業務&ITコンサルタントのひとり言

コンサルティング活動を通じて感じることを勝手気ままに記載

壊れたニッポンを治す為の処方箋#3:日経新聞に掲載されている「物流クライシス」の問題点の本質#2

2023年11月05日 10時07分30秒 | 社会全般
前回の続きで、「物流クライシス」の2回目は、福岡県のイチゴの物流の話しだ。明確な記載はないが、残業規制の影響で東京までの輸送時間が1日増えるとの事で、美味しいイチゴを出荷できなくなると。しかし、ガソリン等の沢山の輸送費を掛けて、遠方へ出荷する必要があるか?地産地消で良いのではないだろうか?

数年前だったか、シュウマイで有名な崎陽軒の販売戦略の変更の話しを聞いた事がある。崎陽軒のシュウマイは人気があった為、全国で売り始めた。そうすると売上が上がるのではなく、反って減少したらしい。

売上が減少した理由は、何時でもどこでも買える商品になったため、有難みが無くなり、買う人が減った。それを把握した崎陽軒は、販売先をほぼ神奈川県内に限定し、希少価値性を向上させ、売上を伸ばしたとの事であった。

美味しいイチゴは何処にでもある。関東では栃木県のイチゴが有名だが、別に栃木県に限らず、様々な農家が切磋琢磨しており、毎年美味しさが向上している。そして消費期限が限られている商品をワザワザ高い輸送コストを使ってまで遠方での販売をメインにする必要もないだろう。

農作物は地産地消を基本にすべきであって、特に賞味期限が短い作物については、地産地消が原則であろう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする