先月の5月17日の日経新聞に、『待遇改善、老いも若きも』というタイトルの記事があった。これも、現在の日本の雇用状況の問題点を、如実に表している。
日本人の平均賃金がここ30年以上変わらない事から、当然新入社員の賃金もあまり変わっていない。”あまり”と書いた理由は、新入社員の賃金は、平均賃金よりは多少は上がっていると云う違いがあるからである。それはさておき、新入社員の賃金は、漸く上がる様になってきた事は良い兆候である。
そして”老い”の方の問題は、多くの企業が、定年を過ぎた人の賃金を極端に下げている事にある。企業によっては、殆どアルバイトと変わらない賃金で再雇用している。これは、能力または労働に見合った賃金を払わないと云う、多きな問題である。
この問題は、今まで労働の対価を考えてこなかった事による弊害であり、今まで年功序列でのみ賃金を決めてきた事の弊害であろう。
今まで労働に対する対価を考えてこなかった日本の企業が、いきなり労働対価を考える事は大変難しいが、これも実地訓練をしながら、ノウハウを醸成するしかないであろう。
日本人の平均賃金がここ30年以上変わらない事から、当然新入社員の賃金もあまり変わっていない。”あまり”と書いた理由は、新入社員の賃金は、平均賃金よりは多少は上がっていると云う違いがあるからである。それはさておき、新入社員の賃金は、漸く上がる様になってきた事は良い兆候である。
そして”老い”の方の問題は、多くの企業が、定年を過ぎた人の賃金を極端に下げている事にある。企業によっては、殆どアルバイトと変わらない賃金で再雇用している。これは、能力または労働に見合った賃金を払わないと云う、多きな問題である。
この問題は、今まで労働の対価を考えてこなかった事による弊害であり、今まで年功序列でのみ賃金を決めてきた事の弊害であろう。
今まで労働に対する対価を考えてこなかった日本の企業が、いきなり労働対価を考える事は大変難しいが、これも実地訓練をしながら、ノウハウを醸成するしかないであろう。