市民の憩いの場 宮崎県西都市「まちなかギャラリー夢たまご」ブログ

宮崎県西都市小野崎1丁目76番地 電話0983-42-0027 入場無料 月曜休館

瑞鵬書道会展

2013年05月21日 | 展覧会情報
ホタルの数も夜ごとに増えて、
昨夜は伸ばした掌に、しばらく留まってくれて、
幼かった頃のホタル狩りを思い出しました。
道路沿いの花壇にはガザニアが咲き誇っています。
今週の夢たまごは「書」の世界に変わりました。
西都市でも歴史ある会の、師範の方々の作品展です。

第23回瑞鵬書道会展 並びに
    佐藤瑞石・県文化功労賞受賞記念展


展示期間:5月21日(火)~5月26日(日)
開館時間:10時~17時 (最終日は16時まで)


        瑞石先生(前)とお弟子さん(師範)
     

「瑞鵬書道会」は毎年作品展を開いていますが、
今回は大変おめでたい展示会となりました。
西都市書道協会会長でもあります佐藤瑞石先生が、
昨年12月、「県文化功労賞」を受賞されたのです
県内で4人の受賞だったとのこと。
本当に永~いこと日本の芸術文化の継承と発展に尽くしてこられた方。
おめでとうございます

佐藤瑞石・作

釈文にこう書いてあります~
「悦楽」とは「よろこび」とか「遊び楽しむ」だけではなく、
苦しい修行の結果、身も心も解き放たれた喜びを「悦楽」といいます。
一生懸命努力した結果。
 
今回の出展者:講師・佐藤瑞石 
         師範・樫尾清風 蒲牟田玄邑 倉永栄鳳 滝本芳舟 橋口玉舟 
            日高修風 宮越恵風 横田玉蘭 久嶋雅風 稲田香苑 の各氏


皆さん師範であり、掛け軸・色紙・篆刻・短冊など、それはそれは素晴らしい書作品が
55点、他に瑞石先生の色紙も多数展示してあります。

初日の今日は、宮崎日日新聞の取材があり、
また、西都市長さんもご鑑賞になって行かれました

左が宮越恵風・作 右が日高修風・作

赤と黒の背景に鮮やかな文字。目をひかれました
大きな掛け軸です。

出展者のご挨拶文より

本日は、わざわざ瑞鵬書道展にお出で戴き、誠に有難うございます。
会員一同まだまだ勉強不足ですが、
1年間の懸命な努力の作品を発表いたしました。
どうか、ご批正ご教示いただければ幸いです。私(瑞石)こと
近況と雑感を述べてみたいと思います。

先日、宮日新聞の「歌の窓」蘭の永田和宏氏の歌に、
「あっと言ふ間に過ぎた時間と人は言ふ
それより短いこれからの時間」。正に私も実感しております。
小生85才になりました。
先の太平洋戦争において、満18歳で「特攻隊員」として
一度は死を決意しましたが、終戦により命を拾い
今日まで生きてきました。
書道歴55年、これからの残り少ない人生を
芸術文化発展のため努力し、
地域社会への恩返しを致したいと考えております。
私の拙い作品ですが、チャリティ展として販売し、
その益金の一部を東日本大震災復興のため寄付いたします。
また、期間中にご来館者の中から希望に方に
抽選で小生の色紙を揮毫贈呈いたします。
                      敬白
                佐藤瑞石


そして今日、早くも抽選に当たったクジ運のいい人は
宮日新聞の記者さんでした


横田玉蘭・作

釈文を読みますと…
~去る日は淋しく 来る日も亦淋し
よしや哀燐に湧きたつ若者の胸は曇る遍からず~と。
極細の筆による美しい曲線の書に「ほ~っ」とため息です。
各作品に「釈文」がつけてあり、
それを読むことが楽しく、心に残る文がたくさんあります

皆様、どうぞ夢たまごにお出かけ下さいね




次回の展示会のお知らせ

展示会名:写真五人展

展示期間:5月28日(火)~6月2日(日)


※なお、6月1日(土)は18:30より
 「ぞろ目ライブ」を行います。
 詳細は近日お知らせ致します。
 
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「アートクラブ西都」作品展 | トップ | 第47回「ぞろ目ライブ」の... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

展覧会情報」カテゴリの最新記事