10-4
松木社長はゆっくりしたいからホテルに帰ると言うので、佐々木を松木社長に預けて、俺と松、ノブは街をぶらつく事にした。
「2日も3日も同じ下着着とくのも気持ち悪いけ、着替えでも買いに行こうや。それにスーツもしんどいけ、なんかカジュアルなヤツに着替えよう。やっちゃん、この辺どっかない?」
「松が着るようなヤツやろ…?」
「そうよ!やっちゃんが着るようなヤツはダメよ!」
俺は暫く考え込んでから、駅前の靖国通り沿いに伊勢丹があった事を思い出し、そこに連れて行く事にした。松はタクシーに乗ろうと言ったが、ここからなら、歩いたほうが時間が掛からないと説得して、俺達は歌舞伎町を抜け、伊勢丹に向かった。
伊勢丹の7Fのビッグサイズの紳士服売場で、松は結局スーツを3着買い、2着を小倉の事務所に送ってもらい、1着を袋に入れてもらった。
「俺ちょっと床屋に行きたいけ、やっちゃんとノブで下着やらをどっかで買ってきてくれん?みんなの分ね。」
髪の毛もたいしてのびてないのに、金持ちの行動は理解しがたい。しかし、少しの時間でも、自由に動けるのはありがたい。俺は松を伊勢丹の近くにある床屋まで連れて行き、ノブと二人で買い物に出かけた。松を置いた床屋の近くに「ユニクロ」があった。俺達はそこで、5人分の下着と靴下を3日分買い込んだ。ついでに、自分用に黒の長Tと赤いマフラー、ショルダーバッグを買った。もちろん金は松の金だ。何を買ったかなんて言う必要は無い。
松木社長はゆっくりしたいからホテルに帰ると言うので、佐々木を松木社長に預けて、俺と松、ノブは街をぶらつく事にした。
「2日も3日も同じ下着着とくのも気持ち悪いけ、着替えでも買いに行こうや。それにスーツもしんどいけ、なんかカジュアルなヤツに着替えよう。やっちゃん、この辺どっかない?」
「松が着るようなヤツやろ…?」
「そうよ!やっちゃんが着るようなヤツはダメよ!」
俺は暫く考え込んでから、駅前の靖国通り沿いに伊勢丹があった事を思い出し、そこに連れて行く事にした。松はタクシーに乗ろうと言ったが、ここからなら、歩いたほうが時間が掛からないと説得して、俺達は歌舞伎町を抜け、伊勢丹に向かった。
伊勢丹の7Fのビッグサイズの紳士服売場で、松は結局スーツを3着買い、2着を小倉の事務所に送ってもらい、1着を袋に入れてもらった。
「俺ちょっと床屋に行きたいけ、やっちゃんとノブで下着やらをどっかで買ってきてくれん?みんなの分ね。」
髪の毛もたいしてのびてないのに、金持ちの行動は理解しがたい。しかし、少しの時間でも、自由に動けるのはありがたい。俺は松を伊勢丹の近くにある床屋まで連れて行き、ノブと二人で買い物に出かけた。松を置いた床屋の近くに「ユニクロ」があった。俺達はそこで、5人分の下着と靴下を3日分買い込んだ。ついでに、自分用に黒の長Tと赤いマフラー、ショルダーバッグを買った。もちろん金は松の金だ。何を買ったかなんて言う必要は無い。