さちぶーの眼線

何事も、コツコツ・・・地道に・・・できたらいいいのですが、根が横着もので。 ^_^;

サトウハチローが生まれた日

2010-05-23 | ノンジャンル
今日は、詩人のサトウハチローさんが生まれた日でした。書くのが遅くなって、今日と言っても後30分ほどです。

私は結構年なので、サトウハチローさんはTVに出て、今で言う文化人系のタレントのようなところを見ていました。面白いおじさんだなぁと、思っていました。その面白い人が、「小さい秋見つけた」「おかあさんの歌」などしみじみした詩を作った人とは結びつかない気がしました。また、私の大好きな都電が廃止になった時の詩も作っていて、これも泣かせてくれました。

1973年の夏の甲子園・対千葉県立銚子商業高等学校戦で、雨の中延長戦で押し出し四球によって敗れた江川選手の姿を見て、江川選手に「雨に散った江川投手」という詩を贈っているそうです。 「なんでも鑑定団」に出た江川さんが直筆の額縁に入った詩を見せてくれました。 サトウハチローさんにそんな詩をかかせる江川卓さんは、すごいその時おもったのです。自分は雨を愛したがこれからは雨に関する詩を作るのをやめるとうたった・・・でもそれから3ヶ月後にサトウハチローさんは亡くなるのですが・・・


雨に散った江川投手

雨のために江川投手は 敗戦投手となった 彼のことだから雨をうらんだりはしない 敗けましたと大きくうなづき 
深いためいきをもらした

晴天つづきだった今度の大会に 雨が落ちた それもものすごいどしゃぶりだった 普通なら中止だった 
だが延長戦になっていたのでつづけた

天を仰いで応援団は 嘆きと悲しみの底に沈み ナインの胸にはこの雨が 生涯忘れることの出来ないものとなった 
こんな雨は 又とない雨だ

甲子園の雨は ものすごい音がする わたしはそれをよく知っている すぎし日にわたしはそれを唄った

雨に散った江川投手の心に この日の雨はしみこんだにちがいない 心の底までぬらしたにちがいない 
わたしはその姿を目に浮かべまつ毛をびしょびしょにぬらしていた

わたしは雨を愛した詩人だ だがわたしは江川投手を愛する故に この日から雨がきらいになった 
わたしは雨をたたえる詩に別れて雨の詩はもう作らないとこころにきめた

サトウハチロー

サトウハチローのデビュー詩集は「爪色の雨」だそうです。
今日も雨降りだったので、何となく書いてしまいました。

怪物江川散る 銚子商対作新学院 1973夏甲子園

23日 ふみの日

2010-05-23 | さちぶーの眼線
今日はふみの日で、手紙(はがき)を差し出す日ですが、日曜日なので昨日さしだしました。



今日は天気が悪くなるそうです。

朝から曇っていますので、雨は降ると思われます。


21日にはまぶしいほどの日差しがてりつけていました。