春の苑紅にほふ桃の花下照る道に
出で立つ少女
&天平勝宝(七五十年)ー大伴宿禰家持(万葉集)
一枚の画布がある
中央には美しく着飾った少女が
ゆっくりとした立つ姿を魅せる
そして頭上は、まさに風景のすべてを
真紅に染め上げてしまいそうに
満開の桃の花が枝を埋めつくす
この、天上と地上のあい映発し合う輝きは
まるで二つの音楽の呼応する響きの様に思える
そしてまた、二種類の内容の行を交えながら歌い
これを天と地の音楽の交響とよんだ
%なかにしすすむ氏{国文学者}
万葉学者ー現在、高志の(国文学館長)
このくだりを読みながら写真入りなので
桃の花の群集が素晴らしく咲き誇る様は美しく
まさに天と地の(音楽)の交響
万葉集は今NHKの(光る君へ)で観ているので
その時代の様を思い浮かべながら
大伴家持も素晴らしい歌をつくられたのだなぁ~
おおらかな大自然に囲まれて過ごす日々を
そんな時代に戻れるものなら戻ってみたい気もした
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