コツコツと作り上げた畑にジャガイモが育っています。
ゴロゴロと石ころだらけの造成地でしたから、当初は作物が育つよりもまずは土作りが仕事のようなものでした。
コツンと鍬に当たれば石ころを拾い、堆肥を入れながら数年、やっと作物が育つ畑になりました。
たかがジャガイモ、だけどここまで育ったジャガイモがなぜか愛おしく思えます。
野菜作りに懸命な人の気持ちは、ジャガイモ育ての私にはよくわかります。
先日、大先輩のご婦人がこんなことをおっしゃいました。
”野菜作りを始めて30年鍬を振りましたのよ。”
”土起しに使ったミツメ鍬が30年で3センチ擦り減ったのよ。”
”3センチも短かくなると効率が少し悪いの・・・。”
”すごいでしょう・・・。これを磨いて床の間にでも置きたいわ。そんな気分よ。”
自分と共に働いてくれた鍬がとても愛おしく、大切な宝物のように思えるようです。
独り暮らしのご婦人ですが、土が好き、畑が好きということで熱心に野菜や花を育てられます。
私が尊敬するのは、ただ畑仕事をするだけでなく、土に向かいながら頭の中では短歌を詠まれること。そして、仕事を終えると土に汚れた爪をみがき、マニュキュアで染めピアノを弾く。
人生を謳歌されています。たかが畑仕事ですが・・・。
< 心地よく 滲む汗に 初夏の風 >
ゴロゴロと石ころだらけの造成地でしたから、当初は作物が育つよりもまずは土作りが仕事のようなものでした。
コツンと鍬に当たれば石ころを拾い、堆肥を入れながら数年、やっと作物が育つ畑になりました。
たかがジャガイモ、だけどここまで育ったジャガイモがなぜか愛おしく思えます。
野菜作りに懸命な人の気持ちは、ジャガイモ育ての私にはよくわかります。
先日、大先輩のご婦人がこんなことをおっしゃいました。
”野菜作りを始めて30年鍬を振りましたのよ。”
”土起しに使ったミツメ鍬が30年で3センチ擦り減ったのよ。”
”3センチも短かくなると効率が少し悪いの・・・。”
”すごいでしょう・・・。これを磨いて床の間にでも置きたいわ。そんな気分よ。”
自分と共に働いてくれた鍬がとても愛おしく、大切な宝物のように思えるようです。
独り暮らしのご婦人ですが、土が好き、畑が好きということで熱心に野菜や花を育てられます。
私が尊敬するのは、ただ畑仕事をするだけでなく、土に向かいながら頭の中では短歌を詠まれること。そして、仕事を終えると土に汚れた爪をみがき、マニュキュアで染めピアノを弾く。
人生を謳歌されています。たかが畑仕事ですが・・・。

< 心地よく 滲む汗に 初夏の風 >