10月の末頃の「マツコの知らない世界」と云う番組での話だ。自分の家にはTVが無く、Tverで仕事をしながら断片的に見たので若干不正確かも知れないが、北関東のスーパー激戦区では200円弱のお弁当が売られていると…。この安売りを続ける限り、日本人の収入は上がらない。
この”安売り”に関する問題点を何回か掲載しているが、この”安売り”が企業活動に置いて、目指すべき方向だと考えている事が、この30年に渡る日本の経済の元凶である。
製造方法の改善や、ムダな業務の削減によって、コストの削減を行い、販売価格を下げるのであれば、企業活動として正しいのだが、人件費を削減し、仕入れ価格を抑える事でコストを削減する事で、経済の停滞を招いてしまっている事に気が付かない限り、日本の経済は発展しないし、政策として目指している緩やかなインフレは実現しない。
人件費を抑制する為に、国(政府)は二つの大罪を侵している。
①非正規労働者の対象範囲の拡大
②外国人労働者の受入れの拡大
但し、今回はこの問題点を深掘りするのではなく、日本人の特性であり、美徳でもある次の事が、多くの日本人が低賃金で苦しんでいる事を深掘りしたい。
昔から、日本の一般庶民は貧乏だった。貧乏で無かったのは、昭和後半の高度成長期から、バブル崩壊迄であろう。突然小金を持った日本人がお金を持った時の振舞いが分からず、バブル崩壊に向かったのだろう。(これも本日の本題ではないので、これ以上の深掘りは止めておく。)
昔から日本の一般庶民は貧乏だったが、決して不幸せではなかった。そしてお互いを助け合い、貧乏の中でも幸せな生活を送っていた。この様な事例は、江戸末期から明治に掛けての外国人による日本人描写に記載されている。その代表例が、イザベラ・バードによる日本紀行であろう。
このお互いを助け合う精神が、200円未満のお弁当を生んでいる。生産者側、この場合はスーパーの従業員の給料と利益であり、仕入れ業者からの仕入価格の抑制→生産者側の従業員の給料を抑えてまで、定価格での販売を実現している。これを続ける限り、日本人の多くが貧乏のままで生活する事になる。
今は欠点になっている日本人のこの美徳を変えない限り、低賃金は続き、日本と云う国は成長しないであろう。そして外国から見ると、日本人は都合の良い低賃金で働いてくれる優秀な労働者であり、都合の良い労働者として取り扱う事が、恒常化しつつある。何とかして、この様な事は阻止する必要があるのだが…。
この”安売り”に関する問題点を何回か掲載しているが、この”安売り”が企業活動に置いて、目指すべき方向だと考えている事が、この30年に渡る日本の経済の元凶である。
製造方法の改善や、ムダな業務の削減によって、コストの削減を行い、販売価格を下げるのであれば、企業活動として正しいのだが、人件費を削減し、仕入れ価格を抑える事でコストを削減する事で、経済の停滞を招いてしまっている事に気が付かない限り、日本の経済は発展しないし、政策として目指している緩やかなインフレは実現しない。
人件費を抑制する為に、国(政府)は二つの大罪を侵している。
①非正規労働者の対象範囲の拡大
②外国人労働者の受入れの拡大
但し、今回はこの問題点を深掘りするのではなく、日本人の特性であり、美徳でもある次の事が、多くの日本人が低賃金で苦しんでいる事を深掘りしたい。
昔から、日本の一般庶民は貧乏だった。貧乏で無かったのは、昭和後半の高度成長期から、バブル崩壊迄であろう。突然小金を持った日本人がお金を持った時の振舞いが分からず、バブル崩壊に向かったのだろう。(これも本日の本題ではないので、これ以上の深掘りは止めておく。)
昔から日本の一般庶民は貧乏だったが、決して不幸せではなかった。そしてお互いを助け合い、貧乏の中でも幸せな生活を送っていた。この様な事例は、江戸末期から明治に掛けての外国人による日本人描写に記載されている。その代表例が、イザベラ・バードによる日本紀行であろう。
このお互いを助け合う精神が、200円未満のお弁当を生んでいる。生産者側、この場合はスーパーの従業員の給料と利益であり、仕入れ業者からの仕入価格の抑制→生産者側の従業員の給料を抑えてまで、定価格での販売を実現している。これを続ける限り、日本人の多くが貧乏のままで生活する事になる。
今は欠点になっている日本人のこの美徳を変えない限り、低賃金は続き、日本と云う国は成長しないであろう。そして外国から見ると、日本人は都合の良い低賃金で働いてくれる優秀な労働者であり、都合の良い労働者として取り扱う事が、恒常化しつつある。何とかして、この様な事は阻止する必要があるのだが…。
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