我輩は凛太郎である/そしてその母紗夢猫(しゃむねこ)である+ワン!

凛太郎♂(18歳)ミニチュアダックスとハク♂(13歳)和犬雑種+その飼い主ニンゲンの皮を被ったネコ婆♀が繰り広げる日常

猿の手帳

2011-06-30 22:01:23 | そしてその母紗夢猫である

ハクが、裏庭のドッグスペースを囲ってある網のところで、しつこくしつこくしつこく、狂おしく吠えていた。凛太郎は後方支援で裏庭に続くスロープで吠えている。

伊賀在住の頃は、猿を見たら、凛太郎を小脇に抱え、母ちゃんは猿に迫る勢いで走り「こらー!」と叫び、小脇に抱えられた凛太郎は声を限りに吠え、気合勝ちで、猿を追い払っていた(伊賀の猿はオンナ子どもを侮り、少々のことでは逃げない)。

ハクは猿を感知したらしい。木がユサユサ揺れている。木に登ったようだ。

「お利口やな~、見張ってくれてるんやなー」と裏庭に出てみて、何気に小さな小さな菜園を見たら、やっと実のできていたトマトの青い実が落ちていた。

拾って見たら、囓ってある!

おのれサルめ!

このあたりには、はぐれ猿が1匹いる。群れから追い出されたのか、出てきたのかは不明だが、日々あちこちを荒らしている。

我が家はワンコが脱走しないようにドッグスペースを鳥獣防護網で囲ってあるから、猿にしたら「囲ってあるところには何か食べるものがある」と学習しているのだろう。

私は最初、菜園を作るつもりはなかった。ドッグスペースの裏庭には、ちょこっと料理に使えそうなセイジ、バジル、イタリアンパセリ、クレソンだけを植えた。ローズマリー、タイム類は玄関までのアプローチに植え、恐ろしいほど増えるミント類は鉢植えにしている。それらのハーブの香りが好きなのと、ハーブだとほとんど虫がつかないという手軽さからだ。

それだけで終わる予定だったが、福島原発の影響で野菜が高くなるとかネットで読んだものだから、トマト、ナス、ピーマン、甘長唐辛子、パセリ、青ジソを一株ずつ植え、いただきもののバジルを植えた。

最初に買ったバジルはハクに踏みつけられて命が終わった。今はセイジの横に穴を掘るのが気に入ったようで、いつも穴を掘る。庭の方もイチゴミルクの横に穴を掘っている。ニオイと関係あるのだろうか?どちらもセイジ。

さて、小さな菜園には話を戻そう。

そのうち猿が来るかもしれないなとは思っていたが、去年までは林だったのだから、きっと1年くらいは気がつかないのではと安易に考えていたが、予想よりもはるかに早く来た。1度来たら、もう猿の手帳に記入されたと考えて間違いない。これは伊賀で学んだこと。次なる襲撃に備えて、何か手を打ったほうがいいかもしれないが、小さな小さな菜園を大げさに囲う作業もなんだかなー。横も上も囲って、檻の中の菜園にしないかぎり猿の襲撃から免れることはできない。あるいは、しなる竹にネットをかけて猿が登れないようにするか。

安い鈴でも買ってきて、防護網を登ろうとしたら音が出るようにしてみようか。鳴り物の方が私の趣味には合っている。

趣味には合っているが、周囲約30mとなると、会計が・・・。やはり竹に網か。財布と相談しながらの検討課題ができてしまった。

そのうちアイデアが閃くかも。

 

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