高齢期の備え

高齢期の備えを考えます

高齢者の独り暮らし その3

2015年05月18日 | 老後と住まい
 買い物も高齢者にとっては負担になります。介護保険のサービスで、ヘルパーさんに買物を頼むこともできますが、青物は週1回の買い物ではどうしても古くなりがちです。買い物をしてもらうのですから贅沢はいえませんが。
 買物難民、最近では買物弱者と表現するようですが、これが時々マスコミに取り上げられます。人口10万人未満の経済圏では2030年には自宅から最寄りのスーパーやコンビニまでの距離が現在の1.5倍ほどになると経済産業省が発表したと一年ほど前の読売新聞が報じていました。実家のある地域では昔は6軒もあった八百屋が今では1軒となり、スーパーへは車でないと行けないという状況になっています。
 八百屋での買い物は、必要な物を入手するということ以上に高齢社会にとっては一人暮らしの高齢者が外出するきっかけとなるという側面が重要なことだと思います。さらに外出によって引きこもりの防止、リハビリ、ボケ防止などにつながると思います。介護保険制度の改革で要支援のサービスを各自治体が提供することになるようですが、たとえばデイサービスに八百屋機能を含むような工夫も検討してほしいものです。
(投稿者のURL http://www.rougotosumai.com/ )