常的に高位・・・3週間以上連続して15位以内)

          1週           2週           3週 

北海道エリア ーーー        ーーー           ーーー

東北エリア  宮城、         宮城、福島       福島、山形

関東エリア  埼玉、茨城、群馬  埼玉、群馬、      埼玉、群馬、千葉  

甲信エリア  ーーー        ーーー           ーーー  

北陸エリア  ーーー        ーーー           ーーー

東海エリア  ーーー        ーーー           ーーー

近畿エリア  ーーー        ーーー           ーーー

中国エリア  ーーー         鳥取            ーーー 

四国エリア  ーーー         ーーー          ーーー  

九州エリア 佐賀、長崎、鹿児島  佐賀、長崎、鹿児島 佐賀、長崎、鹿児島
        福岡、宮崎       福岡、宮崎       福岡、宮崎

沖縄エリア  沖縄          沖縄           沖縄

合計      10県          11県          11県

          1週           2週           3週 

コメント

高位エリアは前回同様の11県です。

宮城、鳥取が抜けて、千葉、山形が入りました。

相変わらずの真ん中が無いパターン継続です。

北海道はついに高位エリアから姿が消えましたね。

PS

今まで鳥インフルエンザのウイルス君が確認された場所(ホット スポット)

・現状・・・11県18カ所からH5N1検出、+1か所は疑い例

北海道(稚内、浜中町)、島根(養鶏場、野鳥)、富山、鳥取、福島、
鹿児島(ツル公園、養鶏場)、宮崎(5カ所の養鶏場)、兵庫(野鳥)
愛知(養鶏場)、高知(野鳥)、長野(野鳥)、福島(野鳥)

福島の野鳥で2例目の疑い例が発生しました。


完全に最悪シナリオの第1ステップを登りました。

日本の野鳥環境の中に鳥インフル君が住み着いた模様です。

野鳥の死骸を食べる食肉動物にも感染は広がっているのでしょうね、多分。

日本の自然環境そのものがウイルス君に侵入されてきているということですか。


次の段階は、家畜の中に鳥インフル君が侵入してくることですね。

養鶏場にはすでに8か所、侵入しています。

恐ろしいのが、養豚場です。

ここに侵入して、H1N1と遺伝子の交雑をおこすとやっかいな事になります。

その意味では、農水省は養豚業会と連携して豚さんのウイルス サーベイランスを
そろそろ始めるタイミングでしょう。


「鳥インフルエンザが人には感染しない」という当局の発表とNHKのニュースは
正確ではありません。

動物の死骸やら糞などには触らないことが基本です。

山歩き、河原あそび、緑地公園、野鳥公園、動物園などでは
注意レベルをひとつあげる必要があります。


政府がやっている「熱さえ通せば何でも安全」キャンペーンには疑問が残ります。

鳥インフル・ウイルス君が混入している疑いのあるものは、「食用」には適しません。

廃棄処分とするのが妥当なところでしょうか。


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