京葉工業地帯の真ん中を走る鶴見線から分かれる廃線支線の特集。
昨日に引き続きほんの狭い区間のヤード跡近辺の話です。
ヤードの道沿いには画像のような表示柱が立っていますが、
この特集で何度か触れてきた米軍の油槽基地用の
石油タンク車用の専用線という意味だと思います。
またこの表示柱のすぐ先から、
埋立地海寄りの米軍油槽所に向かって、
道路を斜めに横断した引込線が現存しています。
とここまで記事を書き進めて、
この先はあまり詳しく記述しない方がいいのではと思いました。
遠回しにいうならば、
横須賀とこの埋立地と厚木の関係、
ベトナム戦争の時にこの埋立地の果たした役割、
4年前の9月以降、この埋立地の警備が厳重になったことなどと、
#06で触れたように、
鶴見線の営業所もJR貨物もこの支線に関しては現在全く関与していなことが、
1本の線で繋がるような気がするといったところでしょうか。
変わった名前の廃貨物線の見学は、
この小さな埋立地の思わぬ役割を知ることになりました。
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■シリーズ:鶴見線石油支線■
・#01 鶴見駅・本山駅
・#02 鶴見線・安善駅
・#03 安善駅踏切・浅野総一郎
・#04 米軍油槽基地
・#05 安善橋・鶴見線の駅名
・#06 車止め・昭和10年の沿線案内
・#07 踏切・戦後の鶴見線
・#08 ヤード跡・安善町の石油会社
・#10 浜安善駅・京浜の発展と衰退
・#11 鶴見線と京浜の未来
・#12 最終回
こうして日本の領土の「廃線」を通してその先がきちんとアメリカにつながっているというのは興味深いものがあります。面白いレポートありがとうございました。
そうですね!
「目にみえる」けど「見えないふりをしてる」
そんな場所なのかもしれませんね。
全部調べてからアップし始めたわけではないので、
私も当初は、こんだけ面白いとは思いませんでした。
いわばリアルタイム調査報告みたいな感じで、
この路線の面白さと同時に、
blogっていうwebの形の面白さも知りましたです。