雪が止むことだけが決まっているなら

モラハラの父と認知症の母と…

やはりアルツハイマーか

2020-11-27 13:07:28 | 日記
結局、甲状腺のことは父に連絡し、主治医の先生に確認してもらったら、血液検査で甲状腺も調べていたみたいで、異常なしとのことだった。あとは心臓か…。
心臓については、本人が狭心症じゃないかとか動悸がするとか、自分は死ぬんじゃないかとか言っているので、何らかの疾患があってもおかしくはないんじゃないかと思っていたけれど。

また大学病院に行って半日かけて検査。
心臓の検査といっても、MIBG心筋シンチグラフィといって、心筋の交感神経が機能しているかの検査のらしく、レビー小体型認知症を疑ってのことだったらしい。
結果から言ってしまえば、結局そちらも異常なし。自律神経にも特に問題無し。

MRIでは目立った脳の委縮は見られず(若干はあるけれど)、脳梗塞などもない。
しかし、脳の血流を見てみると、頭頂葉や前頭葉で血流が悪くなっているところがある。海馬の血流もあまりよくないので、やはり記憶に支障が出ているとのこと。

心理検査は、MMSEが16/30。23以下だと認知症が疑われるらしいが、3年前が21~22。ということで、だんだん落ちてきている。
計算(100から7引くのは1回しかできず)、日にち時間の感覚も(今が9月だと言ったらしい。家ではしょっちゅうカレンダーや新聞で日にちを確認しているけれど)、今いる場所を聞かれて(他の病院を答えたり、階数も間違えていたり)、立方体もうまく書けない。数字も怪しい。しかし、言語だけはまだいいらしい。確かに普通に会話はできるし、漢字も書ける。住所や電話番号も覚えていて書けるし。時計は短針と長針が微妙だったけれど、一応書けていた。
鬱っぽいところもあるけれど、本当の鬱とは違うらしい。三食ご飯の準備をし、前向きな発言をすることもあるし。
ADASは19.7/70。(正常な人は0点)20~が認知症と診断されるが、微妙なところ。

とにかく記憶力は確実に落ちている。

そして気になるのがパレイドリアテスト。
幻想、妄想などの症状を診断するテストらしいが、25点と高め。
確かにおかしな発言は多い。
最近は保険金殺人が…とか、死んだら献体してくれとか、言っているらしい。

血液検査も異常なし。
年のために統合失調症について聞いてみるが、脳の血流に影響は出ないので違うとのこと。

やはりアルツハイマーの可能性が高いとのこと。それに少し鬱っぽい症状が出ているとのこと。
認知症の薬で進行を抑えるしかない。
いろいろ薬の名前が出てきたが(ややこしいカタカナの名前を父が覚えているのにびっくり。私は無理)、とりあええずメマリー(メマンチン)を処方してもらうことに。イライラして物を投げたりするので一時飲んでいたらしいが、やめていたとのこと。(なんでやめたかは忘れた。メモにもなし)
本人が安定剤を欲しがるが、認知症の症状を悪化させるので飲まない方がいいとのこと。

父がつい怒ってしまったりすると相談。自分が几帳面だから、いけないと。
感情の安定が大事なので、おおざっぱな方がいいと。大目に見てあげるくらいの気持ちで。

そうそう、この日の朝食の時、食事中に立ち上がってカレンダーを見つめる母。今日は何があるのか確認しているんだろう。私が何時ごろに出るから…と声をかけ、台所へ行ったら、イライラした父がちゃんと食べなさい、バナナを持ってきてと言い出す。すぐには行動に移せない母を見て、テーブルをたたいてバナナを持ってこい!と。
あわてて、お父さんイライラするのもわかるけど優しくしてあげて…と声を掛けたが。
私だったら怒鳴り返すところだけど、母は結局何も言わない。

病院で待っている間、試しに、最近お父さん怒る?と母に聞いたら、最近はあんまり…と。今朝のことは覚えていないらしい。
怒られたら言い返したっていいよと。私は病気なんだからとか、手伝ってよとか言ってみたらと。その時はそうだねと言うけど、すぐ忘れてしまうよな。
そしたら、診察の時に父がここ半月くらい母がイライラして物を投げたりすると。お母さんもやるじゃんと。私はそれは認知症というより、父に対するイライラを表に出せるようになっただけでもいいんじゃないかと思うけど。
後で母に聞いたら、覚えてる時もあるし覚えてない時もあると。壁に穴があいているところもあって、反抗期の中学生みたいと言ってみたが、特に反応なし。ここは笑うところなんだけどな。

結局、アルツハイマーという診断だし受け入れないといけないんだけど、私的にはいまひとつしっくりこない。
過剰なストレス(それは今も続いている)が大きな原因なんじゃないかと。
とりあえず、父がたまには自分と離れた方がいいなじゃないかと言うので、明日は母をこちらに連れて来ることに。
でも、前回はとにかく父と離れるのが不安らしく、離婚した?と聞いて来たり、父に電話をかけたのに何度もかけようとしたりしていたので、今回もそんな感じかな。
長年の間にモラハラ夫に洗脳されてしまった感じだ。
とりあえず塗り絵と色鉛筆は買って来たけれど、何か集中したり気分転換できることがあればいいんだけど。
とにかく短期記憶ができないので、どう接するか。とりあえず付箋に書いて目につくところにおいて本人があまり不安にならないように。
 

脳の検査ではわからず

2020-11-10 13:04:24 | 日記

2週間前に父と一緒に母を大学病院に連れて行き、MRIと心理検査と血液検査を受けた。
父は頭はしっかりしているが、耳が遠くなってきているので、受付などで話を聞く時も(周りもがやがやしているし)なかなか聞き取りづらかったりするので、一緒に行っておいてよかったなと。それに大学病院は広いし、検査するのに他の棟に行ったり、上ったり下りたりと大変だ。私は事前にネットでだいたい配置を頭に入れて行ったし、床に矢印で書いてあるので迷うことなく行けたけど。

最初、外来に行き、先生とちょっと話をして心理検査。母と父と分かれて。私は父についてそばに聴いていたが、とにかく質問項目が多く、1時間くらいかかったか。時々口をはさみたくなることもあったが、とりあえず父に任せる。

その後、MRIへ。心理士さんが説明をしていると、父が昼ごはんを食べる時間がないと言い出す。私はそれはいいからと。心理士さんはMRIの受付で言えば時間をずらせるかも…と言われたが、面倒なので父のことは無視。時間的にも今MRIに行けばちょうどいい。
母が検査着に着替えるのには私がついていった。こういうこともあるので、私がついていっておいてよかったなと。検査が終わったら更衣室でロッカーをガチャガチャしている。鍵を持った私があわてて駆けつける。

その後、血液検査をして終了。
朝は着くのが早すぎなかったか…と思ったけど、心理検査が思の外時間がかかり、結局予定通りに終了。

次は脳の血流を測る検査を2週間後にとのこと。その時にMRIなどの検査結果も教えてもらえるということだった。


そして、今日その検査に行って来た。場所を事前にネットで調べておいたので、迷わず行けたが、MIなのを父は病院の人がIMと言っていたと言ってそこに妙にこだわる。いやMIだから。面倒くさい。
検査には付き添いは一人だけということだったので、私がついて行く。といっても、着替えたりするわけでもなく特にすることはなかったけれど。ただ注射をして30分くらい待合室で待機している間は、あまりものを考えないようにするためにテレビが目に入らない場所にすわって目を閉じておいてくれと言われたので、そこだけ注意。

結局検査が終わるまで1時間以上かかった。

その後、外来へ行き、母はまた心理検査。30分ほど。
その後診察。いよいよ、結果が出るな…と思って行ったら、今までの検査でははっきりとして結果が出なかったらしく、心臓の検査をしたいとのこと。ということは、脳には異常がない?アルツハイマーとかではないということ?これで何らかの結果が出るだろうと思っていたので肩透かしだ。心臓の病気でも記憶障害や鬱っぽい症状が出るものがあるので、それかもしれないとのこと。ということは、治るということなのか。いやいやあまり期待しない方がいい。
とりあえず次の検査結果を待つことに。

しかし、心臓疾患で認知症のような症状が出るってどういうことだろう?と思って、ネットで調べていたら、母の症状に似た病気を発見。ちなみに心臓の病気ではないが、認知症と間違われやすいらしい。症状が進むと心臓にも異常が出て来る。そういえば、最近よく心臓が…とか胃がどうだとか、足がしびれるとかいろいろ言っていたが、内科に行っても特に異常はないし、認知症のせいだと思っていたけれど、もしかして本当に何かの症状なのか。だとしたら、気のせいだとかたいしたことない大丈夫と言っていた自分の言葉が悔やまれる。
しかも、もし私が思っている病気だとしたら、認知症の薬は逆効果だと書いてある。でも、大学病院に行くのは2週間後だ。明日、とりあえず父に連絡してみよう。大学病院ではなく、通院していた心療療病院かかかりつけの内科で血液検査をしてもらえばわかることだ。

それにしても、今回も前回も父の口から、お母さんがこんな風になったのは俺のせいかもな…と。
えっ?自覚あるの?と思ったら、俺が几帳面過ぎるから…と。
おいっ!!全然違うわ。違いすぎるわ。そういうことじゃないわ。あんたの心ない言動でどれだけお母さんのメンタル傷つけられたか。でも、逃げ出してしまった私も言えないけど。
きっと死ぬまで俺が正しい、俺が一番だと思って生きていくんだろうな。