市民の憩いの場 宮崎県西都市「まちなかギャラリー夢たまご」ブログ

宮崎県西都市小野崎1丁目76番地 電話0983-42-0027 入場無料 月曜休館

作品と舞で…神楽再現

2014年12月21日 | 展覧会情報
2014年を締めくくるにふさわしい展示会 “Ikuta Graph の世界へようこそ 「神祇降臨する」” には
連日遠方からも沢山の方がおいで下さり、賑わっています。
2週間の会期で、 最終日は28日(日)15:00まで。

20日(土)は、予定どおり午後3時から“尾八重(おはえ)神楽”の舞が奉納されました
会場づくりには手を抜くことなく、ここは尾八重神社の境内かと思う程のおごそかな雰囲気。
夢たまごのスペースの関係で沢山の観覧席を用意できませんでしたが、
約70名が入場。入りきれずに外から窓越しにご覧の方も大勢いらっしゃいました。
中には絵筆を動かしている方も。

尾八重神楽の奉納は33番までありますが、今回はその内の4つ(1番・4番・22番・10番)ほどが舞われました。写真はその1番(清山)の場面。
神楽の最初に必ず舞うもので、一言で言うとお清め・始まりをお知らせなどの意味合いがあると聞きました。
もっと言うと“清め・祓いの舞”。
お祭りをするため、神が降臨される所をきれいな場所にする。
その土地を祭りをする場所として神様からいただく。
この区域の神と人の堺を決めるため…そのような事と、宮司さんが教えて下さいました。

      


      


「西都市 米良(めら)山中 尾八重神楽」 というパンフレットが届きました。

裏に「尾八重神楽ってなに?」とのタイトルでわかりやすい説明がありますので、転記してみます。

~「かぐら」と聞いて皆さんは何を思い浮かべますか?
巫女さんが舞う姿、歌舞伎のような派手な姿でのお芝居、滑稽なお面、太鼓と笛の音、白装束…
古事記やアメノウズメを連想したした人はかなり博学ですね。
実は「神楽」の姿にはこれと決まったものはなく、
全国的に見てその土地や地域によって特色があり、
地元の神様や有名な英雄等が様々な形で登場する芸能の原点とも言える「舞」を示す言葉なのです。

宮崎県には「神楽」が300近くもあり、尾八重神楽はその中でも特に原点を重んじる神楽の一つでもあります。
生活を共にする村人が集い、御神屋を囲んで神様の降臨を祝い、
子孫繁栄と生きる為の祈りを捧げるお祭りの原点があります。
本当の山の中とはこういう所のことを言うのか!と感じる場所に
尾八重神社は893年の歴史を持って存在していますが、
現在住民は30余名を数えるのみで、神楽の継承はおろか、
村の存続そのものが危ぶまれる事態に直面しています。
しかし毎年神楽33番を奉納する事で、他地域からのお客様も迎え、
徐々にお祭りは盛んになって来ています。
一晩中続く祭りで宿もない環境ですが、おもてなしの心と山のごちそうは沢山あるので、
もしよろしければ一度お運びいただけると幸いです。
神楽奉納日時 毎年11月第4土曜日から日曜日(尾八重神社秋の例大祭) ~

もう一つ、西都市の銀境(しろみ)神楽は、毎年12月14日~15日に行われ、
33番が舞われています。

来年こそは現地で鑑賞しようと思った次第です 

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Ikuta Graph の世界へようこそ 「神祇降臨する」

2014年12月18日 | 展覧会情報
大寒波が日本列島を襲っています。
南国宮崎にも降りました。でも積雪1センチで騒いではいけませんね。
どうぞ被害が出ませんように祈ります。
でも、南国とはいえこの季節の夜中は冷えます。
山奥にある尾八重(おはえ)神社の神楽も、銀鏡(しろみ)神社の神楽も見に行きたい…
でもその季節が来ると零下の中での鑑賞に尻込みしてしまいます

そんな神楽の季節にタイムリーな展示会のご案内です。

Ikuta Graph の世界へようこそ
 「神祇降臨する」 第2回作品展


展示期間 : 12月16日(火)~12月28日(日)
開館時間 : 10:00~18:00  ※2週間ですので22日(月)も開館致します 


 看板と会場風景(右から生田浩さん・尾八重神社宮司の中武貞夫さん・神楽舞い手の元水均さん・神楽の絵を描く浜砂保子さん)

      

写真家である生田 浩さんは神戸出身。1965年生まれ。
今回は「Ikuta Graph(イクタ グラフ)」による神楽の作品展です。
生田さんはおっしゃっています。
「今回は神楽のみの展示ですが、作品がおもしろいので来てくださいね」。
小学2年生で初めてカメラを持ってから42年、本格的に初めて35年くらいとのこと。
宮崎の面師・本井繁意さんの写真集の撮影も手がけた方です


 西都市の神楽(尾八重・銀鏡)で舞い手が着ける装束やお面などが、
ドラマチックに展示されています。


会期中の20日(土)午後3:00~
この会場にて「尾八重神楽」の奉納があります。(無料)

実際に神楽の舞を見たことのない人(私もそう)、必見です

 生田浩さんの作品 (計28点)

写した写真を加工して和紙に再現してあります。しかもシワシワの和紙なのです。。
近づいて見ると不思議…写真ではないな~…絵でもない?細いペンなどで描いたような部分と、何だか貼り絵のように見える部分もあるし…
初めて見たし、初めての雰囲気。生田さんのお話にすごい技術を感じました。
とにかく皆様、こちらも必見ですそして魅力的で気さくな生田浩さんと話して下さい。


続きのブログをまたアップいたします。
お誘い合わせておいで下さい。
お待ちしております




次回の展示会のお知らせ

展示会名 : ハーレー・ダビットソン展
展示期間 : 1月6日(火)~1月11日(日)


一年間おいでいただきまして ありがとうございました。来年も どうぞよろしくお願い申し上げます
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手づくりニット展

2014年12月10日 | 展覧会情報
朝7:45、家の前を近くの分校へ通う小学生7人が、いつものように集団登校で通ります。
真っ白な霜景色の道を、負けず真っ白な息を吐きながら元気な話し声を響かせて。
先週は生徒が育てているもち米で餅つきをしましたと、おすそ分けをごちそうになりました。
一足早くお正月が来た気分子ども達は貴重な体験学習をしているんですね。

さて、今週の展示会のご案内です。
寒い冬を暖かくしてくれる“毛糸”がモチーフの展示会がスタートしました


手づくりニット展

展示期間 : 12月9日(火)~12月14日(日) 
開館時間 : 10:00~17:00 (最終日は16:00まで)



                                   看板                                        会場風景                       小さな小さな卓上ツリーも毛糸で
            

編み物の先生方の魔法の手でセーターやカーディガン、帽子、マフラーなどなど、いろいろな物になりました。

出品者のご紹介

 冨田ミチ子 ・ 筒井咲子 ・ 児玉カズ子 ・ 牛込治子 ・ 花岡昭子  以上の先生方です。


冨田ミチ子・作 
ワンピースとしてもパンツと組み合わせてもイケル。

 

今回の展示会の取りまとめをされたのが冨田美智子先生
現在、日本編物文化協会宮崎県代表としても大活躍されています。

 児玉カズ子・作

長~いので体をスッポリ覆ってくれて、しかもすごく軽い
“かのこ編み”にふんわり感が。


ご案内の言葉より~

県内で活躍する先生方の作品を一堂に集め展示致します。
小物からウエアーまで多数品揃えしておりますので、
この機会に是非ご覧下さい。


 筒井咲子・作

様々な種類の毛糸を使って、とっても凝った作品。ベストのようで実は首にかけているだけ。
毛糸を圧縮して付けた模様(アップリケ?)まで。首元あったか~。


(左)牛込治子・作              (右)花岡昭子・作
      
それぞれの個性・好みを生かした作品が勢揃いです。
「さすが先生の編んだもの。編み目が揃って美しいですね~」との感想も聞かれました
最近の毛糸の種類の豊富さには驚きます。軽くてあったかいものが多くて。
先生方も新作が出たら研究されるそうですよ。


 「生活文化情報誌パームス」に展示会の紹介記事が掲載されました。  
      

先だっては、南宮崎の宮交シティにて県内全域の先生方の展示会があり、
大好評だったと聞きました。
また今回は、会場で編み物(小物)無料体験ができるコ-ナーも。
編物が苦手な方にも、初めての方にもていねいに教えて下さいます。
私も“エコたわし”に挑戦しました。もう、自宅の台所でずぶ濡れになっています

皆様、どうぞお誘い合わせてお出かけ下さい。お待ちしております
ご購入もできるそうなので、ご相談なさって下さい。




次回の展示会のお知らせ

展示会名 : Ikuta Graph の世界へようこそ 「神祇降臨する」 第2回作品展
展示期間 : 12月16日(火)~12月28日(日) (2週間です)
※ なお、翌29日~1月5日まで休館致します。
  1月6日(火)から新年の展示会がスタート致します。
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第3回 税田啓一郎 絵画作品展

2014年12月03日 | 展覧会情報
今朝の西都市では霜が見られました。たぶん初霜。
家々の庭に、皇帝ダリアや皇帝ひまわりの花が大きく大きく咲いています。
花屋の店先ではポインセチアや葉牡丹が年の瀬を感じさせています。
もう新しいカレンダーを用意されましたでしょうか?
今週の夢たまごのご案内です


第3回 税田啓一郎 絵画作品展

展示期間 : 12月2日(火)~12月7日(日)
開館時間 : 10:00~17:00 (最終日は16:30まで)


 看板と会場風景
     


 「牛小屋で生まれる」 (油彩)

 税田さんは昨年“2人展”をなさいましたので、個展は2年ぶりです。
今回は油彩画・水彩画・パステル画・デッサンで、
人物(含・裸婦)や、港・池・西都原などの風景10号~30号まで計22点を展示。

税田啓一郎さんのプロフィール

日向学院高校時代、美術部で初めて油絵を描き、
大学時代は美術サークルで腕を磨き、学生美術展などに出品。
1988年からは「宮崎県平和美術展」に、ほぼ例年参加。
2010年からは九大美術会展(福岡市)にも参加。
現在の所属団体は
  油絵グループ「一の会」
  水彩グループ「絆」
  「九大美術会」
  「人物を描く会」
  「宮崎県平和美術展実行委員会」
  「西都市美術協会」



 「漁船Ⅰ」 (油彩)

税田さんは港の風景も沢山描いていらっしゃいます。
聞きますと、「港に停泊する船…特に漁船に魅力を感じますね。
豪華客船ではなく、たくましく海に生きる人々の手垢のついた漁船が好きで、
宮崎県内の港は殆ど網羅。時には鹿児島の鹿屋あたりまで出かけますよ」と、にこやかに話して下さいました。



 「湖水(こみず)ケ池」 (油彩)

隣の新富町にある池。初日、ギャラリーに来られた常連の方のお話。
「僕の家はこの絵のすぐ左にあるんです。だから、この池は僕の庭のようなもの」。
蓮の花は咲くと3~4日で終わり、7月には種が出来始めるとか。
この種を採って、煎ったり煮たりして食べることもあるそうです。。
また、この池では“じゅんさい”も採れるそうで、「昔、おばあさんが腰巻きの裾をからげて採って来て、
味噌汁の具にしてたなあぁ」…そして話は蓮根の掘り方から、蓮が植えられた話へと発展して行きました。
300年ほど前、高鍋藩主・秋月種茂が、貧しい財政を立て直すため、
地元民に栽培させたのが始まりとか。



 「おしとやか」(デッサン)             税田さん(左)とお友達
      

税田さんのご夫人も仲良く絵を描いていらっしゃるそうですよ いいですね~
皆様、どうぞお誘い合わせて“夢たまご”へお越し下さい





次回の展示会のお知らせ

展示会名 : 手づくりニット展
展示期間 : 12月9日(火)~12月14日(日)


※なお、会期中の12月6日(土) 18:30~
  展示会主催者のご厚意により、この会場にて 「第9回 一夜の歌声喫茶」を開催いたします。
  参加費 前売¥450  当日¥500
  チケットは夢たまごにもあります。
  お問合せ : 080-5065-5932 (西都市レクリエーション協会 事務局・松下)





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