「どうした?誰やったん?」
松は事の成り行きを話し出した。俺は平井を嬲る手を止めてその話を聞いた。
「やっちゃん、向こうはもう泣きが入っちょんわ。もうこの辺で勘弁して欲しいってよ。今電話してきた坂本ってヤツが頭みたいなんやけど、そいつらの商売を譲るけ、それで勘弁してくれってよ。どうもこっちの裏もバッチリ調べとるみたいやのー。完全に泣きが入っちょんけ。そらそうやろ、向こうがヤクザに泣きついてもこっちの方が筋が通っとるけ、向こうは恥かくだけやけのー。それに九州のヤクザは確実に殺すからな~」
「ほんで、向こうの手打ちの条件は何なん?」
松はニヤッと笑い、テーブルの上に出しておいた煙草を手に取り、それに火を点けた。
「条件も糞もないやろ。ようは坂本ってヤツの保身だけやろ。条件つけるのはこっちやけ。まー明日のお楽しみよ」
松は安堵感と優越感で顔が緩んでいる。平井は涙と血にまみれて気絶している。俺は未だにイライラしていた。
松は事の成り行きを話し出した。俺は平井を嬲る手を止めてその話を聞いた。
「やっちゃん、向こうはもう泣きが入っちょんわ。もうこの辺で勘弁して欲しいってよ。今電話してきた坂本ってヤツが頭みたいなんやけど、そいつらの商売を譲るけ、それで勘弁してくれってよ。どうもこっちの裏もバッチリ調べとるみたいやのー。完全に泣きが入っちょんけ。そらそうやろ、向こうがヤクザに泣きついてもこっちの方が筋が通っとるけ、向こうは恥かくだけやけのー。それに九州のヤクザは確実に殺すからな~」
「ほんで、向こうの手打ちの条件は何なん?」
松はニヤッと笑い、テーブルの上に出しておいた煙草を手に取り、それに火を点けた。
「条件も糞もないやろ。ようは坂本ってヤツの保身だけやろ。条件つけるのはこっちやけ。まー明日のお楽しみよ」
松は安堵感と優越感で顔が緩んでいる。平井は涙と血にまみれて気絶している。俺は未だにイライラしていた。