我輩は凛太郎である/そしてその母紗夢猫(しゃむねこ)である+ワン!

凛太郎♂(18歳)ミニチュアダックスとハク♂(13歳)和犬雑種+その飼い主ニンゲンの皮を被ったネコ婆♀が繰り広げる日常

凛太郎、その後

2017-10-19 22:38:11 | 我輩は凛太郎

凛太郎の唇の腫れは治まったかに見えた。
このまま治ると思っていたら、顎を触ったら血がついた!

えっえ~~~!!!
それは月曜日の夜のこと。

これ廃液って言うそうです。

ネットで調べたら「外歯瘻」みたい。

歯周病によって歯の根元に膿がたまり、その中の菌があごの骨を溶かして皮膚まで貫通してしまう病気。目の下などの皮膚に穴があき、そこから膿や血が出てくるようになります。口の中に穴があく場合は内歯瘻と呼びます。(いぬのきもち、ねこのきもちより)

飼い主、またもや血の気が引きました。
とりあえず、明日、伊賀市の動物のお医者さんに行こう。きっと症状を詳しく説明してくれはるだろう・・・。

で、翌日、ハクも一緒に伊賀市に走りました。
ブロともさんのワンコさんは、術前にレントゲンで口腔内の様子の説明を受けておられたので、私も勝手に、レントゲンを撮ってくれて説明してもらえるもんだと思っていたら、レントゲンは麻酔をかけてでないと口腔内なので撮れないということです。
歯科の専門医でないと、ダメなのか・・・。

お医者さんの話は

◯ 抗生物質では治らない
◯ 根治のためには、レントゲンで見てみなければわからない。そのためには麻酔が必要、麻酔をかけて原因が腫瘍か歯か確認して、そのまま手術。
◯ 麻酔をかけて100%安全とは言えない。
◯ このまま放置すれば、いずれ顎の骨が溶けるでしょう。
◯ 今も、どうなっているかわからないので、すでに顎の骨がもろくなっているかもしれないので、怖くて口を開けて確認できない
◯ 手術をする場合麻酔をかけても大丈夫かどうか、心臓のレントゲン、血液検査をします。検査をしてから1週間以上開くと、また検査の必要が出てきます。体調は変わるものなので。

「飼い主さんで決めてください」

とりあえず、歯周病は内蔵とかにも影響を与えるということを前から知っていたので、血液検査と心臓のレントゲンの術前検査はしてもらいました。
結果はほぼ良好でした。

でも、もしも麻酔からさめずに死んでしまったら「手術しなかったら良かった」と絶対後悔します。
今まで、去勢、歯石取り、抜歯で凛太郎は3回全身麻酔を受けています。そのたびに麻酔のリスクの説明があります。その度に、ものすごくドキドキして、電話がかかってきて、先生の声を聞くと、ものすごくドキッとしました。
16本抜歯の後は病院からの帰り道で血便が出て、病院に取って返し、診てもらったら「手術の時に出た血を飲み込んだから、腸に入って炎症を起こしたんでしょう」って血を飲み込んでしまうのを当たり前みたいに言われて、ちょっと腹がたったこともありました。その上、お薬のお金はきっちりとられました。これって手術のミスちゃうのと思いましたけど、そのコトバは飲み込みました。

ニンゲンの歯科治療だったら、そういうものがカラダに入らないように、常に吸い取ってくれているのに。犬はそういうところに気をつけないんだろうか。気をつけていても入ってしまうのか・・・。

苦い思い出話に話がそれましたが、帰り道、なんかぼーっとしてしまって、曲がるべきところで曲がらず、ふと気がついたら、「ここはどこ?」になっていました。

帰り道に思ったことは、もう14歳だから、たとえ顎が溶けても、しっかり見ていこう、とりあえずは抗生物質で様子を見て、慌てて手術はしないでおこう。でした。

帰りに、近所の動物のお医者さんにも行って「これこれしかじか」と報告しました。

一夜明けた昨日、外歯瘻になったお犬様を飼い主の方はどうされているんだろうと、いろいろと検索をかけてみました。
「犬の歯医者さん」で出てきたサイトの文章を読んで、ちょっと愕然としました。

神奈川県の犬の歯医者さんのサイト

● 獣医師のみによる歯科治療は恐ろしく危険です
● 獣医のみによる高度な歯科治療は何故不可能か?
● 問題点①『抜歯を常識的な治療としている事』
● 問題点②『歯科治療の技術が絶対的に伴わない事』
● 問題点③『感染症や消毒に対する危機意識の欠如』
● 歯科医と獣医の技術を融合したシステム

という問題点や解決方法が書いてありました。

凛太郎は今まで16本の歯を一度に抜歯されています。この神奈川の病院では残せる歯は残すというニンゲンの歯科と同じ扱いです。
凛太郎の歯は本当に全部悪かったのか?麻酔はリスクがあるから、出来る時に悪い歯、悪くなるであろう歯は一度にということだったのかもしれません。確かに見せてもらった歯は健康そうな歯ではありませんでした。
でも、今までのことを振り返って伊賀市の病院にだんだんと不信感が募ってきました。

神奈川県の病院ええなぁ。でもとっても遠い。

ここであきらめる私ではありません。
さらに、検索をかけていたらQ&Aのサイトで「日本小動物歯科研究会」というところがあり、そこに所属している病院がいいのでは?

ということが書いてあり、ならば探してみようと検索をかけてみました。

日本小動物歯科研究会に所属している病院の一覧があるのかと思って期待して見ましたが、そういう一覧は見つけられませんでした。
役員は書いてあったので、病院名で検索をかけてみましたが、いずれも遠い病院でした。
研究会ではレベル1から4までの講義と実習があるということもここで知りました。

ブロともさんが受診されたのは、この研究会の副会長をしておられる山口県宇部市のアミカペットクリニックでした。
このクリニックでは頭側からレントゲンを撮って、口腔内をある程度判断されるそうです。

で、あそこの病院どうなん?と私が行った伊賀市の病院のサイトをよくよく見たら高度医療の病院やけど得意なのはガンとか外科手術で、歯科は特に記述がありませんでした。

さらに、私は検索をかけました。今度は「日本小動物歯科研究会所属 滋賀」「日本小動物歯科研究会所属 京都」です。

「日本小動物歯科研究会所属」と出ているところはサイトを見ましたが、滋賀県には行ってみたいと思えるように書いてある病院は見つけられませんでした。

HPにレベルが書いてあっても 数字が多い方がたくさん勉強されているということを事前にチェックしていたので、レベル1だけのところはパス^^;経験が少ないということでもありますもんね。歯科について、特に記述してある病院も見つけられませんでした。

で、さらに見ていくと、京都市内にレベル4まで習得されていて、歯の治療の症例を82も載せているお医者さんを見つけました。
ここなら、これから、どういう風になることが予想されるか、何本治療しなくてはならないかとか、犬の痛みについても詳しく説明してくれそう。

手術する時には歯周ポケットもみんなお掃除をしてくれて、残せる歯は残すと書いてありました。

とりあえず、来週にでも行ってみようと思っています。
あと何年生きてくれるかわかりませんが、痛みと共に生きなければいけないのは可哀想ですしね。

ちなみに、伊賀市の凛太郎の幼友達のももちゃんも、同じように外歯瘻になったみたいで、ももちゃんの場合はほっぺに穴が開いて、全部歯を抜かれて犬歯だけしかない状態だそうです。でも元気。
凛太郎も今のところ食欲モリモリ、快便で元気です。

ではまた
本日長文、おつきあいありがとうございました。

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