SAKURA ふるきよきうつくしきもの 

包む 結ぶ 遊ぶ いにしえに学ぶ

キャンデーボックス

2009-06-11 00:00:00 | 






腐草蛍となる 候となりました

植木屋さんが入って木々がさっぱりと涼しげになりました。
裏手にあった枇杷の木は誰も見ないと思ったのかバッサリ切られて実が無くなってしまいました。可愛い黄色の実を密かに愛でていましたのにがっかりです。

さて6月は嘉祥の日に因んで金平糖など入れるキャンデーボックスを折ってみました。(嘉祥については嘉祥香など毎年触れていますので省略します)
後ろのお染め柄の箱はサイコロを作るように6面体にカットして作りました、リボンのように左右をひっかっけて留めるようになっています。
ピンクと紫の箱はたとうのように畳まれて留まっています。ちょっと紫陽花の花のようにも見えますね。折っただけでこうした立体が出来るのが折り紙の面白いところです。
今月は折って作る箱をいろいろ作ってみたいと思います。

追記
「知恵袋」の拍手にコメントが入っていました。この知恵袋は先人の知恵で閉め紐と開け紐があってそれを引くと開けたり閉めたりできる袋で私の勝手な命名でした。この『閉め紐と開け紐』の作り方を知りたい旨のコメントでしたが拍手へのコメントはお返事が送れません。この投稿をなさった方はメッセージボックスへお知らせ下さればお返事が送信出来ますのでお知らせ下さいませ。

13日記
昨日拍手へコメントを入れて下さった方へのご返事です。
SAKURAを見て尼門跡の世界へいらっしゃったとか~ お香がお好きなようですね。
コメントの投稿は上手くいかない時もありますのでとりあえずメッセジボックスへお入れ下さいませ。非公開で私のところへ届き返信が出来ます。いつもご覧頂きありがとうございます。


菱形のポチ袋

2009-03-30 06:06:00 | 







雷声を出す候となりました。 

このところの花冷えで庭の桜もまだ一分咲きです。
先日鶯の初音を聞きました。寒の戻りが続いたせいか昨年より20日近くも遅く今年は訪れないのかと淋しく思っていたところでした。初音を聞かないとどうも落ち着きません。

今月はこんな菱形のポチ袋を作ってみましょう。貝の文香を挟みましたがこんなものを入れたり初節句のお赤飯の胡麻塩入れや、小さく折って香りを入れると文香としても使えます。
ちょっと厚みが出るのでお雛さまやお道具のお座布団として使ってみたりいろいろと工夫してお使い下さい。
上の赤い方の蓋の部分を折り込むと下の桜の模様の菱形になります。

作り方は掲示板に大きくなる写真と共に載せておきます。
ご覧のように長い紙で分度器も使わず折りたたむだけで折れるのです。
前回お話した雛のお包みは蓋の部分で熨斗を折ったものです。この菱形のドル入れはまだ見かけませんから私のオリジナルと言ってもいいと思います。



桃の花包

2009-03-05 23:51:13 | 









啓蟄となり巣籠もりの虫戸を開く候となりました

3月に入り寒い日が続きます。
昨年は5日に初音を聞きましたが今年は鶯も震えていることでしょう。

桃の花包を折りました。数年前も掲載しましたが今回は赤奉書で華やかにしてみました。雛の節句にはやはり赤が似合うようです。
折りが多くてなんだか手こずりました。

3月にはこんな呼び方があります。

季春 桜月 称月(しょうげつ)  禊月(けんげつ) 蚕月(さんげつ)  桃月(とうげつ) 花月、嘉月(かげつ) 花見月  春惜月  夢見月  姑洗(こせん) 暮春  華節  晩春



雛あられのお包み

2009-02-28 00:11:55 | 






草木萌え動く候となりました

春を前にして冷たい雨の日が続きます。
昨日東京は雪になりましたが母の葬儀の折りもそうでした。昨日が母の命日です。

こんなに寒いとお雛様もかわいそうですが雛祭りのあられを包む折り方の紹介です。お土産用にも、ちょっとした小さなもののプレゼントにもいいと思います。
この写真は依然香袋として載せましたのでほのかに香りがしています。こんな風に雛に見立てて和のコーナーに飾ってみては如何でしょう。

 折り方は掲示板の方へクリックで拡大する画像とともに載せておきますね。


お包

2008-11-27 23:54:04 | 








北風木の葉を払う候となりました

庭のもみじも紅葉してきました。毎年五色に染まるもみじですが今年はどんな染め模様になるのか寒くなるのもちょっと楽しみです。

こんなお年玉袋を折ってみました。
左のお包みは古典的な鶴のお包みですが右のお包みはお香の総包を長くしてみました。これは本来金封の包ではありませんがそれを心得て応用してもいいのではないでしょうか。簡単なお包みなのにしっかりととまってよろしいかと思います。

折り方                  
掲示板の方に大きい画像と簡単な説明をつけておきますのでお試し下さいませ。
この千代紙は丹青堂さんから頂きました)