Kさんが解放されていった感情ドラマは次の言葉にまとめられると思います。
『「認めて欲しい分かって欲しい」でも満たしてくれないから「腹を立て批判する」』
その原型は、主に幼い頃のお母様との関係の中で創られていったようです。
Kさんのお母様は、働き者で負けず嫌い、そして自分が正しいと思う生き方を貫く気丈さを兼ね備えた方に感じられました。
ただ、Kさんが幼い頃には、頑張って人並みな生活をしていくことを第一にされていたようで、
お母様に、Kさんの心を察しながら、話を聞いたり一緒に喜んだりしようという意識も余裕も少なかったようです。
そしてまた、Kさんのお母様には、自分の夢を諦めた青春時代があるように感じられて、ご自分の痛い心に蓋をするように、
頑張って生活していくこと、ご自分自身がちゃんとしていることに集中していかれたように見受けられました。
人間は、自分の心を感じることが出来る分、子ども(他者)の心を深く繊細に感じることができます。
Kさんが育っていかれた環境で多く与えられたものは、頑張り屋で気丈なお母様からの『ちゃんとすること』の提示と、
出来なかった時の叱責と駄目だしだったようです。
そんな中でKさんは、お母様に対して表現することが出来なかった思いを溜めていかれました。
…お母さんに誉めてもらえると思って頑張ったのに、誉めてもらえなかった虚しさ
…自分は自分なりに考えてやったのに、弁解も聞いてくれない腹立たしさ
…結果は出せなくても、自分なりに一生懸命やったことを認めてくれない悔しさ
……
思いはエネルギーです。
溜まり過ぎると大きな力となって、その人を動かしていくようになります。
分かってもらえなかった思いが大きくなっていくと、認めてもらいたい強い欲求を生み、
自分が正しいと主張させる衝動を生みやすくなります。
認めてもらえなかったり主張を否定されると、相手や対象への激しい批判へと転じていきやすいです。
Kさんという女性は、とてもエネルギッシュな方で、抱えられる思い(エネルギー)自体も大きく、
またお母様に似て一本気で一生懸命な方ですから、その激しい思いを一点に集中していく強い傾向を持たれていました。
この個性性質を抱えたKさんは、激しく揺れ動く心を抱いて、本当に大変だったと思います。
Kさんは、変わられました!
ご主人の会社へ行くようになられた当初は、従業員さんやご主人への激しい批判ばかりでした。
でもKさんは、前向きな意思と毎日の『ありがとう』によって、長年羽織っていた感情ドラマの衣を脱がれて、
心の奥に在った純粋な意思を表現されるようになりました。
『会社の役に立ちたい』
『主人の力になっていきたい』
これがKさんの心の奥にあって、Kさんを支え続けた意思です。
この意思の土壌には、幼い頃に満たすことができなかった『価値ある存在としての自分を感じたい』という欲求も在りましたが、
次第に大きな力を持つようになっていったのはもっと潜在的な部分にあった、
『人間として成長していきたい』『誰かの役に立てる人になっていきたい』という意思だと感じます。
『ありがとう』という新たな展開を開く力を持つ言葉が、Kさんの心を鎮めながら、感情のパターンと距離を空けていってくれました。
そして心は穏やかになり余裕が生まれて、Kさんが魂として持っておられる素晴らしい意思が現れてくるようになったのです。
最近のKさんからのメールです。
毎日会社に行く前に必ず「ありがとうございます」と、心で感じながら口に出して言えるようになりました。
私が穏やかになれば、家庭の中も穏やかになる事を、今本当に実感してます。
主人には感謝の気持ちで一杯です。
会社の人間関係や主人の実家のことや、まだまだだなと自分で感じることもあります。
主人には長い目で見てもらえるように、時間がかかると伝えました。
穏やかな気持ちや、一人の時間は、こんなに心地よいものなんだと感じる今日この頃です。
Kさんには、二人の子どもさんがおられます。
当初は、会社での出来事を家へ持ち帰ることになり、子どもさん達へ優しい心を向ける余裕がないことをよく悔やんでおられました。
そんなKさんですから、子ども達と過ごす時間に自分が穏やかでいれることを、本当に喜んでおられます。
ご自分のお母さんとの関係では、辛い思いをしたことが多かったKさんだからこそ、人一倍子どもさんには心を配られています。
Kさんはいつも、誰もいない家へ帰ってくる子どものためにオヤツを置き、
お腹をすかしている子ども達にすぐに夕食を出せるようにと、夕食の下準備をされてから会社へと出掛けられるそうです。
子ども時代に自分がしてもらえなかったことをする~
見えない世界に様々な感情パターンを創っていく人間にとっては、意思と力が要ることです。
Kさん、本当に素晴らしいです!
*ここに紹介させて頂いている個人的な内容は、ご本人に了解を得て掲載しています。
『「認めて欲しい分かって欲しい」でも満たしてくれないから「腹を立て批判する」』
その原型は、主に幼い頃のお母様との関係の中で創られていったようです。
Kさんのお母様は、働き者で負けず嫌い、そして自分が正しいと思う生き方を貫く気丈さを兼ね備えた方に感じられました。
ただ、Kさんが幼い頃には、頑張って人並みな生活をしていくことを第一にされていたようで、
お母様に、Kさんの心を察しながら、話を聞いたり一緒に喜んだりしようという意識も余裕も少なかったようです。
そしてまた、Kさんのお母様には、自分の夢を諦めた青春時代があるように感じられて、ご自分の痛い心に蓋をするように、
頑張って生活していくこと、ご自分自身がちゃんとしていることに集中していかれたように見受けられました。
人間は、自分の心を感じることが出来る分、子ども(他者)の心を深く繊細に感じることができます。
Kさんが育っていかれた環境で多く与えられたものは、頑張り屋で気丈なお母様からの『ちゃんとすること』の提示と、
出来なかった時の叱責と駄目だしだったようです。
そんな中でKさんは、お母様に対して表現することが出来なかった思いを溜めていかれました。
…お母さんに誉めてもらえると思って頑張ったのに、誉めてもらえなかった虚しさ
…自分は自分なりに考えてやったのに、弁解も聞いてくれない腹立たしさ
…結果は出せなくても、自分なりに一生懸命やったことを認めてくれない悔しさ
……
思いはエネルギーです。
溜まり過ぎると大きな力となって、その人を動かしていくようになります。
分かってもらえなかった思いが大きくなっていくと、認めてもらいたい強い欲求を生み、
自分が正しいと主張させる衝動を生みやすくなります。
認めてもらえなかったり主張を否定されると、相手や対象への激しい批判へと転じていきやすいです。
Kさんという女性は、とてもエネルギッシュな方で、抱えられる思い(エネルギー)自体も大きく、
またお母様に似て一本気で一生懸命な方ですから、その激しい思いを一点に集中していく強い傾向を持たれていました。
この個性性質を抱えたKさんは、激しく揺れ動く心を抱いて、本当に大変だったと思います。
Kさんは、変わられました!
ご主人の会社へ行くようになられた当初は、従業員さんやご主人への激しい批判ばかりでした。
でもKさんは、前向きな意思と毎日の『ありがとう』によって、長年羽織っていた感情ドラマの衣を脱がれて、
心の奥に在った純粋な意思を表現されるようになりました。
『会社の役に立ちたい』
『主人の力になっていきたい』
これがKさんの心の奥にあって、Kさんを支え続けた意思です。
この意思の土壌には、幼い頃に満たすことができなかった『価値ある存在としての自分を感じたい』という欲求も在りましたが、
次第に大きな力を持つようになっていったのはもっと潜在的な部分にあった、
『人間として成長していきたい』『誰かの役に立てる人になっていきたい』という意思だと感じます。
『ありがとう』という新たな展開を開く力を持つ言葉が、Kさんの心を鎮めながら、感情のパターンと距離を空けていってくれました。
そして心は穏やかになり余裕が生まれて、Kさんが魂として持っておられる素晴らしい意思が現れてくるようになったのです。
最近のKさんからのメールです。
毎日会社に行く前に必ず「ありがとうございます」と、心で感じながら口に出して言えるようになりました。
私が穏やかになれば、家庭の中も穏やかになる事を、今本当に実感してます。
主人には感謝の気持ちで一杯です。
会社の人間関係や主人の実家のことや、まだまだだなと自分で感じることもあります。
主人には長い目で見てもらえるように、時間がかかると伝えました。
穏やかな気持ちや、一人の時間は、こんなに心地よいものなんだと感じる今日この頃です。
Kさんには、二人の子どもさんがおられます。
当初は、会社での出来事を家へ持ち帰ることになり、子どもさん達へ優しい心を向ける余裕がないことをよく悔やんでおられました。
そんなKさんですから、子ども達と過ごす時間に自分が穏やかでいれることを、本当に喜んでおられます。
ご自分のお母さんとの関係では、辛い思いをしたことが多かったKさんだからこそ、人一倍子どもさんには心を配られています。
Kさんはいつも、誰もいない家へ帰ってくる子どものためにオヤツを置き、
お腹をすかしている子ども達にすぐに夕食を出せるようにと、夕食の下準備をされてから会社へと出掛けられるそうです。
子ども時代に自分がしてもらえなかったことをする~
見えない世界に様々な感情パターンを創っていく人間にとっては、意思と力が要ることです。
Kさん、本当に素晴らしいです!
*ここに紹介させて頂いている個人的な内容は、ご本人に了解を得て掲載しています。