冬の州選手権が終了しました。
今シーズンから12歳以下と13歳以上に別れて行われ、2週間遅れで12歳以下の部が先週末でした。
結果は、まずまずでしょうか?
色々反省するべき点はありますが、疑問も沢山あります。
州選手権で優勝することに、前まではこだわってきましたが、最近は、良い高校への推薦入学/奨学金を狙う、アジア系の子供達の勢いがものすごく、彼らの前に負けを諦めている自分がいることを改めて感じました。10歳以下から、ほぼ毎日2時間以上の練習をしているとか?そんな彼らは、外部で別に練習会を行なっています。
彼らに対して、私のチームは個々が週に4回くらいしか泳いでおりません。正直、もっとやって欲しい気持ちはありますが、そこが強要できない、たとえしたとしても子供達は来ないのが現状。他のスポーツを若いうちに沢山やって欲しいという気持ちが私にはあります。しかし、長い目で子供達の将来をみても、今はそれくらいで十分だと感じております。推薦を勝ち取った子達は、その後バーンアウトや伸び悩んでそのまま引退していく姿を多く見ております。小学生の間にできるだけ水泳につぎ込みタイムを伸ばすだけ伸ばし、その結果を利用して奨学金を得て入学する。それもいいのかもしれませんが、私は、水泳選手としての将来を見据えて、年齢にあったステップアップの仕方を取っていって欲しいと思っております。
そう思った時に、州選手権で優勝することの重要性を最近は感じなくなってしまいました。それよりも個人個人の進歩と目標達成の方に焦点を置いております。
それゆえ、チームの団結という文化を植え付けることがなかなか難しくなってきております。個人をチームがどうサポートできるのか?競泳(クラブベース)でのチーム力とはなんなんでしょうか?そこが私自身の大きな疑問です。
兎にも角にも、12歳以下の部は総合3位で、銀メダル2個、銅メダル3個に終わりました。残園なことに金はありませんでした。
試合の帰り、訳あり、車がなかったので、久しぶりに電車とフェリーで帰宅。
シドニーの快晴を眺めながら色々なことを考えることが、なんとも貴重な一人の時間を過ごすことができた気がします。
これから夏のシーズンです。また悩みながら、ちょっとずつ前に進んでいこうと思います。

(フェリーっていいな〜やっぱり)