小学生の頃、宮内駅前、南町の自転車屋さんの安彦さんに連れられて、自転車で赤湯の公共浴場(公衆浴場、共同浴場他いい方がいろいろある)までサイクリングし、帰りは、ビー玉の入ったラムネを飲んで帰るということが、2,3回あった。
宮内の人たちもけっこう愛用しているのが、100円風呂の公共浴場だ。それが、どんどん様変わりし、昭和のレトロな浴場は「烏帽子の湯」だけになってしまった。それも、中が改装され便利にはなったが、レトロっぽくなくなってしまった。それでも、外観は昭和レトロを保っていてとってもステキである。
中で、宮内の顔見知りの人たちと出会うと、大声を上げて挨拶してしまう。相手から「シーッ!」と指を口の前に立てて抑制される。公共の浴場は、様々なマナーがしっかり守られていて、これも大好きなところだ。
私など下半身を洗うのに、つい立って洗い、そのまま立ってシャワーを浴びたくなるのだが、皆さんは、中腰になって下半身を洗う。立つというのは、近くの人にかかってしまうので、それを避けるためだ。タオルを湯船に入れる人など1人もいない!
新しくできた「湯こっと」などでは、同じ赤湯とか南陽の人とは思えない、マナー違反の人を見かける。湯船の中に自分のタオルを浸すのだ。
風呂場が新しくなると、マナーも失ってしまうのかもしれない。残念なことだ。
その点、烏帽子の湯は最高に伝統の作法が生きているのだ!
ちなみに、20年前など、風呂を仕切っている方がいて、新顔の私を見ると「譲ってやれ」と誰かに指図してくれた。すごいよね、これって!
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