アカペラな日々 - "Sakata Coro a Cappella" Since April 9, 2009

合唱団"Sakata Coro a Cappella"で指揮の傍ら作曲・編曲,たまに歌に励むOyaji。の活動&日常

遊佐混声合唱団 第33回定期演奏会

2008年12月14日 | 音楽系(合唱,作曲・編曲など)
こんなタイミングでは,告知にも何にもならないが,明日は遊佐混声合唱団の定期演奏会がある(と書いているうちに「今日」になってしまった)

私が出演することについては,医者とも相談したが「良いのではないか」とのことでもあり,15年来のステージに立つこととした。
もちろん,リハビリの一環でもあるので,誤解されないために上司にも報告してはいるが「人前で歌えるのに会社に行けない」ってことを理解できる人間は少ないであろう。
自由意志のない環境から社会人を始めて,五十にもなって先の人生を厭い,仕事も余暇も,訳がわからなくなる人間もいるのだ。

さて,演奏会の話。
よくある3部構成だが,詳細は画像をポチッとクリックしてほしい(手ヌキ)

普通ならメインとなりそうな,まど・みちお・木下牧子の「うたよ!」を第1部で歌う。
まど氏は齢百にもなるらしく(私の2倍だ!)まだまだお元気らしい。
団の皆さん(特に女性)は,とてもわかりやすい詩を褒める。
が,超・理系の私には,やや分かりやすすぎて..チョト表現しにくい。
易いのが安くも感じられたりするのだ。

木下牧子は芸大作曲科首席卒業との情報どおり,非常に計算高い,しかも大編成を意識しているらしい曲作りで「技術」やら「流行」とかを求める技巧派の団体には好かれるのだろうか。

楽譜の色々な音符の使い方や指示やらに「こう歌いなさい」という所が満載で,もっと演奏側の自由裁量に委ねても良いのでは?という感じだ。
そういう部分では木下の芸大の大先輩である高田三郎とスタイルが似ていなくもないが,日本語のイントネーションにメロディが乗っている,という単純な点で,私は高田の方が好きだ(というか大好きかも)

ただ,個人的には「群を抜いて好き」な部類の「方舟」(曲集名も同じ)は,5拍子であって5拍子らしからぬ仕上がりが胸を打つ。

他の曲は...
というより,この演奏会で最も気に入っている曲は,Javier BustoのSalve Reginaだ。
「当代随一」と冠をつけて良いくらいの作曲家だが,自作自演のCDでの透明感は素晴らしかった。

あ,失礼...
この曲は女声用で,SSAAAの最大で五部合唱。もちろんOyaji。の私は歌わない。
常に隣のパートと「長2度」とかで歌うこととなるため「他人に釣られる」レベルの合唱では太刀打ちできない。

そんな曲に我が方の女声が果敢に?挑戦しているが,ちょっとビブラートとかポルタメントとか,アタック,アルト系の地声などが入ったりしただけでブチ壊しなので,かなり苦労されている。
(フツーの,お色気のある年代の,濃厚なオネエさま方には難曲だと思う)

そんなことよりも,自分としては,演奏会のスケジュールを乗り切ることのほうが問題だ。
なにせ約1年間,寝たり起きたりを繰り返してブヨブヨになった体で,今日のリハーサルに始まり,明日の午前からゲネプロ,昼をはさんで午後には本番,さらには打ち上げまであるのだから(早く寝ろ!)

今から全日程を考えると「うつ病」が悪化するので,とりあえず「歌い切る」ってことを目標にしたい。

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