雪が止むことだけが決まっているなら

モラハラの父と認知症の母と…

なんと要介護1から…

2023-09-28 16:51:03 | 日記

先週、母の病院の診察のために実家へ。診察を待っている間、母「なんで病院に来たの?」私「物忘れ」という会話が2度ほどあったりと、まぁ通常運転。

診察では、先生に「最近どうですか」と尋ねられ、「物忘れが」と答える母。(いつもは「ぼーっとしている」とか言うのに、さっき私と話したことが残っていたのか)
「どんなことを覚えてないんですか」「昨日のことは頭にない」と。(実際は数分前のことも覚えてないんだけど、本人的にはそんな感覚だよな。物忘れがひどくなったのも最近だと思っているみたいだし)
「デイケアでは何をしていますか」「ボーリングとか。ペットボトルを並べて」と具体的なことを言い出し、えー覚えてるんだーと。(たまにそういうことあってびっくりする。全部忘れるわけでもないんだなー)

まぁ質問に対しては、考えたり思い出したりしながら喋るのでサクサク答えるわけではないけれど、会話も普通に成り立っている。

そして、「要介護1から要支援1になったそうですね」と(そうそう!父の日記見たらそう書いてあってびっくり!私は立ち会ってないのでなんでそうなったかわからないが、そんなことあるんだな)それにデイサービスが2回から1回に減ると書いてあったので、父に聞くと、「卓球に行かせようか」と。(以前母は高齢者のサークルで卓球していた。でも大丈夫か。ほんの数分前のこと覚えてないので、周りが戸惑うんじゃなかろうか。そしてその空気を母も感じ取るだろうし。でも家にいるよりはいいのか)
「卓球されてたんですか」と先生が母に聞くと、「ダブルスを」と。(当時は下手ながらも少しずつ上達するのが楽しいらしく、いろいろ話してくれたな)

生活面も今までと特に変わりなく、認知症の症状としては特に進行している感じはしないし、自分のことは自分でできる。
・洗濯はするが、洗濯物が洗濯機に入ったままになっていることもあるらしい(父が声掛け)
・乾いた洗濯物は父が取り込んで、母が畳む。
・下着やタオルは洗濯しているみたいだが、洋服は怪しい。
・食事の支度もしているみたいだが、ワンパターン。残り物やお惣菜でなんとかしている。
・冷蔵庫の中は傷んだものが入っていたり、味噌が5個も入っていたり。
・洗い物は一応しているが、コンロ周りは拭かない。

だから要支援なのかはわからないけれど、そうなるとなんでこのタイミングで?というのはあるが、悪くなるよりはいいか。

でも、掃除はしないし整理整頓もできないので、それは私が行った時にできる範囲でやっているという感じ。ほんとはもっとあちこち片付けたいけれど、父がいると思うと滞在時間が短くなる。

何はともあれ、精神的に安定しているのが一番だ。これについては薬が合っているんだろう。(以前の物を投げたり、妄想全開だったりした頃を思うと嘘みたいだ)足腰もしっかりしているし、なんとかまだやっていけるか。
でも、一つ気になるのは、父の日記に母が喋らないとか、説教したとか書いてあること。つまり父の母に対する精神的プレッシャーだ。だからといって、私が父に言っても直るわけでもないし、どうにもできず。救いは母が怒られても忘れてしまうことだ。

さて、母の様子がおかしいと思い始めてから、7年目。とりあえずなんとか2人で生活できているのはすごいよな。それもデイサービス、デイケア、ケアマネさんらのお陰です。ありがたや~。そして、あんな父でもいないよりはまし!ということか。まぁ私もこちらで夫との生活が普通にできているので、一応父にも感謝しときます(^^;)

そして、次の診察は8週間後と言われてしまった。
来月、どうするかなー。特に何もなければ行かなくてもよいかな。
でも、掃除しないし、冷蔵庫の中とか気になるし、衣替えの時期だしな。
下手したら夏物ずっと着てそうだし(上着はあるけど)、ちょっと顔出すか。

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久し振りの外泊と美容院

2023-09-05 21:04:34 | 日記

先週は母をこちらに連れて来て、やっと美容院にも行って来た。(前回、美容院に連れて行ったのが2月だから、なんと7ヶ月ぶり!)

まず実家に母を迎えに。くたびれたバッグ(まぁしょうがない)にパジャマと下着の替えは入れてあったけれど、着ている服がいつもと一緒だったので、念のため替えの服も入れておいた。化粧品はいつも使っているバッグに入っているのでよし。(これが風呂には入らなくても、化粧だけはちゃんと毎日するんだな。ファンデーションと口紅だけだけど)父からは薬を渡される。
いろいろ気になる所はあるが、とりあえずトイレ掃除だけちゃちゃっと済ませとっとと行こうとすると、ハグする二人。(うーむ、我が母ながら謎過ぎる。私だったら、あんな夫と離れられてせーせーするけどー)

車の中では、以前よりもちょっと喋るようになった母。話す内容もまともで(シンプルで短いし、同じことを何度も言ったりするけれど)、以前の妄想全開だった頃を考えるとほんとよかったと思う。(あの頃はちょっと恐怖を感じるほどだった)
途中寄ったお店では私たちにとお土産を買ってくれる母。去年の今頃はそんな気遣いもできなくなっていたのに、ほんとなんとかやってるよなー。でも、また別の店では私のかごに母がシャインマスカットを入れる。その後、母も自分でかご持ってお菓子とか入れてたけど、今更マスカットを母のかごに移すのも大人げない気がして結局自分で払ったYO!(高いわ!)

家では、私が料理をしている間、黙々と漢字パズルを解く母(相変わらず漢字はよく覚えてる)途中「手伝おうか」と来たけれど、「後でいいよ」と。ギョウザを一緒に包む。母のは最初ちょっと不格好だったけれど、だんだん上手くなってきたので、「だんだん上手になってきたやん」とどっちが母か子かわからん会話。

あまりテレビを集中して見ることもなくなった母だけれど、録画しておいた動物のほっこり番組を見て団らん。長女もご飯食べに来たので、みんなで笑いながら見る何気ない時間。夜中も起きた様子はなく、ちゃんと眠れたみたい。

そして翌朝、これがやっぱりお気に入りの服しか着ないんだなー。実は母が寝てる間にお気に入りの服は洗濯しようと思っていたんだけど(一晩あれば乾く素材だし)、すっかり忘れていた!そして、朝「その服(おそらく)ずっと洗濯してないから」と着替えさせたが、気が付くと元の服に戻っているというイリュージョン!これが何回か続き、もう途中であきらめました。
お気に入りの服は色やデザインもだけど、肘まで隠れる袖丈がどうも安心するらしい。時々お店で母が気に入りそうな服を探してみるものの、これがなかなか見つからない。

美容院でも特に問題なく。トイレに何回も行きたがり、その度にどっちにトイレがあるのかわからなくなったり、トイレの電気つけずに入ってしまったり、ドアを完全に閉めなかったりしたことくらいか。美容師さんが一人でされていて貸し切り状態なので、そういう小ぼけも気にしなくてもいいし、母を連れて来るのも2度目で美容師さんもわかっているので、助かる。しかも、眉毛カットまでしてくれた。ありがとうございます!
髪も10cm近く切り、パーマもかけすっきり。

そして、ファミレスへ。日替わりはハンバーグとコロッケのセット。それでいいと言うので、注文したら、なぜかコロッケとご飯ばかり食べてハンバーグをなかなか食べず。「ご飯残していいからハンバーグ食べて」と言っても食べず、結局3分の2くらい残してた。ま、しょうがないか。

そして、実家へ。
ところが、父が「美容院行ったのか。どこが変わったかわからん」って。「髪10cmくらい切ったし、パーマかけたよ」と言ってもピンと来ない様子。我が夫なら、髪伸びてパーマも取れて幽霊みたいになってたやろ!ぼけたんか!とツッコむところだが、父だとそういうわけにもいかず。いや、ほんとにぼけてんのか。

一方、母は母で自分の髪を触って「髪切った?」とか聞いてくるし(まぁそれは通常運転)「お金払ったっけ?」も聞いてくるので、「払ったよ」と答える。実際払ったのは私だけど、そこをあえて言う必要もないし。

その後も父からは一切話しかけて来ず、でかいテレビの音鳴り響く。あー早く帰りてーと思いつつ、「昨日カラオケ(スナック)行ったの?」と聞くと「あー」えっそれだけか?母が気を利かせて「何か歌ったんですか」と聞いても「あー歌ったけど」という感じ。なんだ、喋りたくないのかと思ったら、しばらくして「食事がな」と。うん?何?一人だと食事が大変…という意味だろうか。私も面倒なのであえて聞かない。今時コンビニやスーパーに行けば何でもあるだろうに。しかも1泊してきただけだよー。母が施設にはいったり、先に逝ったらどうなるんだよ。

でも、まぁ特に父の機嫌も可もなく不可もなく。キレなかっただけ上出来だ。

それにしても去年は大変だったよなーと思い、その頃のブログを読み返していたらほんと大変だった。そして、今年の1月は父に「地獄に落ちろ」とまで言われていた。あぁそうだったなーって、私の記憶力もそんなもんだ。忘れることでなんとかやっていける部分もあるんだろう。

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