黒沢永紀オフィシャルブログ(旧・廃墟徒然草)

産業遺産と建築、廃墟、時空旅行、都市のほころびや不思議な景観、ノスタルジックな街角など、歴史的“感考”地を読み解く

名もなき廃墟 #48

2007-12-19 10:15:14 | ・名もなき廃墟


渋谷区の元代々木を歩いていると、突然現れた廃屋。







晩秋の枯れ木の奥に佇む母屋。
崩れかけの縁側。







建物をすこしずつ覆い隠していく蔦







元代々木は神山町や大山と並んで、渋谷区の中でも高級住宅街。
平日の昼に街を歩いていると、
仕事をしていなそうな女の人に沢山出会うが、
その表情には、高級住宅街に住んでいるんだぞ、という
ささやかな自負と極度の緊張があふれているように思えてしょうがない。
なんかつまらなそうな人生。
そんな街を歩いていて、こんな家に出会うと、
嬉しくなってくる。


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4 Comments

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▼中山さんへ (管理人)
2022-07-18 17:12:52
ずっと前に火災があったのですね。その割には、黒く煤けたところも外からはみえなにので、ボヤ程度だったのでしょうか。
元代々木では、ここの他にも火災で焼けたまま放置されている物件を二つ見たことがありますが、放置せざるおえない土地柄なのでしょうか。
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Unknown (中山)
2022-07-18 16:24:03
この廃屋、元は綺麗な状態で残ってた空き家で、2004年ごろ火災があって、消火後そのまま放置されてこの状態で残ってるそうです。
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▼R.H.さんへ (廃墟徒然草)
2007-12-21 16:34:30
本当にステータスのある人が醸し出すオーラはいいんですが、
そうじゃない感じの人が気取ってそういう感じをだしてるのを見ると、
なんか笑ってしまいます。
もっとナチュラルに行けば、と肩をたたきたくなりますね。

演技中の俳優のような生活がウソで、
裏通りの脱力系が本当かどうかはわかりませんが、
緊張した毎日よりは、ナチュラルな毎日の方が、
気持ちいいんじゃないかとは思います。

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Unknown (R.H.)
2007-12-21 12:26:23
上目黒アパート(何と白金台の隣)に行く途中で、ゴールデンレトリバーを連れて散歩中の女性や、気取ったカフェテラスの人達をみかけました。皆さん、テレビドラマで演技中の俳優の様で、違和感があったのを覚えています。

その通りを少し入った上目黒アパートのある裏通りは肩の力が抜けて、本当の時間が流れている様でした。
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