田舎の老後生活

老後の田舎生活ではなく、もともと田舎者の気楽な老後生活です。

東黒森山(県民の森)にお出かけ

2022-10-11 15:31:27 | 日記
東黒森山(766m)県民の森(山形市)
人はなぜ山に登る? それは爽快感を味わえるから。背筋が活発化して気分が良くなるようだ。 昼近くなり腹が減ってきた。どれラーメンでも食べに山に行こうか、ということで出かけてみました。 登山口まで31㎞くらい。信号は3本しかない。自宅から近いのだが、山道を登るのでガソリンが減るなあ (T_T)

東黒森山、登山口から山頂まで、谷もなければ川もない。味のない山だが、トレーニングにはいい。ラーメン、卓上コンロ、水を担いで山頂へ。 山頂には小屋があるが、きっちり戸が閉めてある。風が強いので、それから微妙に雨がちなので、小屋の中でラーメン作ろうかと思い、思わず戸をトントンと叩いてしまった。向こうからお返しが来たどうしよう、と思ったのだが、返事がなかったので開けてみた。・・・やっぱり、ラーメンは作らず下山しようという気になった。

登山口には「家族広場」という、子どもたちがはしゃぎ回るのによさそうな広場と「みこくぼ沼」がある。
この岸辺に、朽ちて倒壊寸前の東屋がある。ここでラーメンを作ることに。風が強くて、結局、沸騰しなかったが、まあ、柔らかくなった麺をすする。・・・うまい!! 全然、大丈夫。

食べた後は、しばし湖面を眺める。水鳥が水面をバタバタ走り、空中に駆け上がろうとするができず、結局、水面に浮かんでいる。
誰もいない。静かだ。今日は虫も鳴かない。草地は耕されている。そう、イノシシさんの仕業だ。イノシシさんも遊んだんだなー。

今日着てきたレインスーツはワークマンのやつだが、安くていい。低山にはこれで十分だ。足は久々に山靴ザングツを履いてきてみた。悪くない。

静寂の空間に埋没していろいろ思う。歳を取るというのは、思い出がたくさん重なっていくということだ。 県民の森は、40歳代、ネイチャーゲーム指導員としてよく来ていた。40数年前の少年自然の家の先生たちは、みんな好感が持てた。野鳥の方言まで聞き分けていた。
ブラックバス駆除として、大沼で高校生たちと一緒に500匹以上を釣り上げた・・・。
大沼の周辺をゴミ拾いをしたとき、薄荷が群生していた。戦前戦中、たくさん栽培していたものの名残だそうだ。

ぼくが40歳代のころは、まだ戦争経験者たちがともに仕事をしていた。2.26の時、帝国ホテルに勤務していたという人もいた。
グアムに一緒に行ったときは、とても嫌な思いをしたようだ。島々に取り残された友軍のために食糧を運んできたが、制海権を米軍に奪われていて近づけない。ウロウロしていると敵潜水艦から発射された魚雷が足下に迫ってくる。そんな夢を見ては目を覚ましていたという。

シベリアに抑留されていたとき、背筋の凍るような冷たい目をしたKGBに尋問を受けて以来、アカは大嫌いだった。それなのに、日本の職場では組合の役員をさせられたりした。

いま、ロシアとウクライナの戦争を見たなら「ロシアを信用するな」といっただろう。
ああ、大東亜戦争は遠くなりにけり



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