黒沢永紀オフィシャルブログ(旧・廃墟徒然草)

産業遺産と建築、廃墟、時空旅行、都市のほころびや不思議な景観、ノスタルジックな街角など、歴史的“感考”地を読み解く

国際家畜病院

2009-06-25 02:07:36 | ・名もなき廃墟
仕事の帰りに、
道の真ん中に工事用のコーンが立っているのが見えた。
酔っぱらいのいたずらかと思ったが近づいてみると、
猫が死んでいた(ToT)
車にはねられたのだろう。
せめてぐちゃぐちゃとかじゃなくてよかった。



西麻布にあったペット病院。
一見ペットの病院とはわからない風貌をしています。






坂の中腹にあるので、
建物は坂に沿って段々に造られていて、
その段々の部屋がペットのための部屋だった感じです。
玄関灯や壁を見ただけでも、
相当古い時代から営業していたのがわかります。




看板をよく見ると「国際家畜病院」
家畜?と思いながらも、その上のイラストを見ると、
犬のイラストが描かれているので、
いわゆるペットの病院だったんでしょうね。




窓にははげかけた「PET CLINIC HOTEL」の文字。
やはり「家畜」という言葉から連想される、
豚や馬の病院というよりは、
犬猫病院だったんでしょう。




麻布が今の様に高級住宅街になる前から、
近所の住人の犬や猫がお世話になった病院かな。





お庭もちょっと拝見。なかなか豪華な作りです。
ただ庭に面してペットが入っていたと思われる部屋が並んでいるんで、
夜はけっこう犬や猫が鳴いていた時もあったんじゃないか、
などと思ってしまいます。


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8 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
仙台坂 (えいはち)
2009-06-25 10:26:37
韓国大使館の近くですよね。
気になってました。
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はじめまして (ガリィ)
2009-06-27 13:49:31
私もここ行きました
そのときは周りから写真撮っただけでしたが
道のそこらじゅうに警官がいてガン見されてましたw
正直職質かけられるかと思いました
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▼えいはちさんへ (廃墟徒然草)
2009-06-30 19:06:56
そうです韓国大使館の近くですね。
行動範囲が広いですね!
あのへんは高級住宅街にうもれて、
けっこう古い街並も残ってるんですよね。
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▼ガリィさんへ (廃墟徒然草)
2009-06-30 19:08:49
確かに道のそこらじゅうに警官がいました。
侵入とかしたら当然すぐに見つかってしまうでしょうね。(>_<)
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今はなき廃墟 (Hiromi)
2011-01-05 18:35:36
 警察官数名が常に在日大韓民国大使館の
周囲で警備しているので、私は撮影しません
でした。国際家畜病院は既に解体され、
駐車場の一部になりました。韓国大使館も
既に解体されました。ロッテ建設によって、
新たに建設される予定です。従って、警察官は
警備していません。
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▼Hiromiさんへ (KLO@廃墟徒然草)
2011-01-08 12:05:51
そうですか、解体されましたか。。。
逆にこの状態で、しかも東京のど真ん中に、
良く残っていたと思います。
この坂の景色も変わるんですね。
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懐かしいです (麻布っ子)
2011-11-16 11:34:08
とても懐かしい思い出が蘇ってきました。麻布十番生まれの私は、猫ちゃんやカラスちゃんまで国際家畜病院でお世話になりました。
心のある、本当の意味でのお医者様です。
とある手術を受けたときも、そう寒い日でしたが、先生は、猫ちゃんが寒いといけないからとおっしゃって、先生ご夫婦の居間に置いていてくれました。ぬくぬくと幸せそうでした。
随分前に、天使のような先生はお亡くなりになってしまい残念です。
この時期、いつも先生の庭の銀杏をいただいていました。外からの方は、十番をステータスのようにおっしゃいますいが、実はローカルな土地柄なのです。
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▼麻布っ子さんへ (KLO @ 廃墟徒然草)
2011-11-17 03:24:25
先生のお話等、病院の事に関して教えて頂き、
ありがとうございました!
すごく優しい先生だったようですが、
お亡くなりになったのは残念です。
一つ前にコメントを頂いたHiromiさんのお話だと、
既に解体されてしまったみたいですね。
思い出深い方には、おつらいことと思います。

麻布界隈には木造長屋なども残っていて、
確かに一般的に言われるのとは、
違う面を持ったところだと思いましたが、
昭和の面影が残る麻布はとても好きです。
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