今は亡きバリトン歌手ヘルマン・プライの歌った「Marmotte」が心に残っている。
時々思い出しては,また聴く。
詩がゲーテ,曲はベートーヴェンという「最強コンビ」だ。
淡々としてうら悲しい曲にプライの飾りのない美声が乗っている。
緻密に歌うタイプではないのだが,ちょうど味が出ている演奏だ。
"Avec que ~"と何度も歌っているが,"que"の母音の発音がほぼ全て違う。
たぶん計算していないと思が,日本人の私にはニュアンスがさっぱりだ。
それでもこの演奏が良い。
(追記)
"Avec ~"も含め,原詩は部分的に"Marmotte"なども仏語なのだが,日本には蘭語の訛りで「"Marmotte"=モルモット」として定着したらしい。
現在のモルモットはネズミ,本来のマーモット(orマルモット)はリス系でウサギ大の動物。
冬眠するのだが,小さいうちに芸を仕込むとよく覚え,昔は旅する大道芸人の少年たちが多く飼っていたこともあり,ゲーテの書いたものは動物が主体でなく「マーモット使いの少年」のことだったものだそうな。
そういうことから,一部に「旅人の歌」などの訳がされているそうだ。
それはそれとして,この名曲,近々合唱に編曲してみたい気もするが,どうしようか...
時々思い出しては,また聴く。
詩がゲーテ,曲はベートーヴェンという「最強コンビ」だ。
淡々としてうら悲しい曲にプライの飾りのない美声が乗っている。
緻密に歌うタイプではないのだが,ちょうど味が出ている演奏だ。
"Avec que ~"と何度も歌っているが,"que"の母音の発音がほぼ全て違う。
たぶん計算していないと思が,日本人の私にはニュアンスがさっぱりだ。
それでもこの演奏が良い。
(追記)
"Avec ~"も含め,原詩は部分的に"Marmotte"なども仏語なのだが,日本には蘭語の訛りで「"Marmotte"=モルモット」として定着したらしい。
現在のモルモットはネズミ,本来のマーモット(orマルモット)はリス系でウサギ大の動物。
冬眠するのだが,小さいうちに芸を仕込むとよく覚え,昔は旅する大道芸人の少年たちが多く飼っていたこともあり,ゲーテの書いたものは動物が主体でなく「マーモット使いの少年」のことだったものだそうな。
そういうことから,一部に「旅人の歌」などの訳がされているそうだ。
それはそれとして,この名曲,近々合唱に編曲してみたい気もするが,どうしようか...