市民の憩いの場 宮崎県西都市「まちなかギャラリー夢たまご」ブログ

宮崎県西都市小野崎1丁目76番地 電話0983-42-0027 入場無料 月曜休館

花束と幼なじみと…

2012年11月15日 | 日記
梶原弥太郎氏の絵の個展は、
「弥勒先生に勧められて実現した」とのこと。
初日の13日(火)から、たくさんの方がご覧下さっています。
花束も次々に届き、梶原氏の豊かな交友関係を感じました


 「おじいちゃん、おめでとう。がんばったね」とお孫さんひ孫さんからの大きな花束。
来場される方々の笑顔を誘っています。「がんばったね」が、とてもかわいいねと 
絵は「春の尾鈴山」。西都原からの展望です。(100号)




幼なじみ登場(左・梶原氏)。肩を組めば、心はもう少年

お祝いに来られた幼なじみの川野氏。
「子どもの頃は、戦争ごっこなどで遊んだよなァ~。
この人(梶原氏)は頭が良くてね。
その頃は絵は大したことネかったが」…ですと
「それが今ではこげなすごい絵を描くっちゃねぇ」と、
自分の事のように目を細めて…。

「オレたちの頃は必ず大将がいてよ、
遠くへ行くと、その地区の連中とケンカになってな」
それはそれは楽しそうに話して下さいました

そんな子どもの頃遊んだ野山が身と心を育み、
今、自然の中で絵を描くとき、
きっとどこかの木陰や草むらに
あの頃の弥太郎少年がいるのではないでしょうか…

尊敬、敬愛してやまない、お師匠さんの弥勒祐徳氏(右)と。

ギャラリーには、
100号から8号まで42点の油絵が展示してあります。
「座論梅」「初日の出」「奄美の海」「西都原の桜並木」などなど。
初めての個展の絵ををアルバムにして、
孫たちにプレゼントするんだと話していらっしゃいました。

まだご覧になってない方、どうぞお出かけ下さいね









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巨大アート出現!

2012年11月11日 | 日記
11月10日(土)は、
「夢たまご」前の「あいそめ広場」で
「イタリアンフェア」が開かれました。
あいにくの雨になりましたが、
交流のある長崎県は西海市(姉妹都市)などからのお客様を迎え
夕方5時の開催時には、たくさんの市民も集まりました。



1000円で食べられるイタリアンなディナー。
大人気でした。

舌鼓を打つ橋口市議。「うん、おいしいよ」 はァ~嬉しそう。
 

市長やお客様の挨拶の後、除幕式。
巨大アートの出現です
伊東マンショ達、遣欧使節団のローマでの行列の絵。(記録絵を再現)

         説明する制作者の清野憲一氏(西都市美術協会会長)。               立てると本当に大きい
       


絵の依頼を受けた清野氏は、
多忙な中、精力的に制作に取り組んで来られました

パネル14枚が用意された、会い染め広場の一角。
制作初日の10月2日は、すべてのパネルに背景の色を塗る所から始まりました。
この日、お手伝いの方が3名。


いいお天気が続き、乾きも早い
見本となる絵を見ながら、拡大した絵を下書き。
超多忙な清野氏ですが、みんなの期待を一身に背負って
絵筆を走らせます。


ジグソ-パズルのように隣り合う絵と突き合わせながら、
塗り残しなどの検証をします。
「1か所塗り間違うとよ、大変なことになるっちゃが」と。


4日目の10月5日。
早いもう「目」が入り、それらしくなってきましたね


これでパーツが仕上がったようです


10月6日。パズルをはめ込んで完成


写真ではその大きさが伝わらないと思いますが、
ベニヤ板大のパネルが縦2枚、横7枚の広さ
お手伝いの方は延べ18名でした。
お疲れさま~


そしてそして、今宵は「夢たまご ぞろ目ライブ」です。
女性3人ボーカルグループ「AKYシスターズ」の初ライブ
若い女性の歌声を是非お聴き下さい
¥500円
午後6:30から開始です。
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「絵が動く」

2012年11月02日 | 日記
弥勒祐徳作品展「神話と弥勒ワールド」も、
残すところ、あと2日となりました。
3週間の会期中、たくさんの方にご鑑賞いただいています。
ご来場ありがとうございます。

今日は著書のご紹介です。
弥勒祐徳・近著 「絵が動く」 鉱脈社 (¥1800+税)

中央の「画壇」から遙か遠き宮崎の地で、
九三歳の今日まで
ただひたむきに絵とは何かを求め続ける
土俗画家・弥勒祐徳の自伝的エッセイ集。
自然の躍動を、神楽の鼓動を、心の感動を、キャンバスにー。
(帯のことばより)

     

帯の文より~
何を描けばいいのか悩んだ。
何年描いても描いても続けられる絵をみつけなければいけない。
そんな時、平地の学校から僻地の寒川中学校に
教頭として転任することになった。
学校の生徒は十二名たらずで、五百メートルの高地にあった。
自然を見下ろす場所であり、そこでは自然が動いていた。
ここで初めて生きている自然を感じた。
風景が動いていることに気がついた。
生きているのだから生きているように描く。
どうすれば生きた絵が描けるのか。
動いて語りかけてくるものを描く。
それには絵が語り、動くことだ。
ここで出会った夜神楽は、一晩中舞い続ける。
この舞を描き続ければよい。
動くものを描くのは難しい。
それでも描かないと動く絵は描けない。
こうして神楽宿を探して夜神楽を描いた。(本文より)


夢たまごには、他に弥勒氏の著書としては、絵本を含めて7冊あります。
ギャラリーの奥まった所に書籍のコーナーがあり、販売(委託)していますので、
ご来館のときには、是非このコーナーも覗いて下さいね。
宮崎でしか手に入らないような、郷土色豊かな本が揃っていますよ。

彫刻制作中の弥勒氏(西日本新聞社刊「弥勒先生」より)

弥勒氏は、どんなきっかけで木喰上人の彫ったものを描くようになったのか
アムは気になっていました。
「絵が動く」の本の中にありました。
~人物を描きたいとデッサンを始めたが、うまく描けない。
デッサンの勉強をしたくても人がいない。
そこで、中学生のころ学校の帰りに雨宿りに寄っていた国分寺の
「五智(ごち)如来」をモデルがわりに描き始めたのがきっかけ~とのこと。

描いているうちに、木喰仏の魔力に惹かれ
30年間も描き続けます。
木喰仏は、何度描いても同じように描けない。
なぜだろうか…
これはきっと、生きているから同じ顔でも違って見えるのだー
とあります。

あの自由奔放な所が好きになり、無欲・無邪気に生きた
その自由な宗教心にも惹かれた……ともあります。


「小伝 弥勒先生」(井口幸久・著 西日本新聞社 ¥1800+税)の中には
「水上で彫った観音様」というページがあります。
木喰上人が池に丸太を浮かべて、5体の如来坐像を彫ったー
のを再現したというのです。

1992年秋、地元テレビ局の企画。
本当にそんなことが出来るのか…と、
白羽の矢がたった弥勒氏。
かの池はすでに埋め立てられており、
一つ瀬川に丸太をつなぎ、弥勒氏が重さ2トンの楠の木にまたがる…
水を吸った楠はやわらかく、
ノミはやすやすと木肌を削っていった……とあります。


弥勒氏は木喰上人の足跡を追って、スケッチの旅をされたりしています。
その画集も、夢たまごに展示してありますよ。

このごろとみに思います、私。
こうして、夢たまごで拝見する様々な作品。
そこから、作品や作者の背景や歴史、人生などを知るという作業…
いつの間にか私はたくさんの事を学ばせていただいていました。
うれしくて仕方ありません。
この大いなる出会い、ありがとうございます。



次回の展示会のお知らせ

展示会名:伊東マンショ没後400年記念事業

展示期間:11月6日(火)~11月11日(日)

なお、11日(日)は18:30からぞろ目ライブを行います。
お楽しみに。詳細はブログをご覧ください。




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木喰上人(もくじきしょうにん)って?

2012年10月25日 | 日記
現在、夢たまごで開催中の「神話と弥勒ワールド」ですが、
この作品の中に100号サイズの油絵があります。

弥勒ワールドより、日向国分寺「大いちょう」の油絵。(100号)
「上人がここを去るとき、このうつろに自刻像を置き、
再び600年後に現れる、と言い残して去った」


「木喰上人(もくじきしょうにん)」とは誰?
弥勒祐徳氏の絵に出会うまでは、名前すら聞いたことなかった…

甲斐の国(山梨県)生まれ。
14歳で家を出て22歳の時、神奈川県の大山不動で出家。
「遊行僧(ゆうぎょうそう)」として廻国修行のため、全国行脚の旅にでる。
訪れた先々で「木喰仏」を刻む。
61歳~91歳まで制作を続けた。
超簡単に書きましたが、そういう人。


西都市の日向国分寺跡にある、大いちょうの木。
人の世の移ろいを見続けてきましたが、
現在、この木に自刻像はなく、うつろだけがポッカリあいています。
いつの間にか誰かが持ち去ったんでしょうかね…
そろそろ紅葉の季節。



この大いちょうの木の近く「木喰五智館」という建物を見学してきました。
敷地内の国分寺で住職をしていた木喰上人は、寛政九年(1797年)にここを去ります。
その200年後、平成8年(1996年)に、建てられたものです。



中には五人の如来坐像が圧倒的な存在感で鎮座していました。
本当に手作業なのか、木なのかと思うほど、なめらかな線と大きさに、
ホ~ッとしばらく動けませんでした。

左から、宝生如来 薬師如来 大日如来 阿弥陀如来 釈迦如来


そもそも「国分寺」って何かすら知らない歴史音痴のアムでございます。
年表を見ると、すぐに頭痛が…
歴史は年表から入ってはイケナイと思うほど、苦手でして。
でも、ブログの担当上、知らいままという訳にもいかず、行ってみました。


弥勒ワールドより「五智如来」・木版画。(50号くらい)


「日向国分寺」は奈良時代(聖武天皇)
「仏教による国家の鎮護の方針」のもと、
国ごとに建築されたものの一つ。
木喰上人は(僧侶となり)天明八年(1788年)70歳のとき、
日向国分寺に着き、村人に請われて住職を約9年務めます。

その間、寺は火災にて焼失。
木喰上人は、すでに71という年齢でありながら五智如来坐像を彫りはじめたとのこと。
稚児ケ池に、楠の木の丸太を浮かべ、ころがしながら彫ったとあります。

やがて時は流れ、明治元年です。
仏法を「廃仏毀釈(きしゃく)」の「神仏分離令」が出されました。
これによって国々の寺は破壊され、仏像も壊されていきますが、
日向国分寺の五智如来像は民家に移され、難をのがれたとのこと。
その美しさと慈悲のまなざしを今に伝えています。

フ~、今日はここまで。







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秋はまねくよ…

2012年10月21日 | 日記
秋はまねくよ、こだまに乗って…
                                     黄ぃや赤
                                           野山を摘んで 
                                                   窓辺かな (アム) 

弥勒先生のお弟子さんの一人が、
お家のまわりの自然を届けて下さいました。
美味しそうに割れたアケビや山柿、野菊や萩の花などなど…
さっそく籐のかごに入れました。
私ではなく、清野憲一氏がですよ、生けたのは。
この、はみ出して実を置くというコジャレた演出…
ダジャレだけではなかったです、センスの良さは

なお、明日22日の月曜日は開館しています。
引き続き「神話と弥勒ワールド」展を開催中です。


弥勒先生(右)と、先生をアイシテルお弟子さんたち
いつも一緒に絵を描きに出かけます。
昨日20日は、「名誉市民」のお祝いの会が盛大に開かれました。



所で、昨日20日(土)の「さいとマルシェ」は好天に恵まれ、
賑やかに終了しました。
外でのイベントが成功するか否か、お天気が気がかりなのは
主宰する者の宿命でしょうね。
あいそめ広場をクルッとお店が囲み
いつもより、まとまりを感じました。

                                                     ステージでは高校生のダンスも。
     


マンショ窯は150食を用意。
大人気で、スタッフは休憩なしで焼く焼く焼く
ズッキーニなど、旬の野菜をいろいろトッピングして体にい~ぃピザ。
もう、絶品の味でしたね。完売

              これがマンショ窯                     ピザ職人に変身した清野憲一氏。ヨッ日本一
      


さてさて、「さいとマルシェ」第4回はいつになるかお楽しみに
スタッフの皆様、お疲れ様でした

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秋の夜の余韻は…

2012年10月15日 | 日記
第39回夢たまごぞろ目ライブは13日(土)の夜開催いたしました。
鹿児島で大活躍中のSYOUKOさんとそのお仲間が
秋の夜の西都に、爽やかなハーモニーを届けて下さいまして、
50数名のお客様と楽しいひと時を過ごしました



息の合ったボーカルの二人
素敵な笑顔と優しく透き通った歌声が流れます。
左・相良美香さん  右・富永章子さん



お客様が思わず体全体でリズムを刻んでしまう男性陣の名演奏。
左・パーカッション奏者の浜田広介さん  右・ギター奏者の久木田耕三さん



SYOUKOさんオリジナル曲
「オルゴールの夢」や「秋風になりたい」、「ブルーレター」そして「ひとりのドライブ」
などから外国の曲まで18曲も

     


そのスーッと伸びる余韻までが心に響く歌声を、是非また聴かせて下さい。
アンコールは続いていますよ~
たくさんのご来場ありがとうございました





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子どもの訪問者

2012年10月12日 | 日記
文化・芸術・食欲・読書・行楽・スポーツ・物思い…
見たり食べたり走ったり、考え込んだりと、まぁ
秋は人々にとって忙しい季節ですね。
あなたもそうですか?

「秋祭り」展初日(10月9日)
近くの小学校3年生3クラスの生徒さん達が約100人
夢たまごに絵の鑑賞に来られました。(時差で)
社会見学で、商店街やショッピングセンターなどを訪問しているとのこと。



「これは写真ですか?」
「麦の絵じゃないのに『麦』って何ンですか?」
「油絵ってどういうのですか?」
「この花の絵がきれいアイリスってなんですか?
「わあ~、ニガウリ!本物みたい!」
などなど、ノートと鉛筆を持って聞いてきます。
水彩画と油絵の違いや、描き方など、主催者からの丁寧な説明に熱心に耳を傾けています。

私も質問されました。
「あの~、子どもが来てどうですか?」
「もちろん嬉しいですよとっても嬉しい
子どもさんがどんどん来て欲しいです」と答えると、
ホッとした様子でノートに書いていました。
「ただですか?」
「タダですよ
もっと大きい字で「ただ」と書いて。

「月曜日以外は、土曜日曜、祭日も開いているし、
毎週いろんな作品が展示されるから、
お家の人や、お友達とどんどん来てね
「はーい、来ます

早くからいろんな事に興味を持って、
いろんな物に触れて大きくな~れ、西都の宝物
子どもが出入りする「夢たまご」にしなくては…
と思った日でした

なお、「秋祭り」展は明後日14日(日)までです。



次回の展示会のお知らせ

展示会名:「木喰上人と弥勒祐徳ワールド」

展示期間:10月16日(火)~11月4日(日) (3週間です)
       期間中の月曜日は開館しています。

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秋の日、寄り道をして…

2012年09月30日 | 日記
台風は西の都は見逃してくれました。
でも、これから関東地方をターゲットにしているようですね。
どうぞ被害が出ませんように祈ります
このあたりは青空がのぞいてきました。
秋の日曜日です。
お出かけのついでに「夢たまご」に寄り道してみませんか。
素晴らしい「書」の空間が広がっています。
「書槐社」ー陶展ーは
あと1週間、展示は続きます
ので
明日の月曜日も開館していますよ。

様々な素材に様々な技法で書かれた作品と、
自作詩を始め、書かれた文字(言葉)に添えられた
「釈文」・「作者のひとこと」も
読んで楽しいですし、参考になります。
(私アムは書道にも疎く、読めない文字もあり、
懸命に釈文などを読みました。助かります

                                         森 和風氏・作
                                         題名:「いのちあるかぎり」
                                         (牛皮によるシルクスクリーン作品)

作者のひとこと~
この20年程、いろいろの素材を使って
 “シルクスクリーン技法”の作品を制作。
 (金属、プラスチック、絹布、綿布、木材)
  ~世界の中で“書の持つ可能性”を実験中。
   つまり、カリグラフィーアートとして~

この作品は2012.1.26~2.6、
 国立新美術館にて開催された
 「第15回エイズチャリティー美術展」
 “東京国際グランプリ”受賞となり、
 今年9月イタリア・ローマでの世界遺産フォロ・インペリアの
 「館長賞」受賞作。
 重ねて、美術評論家“フランコ・マウリッリ賞”受賞。


                                         山之内穂花・作
                                         題名:西都原記紀の道伝説
                                            「鬼の窟古墳」(自作詩)

釈文~
姫に思いを寄せた鬼が建てた
と伝えられている鬼の窟。
今は花々に囲まれ
訪れる人が絶えない。



西都原の古墳群の中に、
この「鬼の窟(いわや)古墳」があります。
伝説によると~
コノハナサクヤヒメを嫁にと願う鬼が、
姫の父であるオオヤマツミノミコトに頼みます。
娘を鬼の嫁にはしたくない父は、
鬼に無理難題を課しました。
「一夜で岩屋を作り上げたなら、嫁にやろう」と。
力持ちの鬼は、みごとに一夜で作り上げてしまいます。
困った父は、鬼が疲れてウトウトしている間に
岩屋の石を一つ抜き取り、放り投げてしまいます。
やがて目覚めた鬼に、
「岩屋は完成していない」と言い、
コノハナサクヤヒメを嫁がせずにすんだ~
鬼の窟古墳
  


現在も古墳の入り口から玄室までの間の天井に大きな隙間があります。
このような伝説を、「書」で表現された作品ということでしょうか。

会場には、森先生が宮崎大学で書道を教えておられた時の
生徒さん(現在は師範)の作品等も展示してあります。

皆様のお越しをお待ちしております。




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譲れないこだわりにて…

2012年09月22日 | 日記
「こんにちは宮日新聞を見て来ました
と、今日も「夢たまご」は遠方からのお客様です。
「みやこんじょ(都城)からですが」というこの男性。
聞くと、ご本人は割りばしと爪楊枝で
「熊本城」を作ったとのこと。
宮本清彦氏の精密なこだわりの作品は、屋根裏まで手を抜かない…
「んーにゃ こらぁ~見に来てよかったが~」と
何度も感激していらっしゃいました。


        ははぁ、そこがそうなって、ここがこうなっちょるのか~。          出展者の窪田和子氏と宮本清彦氏
        
 

下の写真のような草を刈り、乾かして葉を取り除き
茎だけにして、茅葺き屋根にするそうです。
一つの屋根に大量に使うから、大変な作業ですね。
生涯学習の講座で教えたらどうか、との話もあるとか。
今週は、いつもより男性のお客様が多いですよ。

     


窪田和子氏のパッチワーク作品も、
いたる所にこだわりが見られます。
リュックは見えない内側にも、細かな手作業が施されており、
特にタペストリーはパーツがはずせるように、
素敵なボタンがついています。
バッグの持ち手は水牛の角
とってもおしゃれなデザインですね
パッチワークを始めて、もう20年くらいとのことで、
宮本氏のご夫人も生徒さん。
そういう関係で今回の合同展になったそうです。

     


ミニ水車小屋&パッチワーク展は
明日23日(日)までです。

まだ観ていない方はどうぞお出かけ下さいね。

来週火曜日からは2週間、
「書槐社」書道展が始まります。







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懐かしくて物悲しくて…楽しくて

2012年09月10日 | 日記
9月9日(日)の「夢たまご ぞろ目ライブ」は、
爆笑のうちに無事(?)終わりました。
88名の聴衆と6人の演奏者。
いつものライブと違い、皆さんが最初からリラックス。
私もなんだかワクワク。
今日は「ちんどん隊」の初ライブですから。
あの清野憲一氏が大いに絡んだ楽隊ですから
音楽半分、名物トーク半分
みんな楽しみにしていたと思いますよ



オープニングのトランペットが、
「夕焼け小焼け」をゆったり奏で開幕です
そして、全員で蒲田行進曲を大音量で演奏
これが「チンドン屋さんの音楽?」と思うほどの迫力。


                 右から大太鼓の浜砂氏。
                  ちんどん太鼓の日高氏(弟)
                  トランペットの岩切氏
    

「私たちは、プロのチンドン屋ではありません。
ちんどん隊です。
西都市の商店街を盛り上げるため商店主たちで作った楽隊です。
結成して8年たち、
さまざまなイベントで活動しました。
あちこちの施設などでも演奏しています」と清野氏。


                 右から三線の清野氏(ダジャレも担当)
                  ギターの日高氏(兄)
                  ボンゴの橋口氏(太鼓も)                        歌う清野氏
     
    

今回は17曲をひっさげての初ライブ
アニメソングから沖縄ソング、
とっくに天国へいかれた昭和の歌手たちのヒットソング、
そしてワルツまで、
プログラムを見るだけでもワクワクでした。

「500円も戴くのは申し訳ない、100円位はお返ししたい」
と、休憩時間にはラムネのサービス
よく冷えててオイシイネ~


後半も、期待に答えての演奏とトークに、
会場は盛り上がっていきました

                                 エイサーでも踊りたいね(橋口氏)


チンドン屋さんの後をついて歩いた記憶…
今でも時々見かけますね。
あの小さな傘がやけに印象に残っています。
面白くて、音色はどこか物悲しい…
ピエロに通じるような情感は、なんだか私も同じです。

また、ライブやって下さいね。
お疲れ様でした。






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